2011年5月3日(火)付


美麻市スタート 住民交流の拠点に
大町市美麻の「美し村開拓協議会(会長=合津富吉地域づくり会議会長)」は1日、新年度初めての第10回「美麻市(いち)」を道の駅ぽかぽかランド美遊で開いた。スタートして1年の節目を越え、訪れた人々と地域住民の交流の場として、にぎわいを見せた。
オープニングでは子どもたちによる源流美麻太鼓が演奏。「勇み駒」「飛龍三段返し」などを披露した。会場ではさまざまな農産物や出店が並び、支所職員による義援金バザーも好評だった。売上は市を通じて被災地に送られる。
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5月の一覧
新たな魅力探訪 塩の道祭りプレイベント 小谷村
 いにしえの歴史をたどる「塩の道祭り」に合わせ、小谷村観光連盟は1、2の両日、前夜祭企画の「塩の道祭りプレイベント」を開いた。祭りでは歩かない同村北部の「塩の道」を歩く催しと、携帯用の明かり「ことぼし」を持って夜の「塩の道」を歩く「ナイトウオーク」イベントなどで、新たな「塩の道」の魅力にふれた。
 1日の「薙鎌(なぎがま)千国古道を歩く」では、7年に1度開催される諏訪大社御柱祭の前年に行われる「式年薙鎌打神事」にゆかりの深い道を歩いた。県の天然記念物に指定されている石原白山社の大杉などを見学しながら、中谷大宮諏訪神社に至る山道を歩き、古代のロマンに思いをはせた。
淡い色彩温かみ 福本さん一家版画展 御宿かじか
 大町市平高瀬渓谷葛温泉の「御宿かじか」ミニギャラリーで「安曇野で刷るシルクスクリーン版画『SKY版画工房展』」が開かれている。
同工房(松川村東松川)のシルクスクリーン版画家・福本吉秀さんと妻の伊藤陽さん、娘のイラストレーターmarieさんの、家族3人の作品約20点が展示されている。
福本さんの水彩画を思わせる風景画は、淡い色彩でシルクスクリーンならではのグラデーションが特徴。今夏に公開予定の映画「神様のカルテ」に小道具として貸し出した作品「有明薫風」も展示した。
県宝・毘沙門天を展示 盗難被害後返還 3日から 池田町
池田町教育委員会は5月3日から15日まで、盗難被害に遭った町の県宝・木造毘沙門天(びしゃもんてん)立像を、北アルプス展望美術館(町立美術館)で展示する。無事に帰還したことを町民に報告し、地域の文化財の大切さを間近に体感してもらおうという試みだ。
仏像は平安時代後期ころの作とみられ、両足で天邪鬼(あまのじゃく)を踏みつける姿が彫られた高さ111a。2月10日に、広津栂ノ尾地区の仏堂内からなくなっているのを付近の住民が発見、警察に届け出た。同月内に発見され、管理する地元住民たちに返還された。
展示は入場無料(常設展、企画展は要入館料)。8日午後2時からは、東日本大震災の復興を願い、津軽三味線奏者・黒澤博幸氏の演奏や、地歌舞古澤流家元・古澤侑峯氏の奉納舞を披露する。
新鮮野菜に行列 大町市 まごころ市場開店
 大町市十日町(大町消防署西側)の農産物直売所「まごころ市場」(宮田昇会長)は1日、本年度の営業を始めた。りんごジュースや地元の新鮮な野菜を買い求める人で店内に行列ができた。
市内りんご農家はオープン日に合わせりんごジュースを通常より安く販売。長ネギやりんご、アスパラガス、ほうれん草のほか、例年より遅れ気味のコゴミやウドなど地元ならではの新鮮な山菜などが並んだ。
大町の58農家が旬の野菜や果物、米、花などさまざまな農産物を出品している。同店は「ことしも季節の新鮮な産物を手ごろな値段で販売します。気軽にお立ち寄りください」と話している。