2011年5月8日(日)付


霊松寺 春の内部拝観 大町 観光ボランティアが案内
 大町市の曹洞宗大洞山霊松寺(伊東泰顕住職)で春の内部拝観と観光ボランティアによる観光案内が、22日まで行われている。春と秋の内部拝観でしか目にすることのできない、本堂内の本尊や有名な天井絵「鳴き龍」、木造建築造りの建物など観光ボランティアの案内で観光客らが霊松寺の文化にふれている。
境内では、県宝に指定されている松川村から移築されたという山門が出迎える。本堂に入り、見上げる天井には手をたたくと「龍が鳴いている声」が聞こえるという「鳴き龍」が姿を現す。廃仏毀釈に抵抗するためにつくられた庫裏(くり)内の隠し部屋や仏像の云われなどについて説明が受けられる。陽気も春らしく温かくなりはじめ、毎日県内外から多くの観光客が訪れている。
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5月の一覧
園外保育で桜花見 小谷保育園児 島温泉訪れ
 小谷村の小谷保育園(山田圭佐美園長)年長・年中児38人は2日、園外保育で同村北小谷の島温泉を訪れ、今が見ごろの桜の花見を楽しんだ。
桜の名所として知られる島温泉の桜は八分咲きで、花は見ごろ。園児は一帯がピンク色に染まった美しい桜並木のトンネルに歓声を上げて喜んだ。時おり強い風が吹くと桜の花びらがひらひらと舞い、園児は「お花の雪が降ってきたよ」と手をかざして花びらをつかんだり、落ちた花びらを大切そうに手のひらに乗せたりと、春を満喫していた。
 花見行事は園児たちが地域の豊かな自然と触れ合いながら、健やかに成長するよう、毎年この時期に行われている。
カタクリかれんな花 白馬五竜でイベント多彩
 白馬村の白馬五竜かたくり苑のカタクリの花が見ごろを迎えている。白馬五竜観光組合と褐ワ竜は、大型連休中の3日、「第16回白馬五竜かたくり祭りとヒメギフチョウ」を開いた。
 ことしは残雪が多く、開花が遅れがちだったが、一気に花をつけ、斜面が薄紫色に淡く染まり始めた。会場には早朝から多数の人が訪れ、写真を撮ったりスケッチしたりと、思い思いにかれんな花を楽しんでいた。
ヤギ牧場出産ラッシュ 風の谷ファーム白馬
 白馬村の岩岳スキー場にあるヤギ牧場「風の谷ファーム白馬」で、ヤギの出産ラッシュを迎えている。今季は親ヤギ16頭から24頭が生まれた。子ヤギたちは、白馬のおいしい青草を存分にはんでミルクの出も十分な母ヤギから乳を与えられ、すくすくと元気に育っている。出産間近のヤギもおり、子育てが一段落するまで忙しい日々となりそうだ。
地元作家の作品展示 大町で街なかギャラリー
 地元の工芸作家の作品を街中で展示する「信濃おおまち街なかギャラリー」(麻倉プロジェクト主催)が29日まで、大町市中央通り商店街の5店舗で行われている。大北地域、朝日村の作家14人の木工、トールペイント、織物など精巧な作品を見ることができる。
同展示は、街を活気付けて地元住民にも作家や作品を知ってもらおうと毎年開き、3回目を数える。
大町の自然体感 千年の森オープンデー
 大町市の自然を通じた環境教育活動を進める「千年の森自然学校」(朝重孝治代表)は1日、活動を多くの人に知ってもらおうと初めての「千年の森自然学校オープンデー」を同市平高瀬北アルプス森のくらしの郷で開いた。森の散策や施設の見学などの体験を通じて、参加者が自然と親しんだ。
県内外から訪れた家族連れが、山菜を採りながら野山の草花を知る散歩や同所の名物で木の上に作られた家「ツリーハウス」の見学会などを体験した。