2011年5月12日(木)付


事故撲滅啓発へ出発式 「春の交通安全」大北合同で
 春の全国交通安全運動初日の11日、県交通安全運動推進北安曇地方部(地方部長・長澤一男北安曇地方事務所長)は、「大北地区『安全・安心』合同出発式」を大町市文化会館駐車場で開き、事故撲滅へ向けて啓発活動のスタートを切った。運動は20日までの10日間、「子どもと高齢者の交通事故防止」を基本に実施される。
春の運動の全国重点には「自転車の安全利用の推進」、「すべての座席のシートベルトとチャイルドシート着用の徹底」、「飲酒運転の根絶」。県の重点は「生活道路における交通事故の防止」を掲げ、交通指導所やのぼり旗、広報車の街頭啓発などで事故防止を呼び掛ける。
リーグ戦開幕熱戦 安曇ジュニアサッカー
 第29回安曇ジュニアサッカーリーグがこのほど開幕し、大町市運動公園サッカー場と多目的グラウンドで、A・Bリーグの開幕戦を行った。同リーグには中信地区の17チームが加盟。各チーム選手はグラウンドを縦横無尽に走り回り、久しぶりの試合を満喫、熱戦を展開した。
復興へ息の長い支援 東日本大震災義援金相次ぐ
 大型連休が明けた10日、東日本大震災の被災地に向けて、大町市に相次いで義援金が託された。復興に向け息の長い支援が求められている中で、同日だけで5組、約310万円が届けられ、市・日赤大町支部・市社会福祉協議会に寄せられた義援金は2100万円近くに達した。
市内3幼稚園は、卒園式や入園式などの機会に保護者たちから募った義援金、総額12万4500円を届けた。園児たちは「どうぞお役にたててください」と、牛越徹市長に義援金を手渡した。
昔ながら街道散策 小谷村 塩の道愛する会がえぶ
 小谷村の「塩の道を愛する会」(太田稔夫代表)は7日、恒例の「古道塩の道を歩く(えぶ)」イベントを開いた。県内外から多数の熱心な塩の道愛好家が参加して、昔ながらの街道散策を楽しんだ。
 同コースは同村北小谷駅から中谷大宮諏訪神社までの約7`の道。数え年で7年に1度開催され、諏訪大社御柱祭の前年に行われる「式年薙鎌(なぎがま)打ち神事」で、諏訪大社から薙鎌を奉持した宮司が、信越国境の神社まで赴くのに利用した神事の道、戦国時代に上杉勢と武田勢が激しい合戦を繰り広げた戦国ロマンの道、古代より多くの旅人が交易した生活の道として、原風景が色濃く残っている。
 同村の歴史や文化に詳しい会員のガイドで、参加者は北小谷地区を元気にスタート。歴史にまつわるさまざまな逸話を聞きながら、古道をのんびりと歩いた。
オオヤマザクラ見ごろ 中綱湖 開花やや送れ
 大町市平中綱湖畔のオオヤマザクラが見ごろを迎えた9日、県内外から大勢のアマチュアカメラマンが訪れ、盛んにシャッターを切っていた。平年は4月下旬から5月上旬には満開となるが、ことしはやや開花が遅れた。
オオヤマザクラは花の赤みが濃いのが特徴で、湖面に映りピンク色に染まる光景はすばらしい。北部地域に自生するオオヤマザクラとしては本州の南限ともいわれ、大町市では青木湖から中綱湖にかけて自生で大木になったものも多く天然記念物に指定されている。
池田ソフト開幕 被災した仲間の分も全力
第39回池田町ソフトボール大会(池田町・町教委・町体協ソフトボールクラブ主催、大糸タイムス社など後援)が10日、開幕した。町内22チーム300人余が、町民の交流を図る伝統の大会に出場し、4か月の熱戦を繰り広げる。
大会は各チームが上位からA、B、Cの3リーグに分かれ、総当たり1回戦で試合を展開。リーグ優勝や上位リーグへの進出を目指す。
あいにくの雨模様となり、町福祉会館で開幕式を開いた。東町チームの藤根豊主将(44)が東日本大震災を受け、「被災したソフトボールが大好きだった仲間の分も、全力でプレーすることを誓います。がんばろう日本。一つになろう池田町」と選手宣誓をした。
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