各会場では鏡割りしたたる酒や地元住民によるボッカ汁などの振る舞い、太鼓や神楽・獅子舞などの伝統文化が披露され、参加者を歓迎した。
東日本大震災を受けて、「義塩」の故事にちなみ各日の会場を引き継いで運ばれた募金箱による義援金は計15万9060円に達し、参加者の善意が日本赤十字社を通して被災地に送られた。
大町市観光協会の宮崎亮専務は「ことしは地元からの参加者や旅姿の方も多く、喜んでいただけたようだ。地元の良さも再発見できるウオーキングイベント。32回と継続する行事はすごいことで、今後も大事にしていきたい」と話した。

2011年5月15日(日)付


青空 練習成果競う 大北小学生陸上に12校

 大北陸上競技協会(林孟彦会長)の第28回小学生陸上競技大会は14日、大町市の大町運動公園陸上競技場で開かれた。大北12小学校から320人余の選手が参加し、北アを仰ぐ青空の下で競った。6月に開く中信大会、さらにその先の県、全国を目指して練習の成果を発揮した。
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5月の一覧
塩の道祭り参加1割増 「義塩」の義援金15万円
 日本海から内陸へ塩を運んだ、いにしえの姿を残す街道を歩いてたどり、先人をしのぶ「第32回塩の道祭り」は3日から5日まで、小谷村・白馬村・大町市の各コースで開かれた。
ことしは3市村で約6100人と、例年より約1割多くが参加。特に地元の参加者が多く見られ、「安・近・短」の観光イベントを楽しんだとみられる。
晴天のもと、歩荷(ぼっか)などの「昔の旅姿」に扮(ふん)した参加者が古道を歩いた。
野球できる喜び全力で 中学生選手権に200人 大北少野球
第54回大北少年野球中学生選手権大会(大北少年野球育成協議会主催、大糸タイムスなど後援)が14日、池田町と松川村の3会場で開かれた。大北7校と招待校1校の野球部から、選手約200人が出場し、強い日差しが照りつけるグラウンド上で、白球を追った。
大会は競技を通じて、青少年の健全育成を図ろうと、春と秋の年2回開催されている。ことしは各チームがトーナメント戦で優勝旗を目指して、白熱した試合を展開。昨年野球部を立ち上げた、大町市の大町第一中学校が初めて出場した。
ヨモギだんご作り 白馬幼稚園お花見まつり
 白馬村の信学会白馬幼稚園(中山清隆園長)で11日、恒例の「お花見まつり」が行われた。ふるさとの豊かな自然にふれ、季節の伝統行事や旬を考える同園の食育の一環。1週間前に自分たちで摘んだヨモギを使って、だんご作りを楽しんだ。
 年長・年中児が教諭の指導を受けながらだんごをこね、生地を丸めていった。白い生地がしだいに若草色に変わり、ゆでていくとヨモギの香りが一面に漂った。園児から「きれい」「色が変わってすごくいい匂い」と、驚きと喜びの歓声が上がった。
不審な車 近づかない 白馬南小で全校防犯教室
 白馬村の白馬南小学校(望月千惠子校長、児童118人)で12日、防犯教室が開かれ、全校児童が実践的な訓練を通じ危険回避能力を高めた。
 大町警察署生活安全課の署員を講師に、登下校中の児童に不審車両が近づき、道を尋ねるふりをして車に引き込もうとする不審者の寸劇を教諭が実演。寸劇を見た児童が、被害に遭った時にどのように対処すればいいのかを考えあった。