2011年5月21日付

“天上花畑”入り込み期待　小谷村栂池自然園で開山祭
　小谷村の栂池自然園で20日、今シーズンの開園祭が行われた。定期点検で運休していた、標高１９００㍍の自然園とふもとを結ぶゴンドラとロープウエーはこの日、運行を再開。栂池自然園ビジターセンター、村営栂池山荘もオープンし、同園は本格的な夏季営業に入った。
　大震災は観光面にも影響が大きかったが、この夏は節電対策として涼しい長野への旅行が注目を集めているといい、関係者は天上の花畑・栂池高原への入り込みに期待を寄せている。

大町市ＣＡＴＶ開局　地域情報通信基盤整備が完成
　大町市は20日、大町地域情報通信基盤整備事業の完成式と、大町市ケーブルテレビの開局式を、大町市総合情報センターで開いた。身近なメディアを通じ市民が高度情報化の恩恵を享受できる事業の区切りを祝った。
　同事業は、ことし７月の地上波完全デジタル放送化を前に、市内北部で新たに発生する難視聴地域の解消と、木崎以北のブロードバンド環境の整備などを目的に実施。市内の民間ケーブルテレビ会社のデジタル化断念に対応するため、既存の八坂地区・美麻地区でのケーブルテレビ網に接続し、新たに光ケーブルによる高速情報通信環境を市内全域に整えた。平成21年、22年を通して完成し、23年４月から放送を開始した。

ちひろの旅物語70点　スケッチや絵本展示
　いわさきちひろの絵本原画やスケッチなどを展示している、松川村西原の安曇野ちひろ美術館の展示室１・２では展示の入れ替えが行われ、７月12日まで「ちひろの旅物語」を開いている。
　旅が大好きだったちひろの思いが込められた旅先でのスケッチや、海外旅行で見た建物や色参考を描いた絵本作品など約70点を展示している。期間中は、作品の見どころを紹介するギャラリートーク、６月５日は、スライドで展示解説をする。

地域情報発信さらに　ケーブルテレビ白馬開局
　白馬村内で進んでいた地域情報通信基盤整備事業のしゅん工に伴うケーブルテレビ白馬（ユーテレ白馬）開局式が20日、村多目的研修集会施設ホールで開かれた。関係者ら約50人が出席。テープカットなどで開局を祝い、自主放送番組など通じたさらなる情報発信の徹底に期待を込めた。
　同村では、ことし７月の地デジ移行を受け、難視聴地域解消や全村にわたるブロードバンド環境整備など目的に、国の交付金を活用するなか、全村を網羅するデジタル対応の映像用光ケーブルと通信用光ケーブルを整備する地域情報通信基盤整備事業を平成21年度から進め、このほど完了した。総事業費は約７億７２００万円。

テニス県３位北信越へ　大町一中の新井さんと上條さん
　大町市の硬式ジュニアテニスサークル「ルーチェ」（新井浩文代表、14人）に所属する、大町第一中２年生の新井里沙さんと上條奈央さんはこのほど、松本市で開かれた全国中学生テニス選手権長野県予選大会の女子ダブルス競技で３位となり、６月11日から新潟県長岡市で開かれる北信越中学生テニス選手権大会へ出場を決めた。
　２人は硬式テニスを始めて６年。同サークルが発足したころからのメンバーで、練習を重ねてきた。８日に行われた県大会当日は風が強く、ボールが思うように飛ばない難しいコンディション。真ん中に思い切り打ちこむのが得意な新井さんと、フォアハンドからコートぎりぎりを狙うアングルショットが得意な上條さんとそれぞれ個性を出して勝ち抜き、初めての北信越出場を得た。

28回大会10月16日に　アルプスマラソン実行委
　大町市の大町アルプスマラソン実行委員会は18日、市役所で開き、10月16日に行われる第28回大会に向けて準備をスタートした。構成団体の役員変更に伴い一部役員が改選され、新実行委員長に石原学大町市体育協会長が就いた。
　第28回大会は市街地コースを取りやめ、大町市運動公園をスタート・ゴールとするコースに一本化。42・１９５㌔のフルマラソン、ハーフ、10㌔、５㌔、３㌔、３㌔ペアなどの競技を行う。安全性確保のために、ハーフ車いす競技を中止する。