青鬼棚田せぎ普請住民とボランティア 白馬村
 日本の棚田百選として知られる白馬村青鬼(あおに)地区で4月29日、地区住民とボランティアによる棚田のせぎ普請が行われ、一丸となって作業に汗を流した。
 同地区は長い歴史を持つ農村集落。江戸時代から明治にかけて建てられた伝統的な家屋が現存し、国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に指定されている。集落の東側に80余枚の棚田が広がっており、江戸時代に先人が地域の農業振興に多年をかけて苦労の末造成した青鬼せぎが、現在も稲作に利用され、村の特産品の紫米の生産を一手に引き受けている。
地域文化と自然満喫 塩の道まつり 大町で最終日
 北アルプス山麓の古道を歩く、第32回「塩の道まつり」は5日、大町市で最終日を迎えた。県内外から参加した家族連れなど約600人が、地域の文化や自然とふれあいながら、大町の魅力を満喫していた。
 コースは仁科神明宮を出発し塩の道博物館までの史跡を巡る「山麓道中」10`と、三十三番観音を出発し仁科三湖の湖畔を歩く「湖畔道中」11`の2コース。行商人や山伏など、昔の旅姿に身を包んだ地元住民らも参加し、道中を盛り上げた。
春祭り温かもてなし 中谷郷おらが里開館 小谷村
 冬季閉館していた小谷村中土の農林業体験施設「中谷郷おらが里」(山本国弥代表)が4月30日に開館した。同村のグリーンシーズンの幕開けを祝う最初のイベント「第11回春祭り」が開かれ、県内外から多数が参加して、住民の温かなもてなしで交流を深めた。
 地元の女性らが山からの春の恵みで料理をこしらえ、来場者をもてなした。山菜の天ぷらやみそ汁、地域の伝統食などがずらりと並び、小谷の食の豊かさと、真心こもった手作り料理を囲んで和やかに親睦を深めた。津軽三味線の篠原竹吟一座と、同村の踊りグループ「幸泉会」メンバー、地元の女性らの歌や演奏などのアトラクションも盛り上げに一役買い、訪れた人を楽しませた。
すずむし保護条例生かし 松川村観光協が総会
 松川村観光協会(会長=平林明人村長)は2日、通常総会を村役場で開いた。観光関係者約40人が出席。昨年村が制定した「すずむし保護条例」や、安曇野を舞台にしたテレビドラマを観光PRに生かした、事業計画を決めた。
 7月には旅行会社と提携し、新たなウオーキングイベントを実施する。1000人規模の参加者を見込み、ちひろ美術館や舟方遊歩道などをめぐる。村内の観光名所と自然を満喫できるようコースを設定した。地元民話の語りや農産物の販売なども行い、松川の魅力をアピールする。
食と味通し大北PR 北ア山ろく春物産展松本で 8日まで
 大北地区農業振興推進協議会(宮澤敏文会長)、北アルプス山麓農畜産物ブランド運営委員会、同認定事業者協議会は6日から8日まで、「北アルプス山麓春の味物産展」を松本市のJR松本駅ビルMIDORI松本店1階の信州アルプス市場で開いている。訪れた観光客に生産者らが販売し、季節の食と味を通して大北をPRする。
 首都圏・中京・関西から訪れる観光客にとって、大北地域の玄関口となる松本駅で、春の特産品を生産者らが販売し、大北地域のアピールにつなげようと初めての試み。これまでに北ア山麓ブランドの物産展は2回行われたが、今回からさらにすそ野を広げた。今後は夏にもさらに観光色を強めた物産展の開催を計画している。

2011年5月7日(土)付


小宮山主将八坂で交流  フットサル日本代表チーム
 フットサル日本代表チームでキャプテンを務める小宮山友祐選手は4月30、1の両日、大町市八坂を訪れ、地元住民によるフットサルチーム「Yaさっかー」(吉田敏之代表)と八坂サッカー少年団の子どもたちと交流し、夢を持ちかなえる大切さを伝えた。
 30日は八坂農業者トレーニングセンターで、フットサルの講習会と講演を実施。小宮山選手は子どもたちやフットサルチームのメンバーら約20人とゲームや実技でプレーし、交流した。プレーを終えた小宮山選手は「吉田さんの『子どもも大人も楽しめる時間を共有したい』というチームの目的を感じました。フットサルは楽しくあるもの。僕もすごく楽しく、1時間があっという間でした」と話した。
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