2011年5月28日(土)付


ミツバチ群舞で活気 市街地での分蜂びっくり 大町市
 26日午後、大町市九日町の大町商工会館玄関前に突然ミツバチの大群が現れ、職員や市民らをびっくりさせた。30分余にわたって群舞≠オたあと、本通りの歩道脇の木にとまった。
 女王蜂のいる幹の周囲にはたくさんの働き蜂が群がり、「ブーン」という羽音を立てていた。商工会館の利用者や近くの商店主、通行する市民らの人だかりもでき、珍しそうにのぞき込みながらカメラ付き携帯電話などで盛んに撮影する光景も見られた。
 これはミツバチの「分蜂(ぶんぽう)=巣分かれ」という習性で、分蜂によって巣の数を増やし、種族として生き残るという重要な現象。分蜂は一つの巣で何度か見られるが、一番目の蜂群の大きさは6000−1万匹のハチで形成されるといわれる。
 連絡を受けた養蜂家が駆けつけ、ミツバチを手ですくうようにし女王蜂とともに箱の中に入れた。見守っていた商店主の1人から「働き蜂が商工会館に活気を届けてくれた。これは縁起がいいぞ」の声が上がった。
地域密着サービス重視 ヤマダ電機大町店オープン
 大町市旭町に家電量販店「ヤマダ電機テックランド大町店」が27日、オープンした。大町市内の中でも大型商業店舗が集う立地において、相乗効果による集客を期待。「地元密着型」のサービスで、地域へ根付いた店舗展開を行う。
初日は、午前6時ころから来店者の車が訪れた。開店前には約350人が列を作り、午前10時のオープンと同時に店内に。限定割引商品の液晶テレビやノートパソコンなどを買い求めていた。
同店は売り場面積約990平方b、平屋建てで、テレビやパソコン、デジタルカメラなどのAV・IT機器や、冷蔵庫や洗濯機などの家電、ゲームソフトなどを取り扱う。地域密着型店舗として、電球や電池などの生活必需品を充実。地上波デジタル放送への対応や、テレビの設置設定などのサービス対応に力を入れる。
県内では14号店目。
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5月の一覧
交通安全にマスコット 松川村の山本さん500個寄贈
松川村北細野の山本いく枝さんはこのほど、小さな手まりなど趣味を生かした手作りのマスコット約500個を、交通安全の啓発に役立てようと、池田松川交通安全協会に寄贈した。
マスコットは色とりどりの糸で表面を飾った手まりや、2aほどの布ぞうり、ひょうたんなど5種類。糸を発泡スチロールや厚紙の表面に隙間なく巻き付けるなど、丹精込めて作った緻密な作品ばかりだ。赤、黄、緑3色模様の6面体は、交通安全を願って信号機をモチーフにした。
同安協は27日に山本さん方を訪れ、増澤弘治副会長が感謝状と記念品を贈呈。「これだけのものをいただきありがたい」と感謝を述べた。今後は安全運転を呼び掛けるタグを付けたマスコットを、秋の全国交通安全運動で、ドライバーに配布するという。
ザ・大町チーム優勝 大糸タイムス杯ゲート大会
 大町市ゲートボール協会(川上善夫会長)は26日、第19回大糸タイムス杯ゲートボール大会を大町市運動公園陸上競技場で開いた。県大会の予選を兼ねた大会で、優勝した「ザ大町」チーム、2位の「館之内」チーム、3位の「閏田」チームが出場権を手にした。
市内各自治会から19チーム約120人が参加し、チームごとに息の合った頭脳プレーでリーグ戦で競い合った。
梅雨入り 2番目の早さ 大町市 農具川アヤメ咲く
 気象庁は27日、長野県を含む関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表した。県は平年より12日、昨年より17日それぞれ早く、昭和26年に統計を取り始めていらい2番目に早い梅雨入りとなる。
 同日の大北地域は、日本の南にある前線の影響で曇りや雨の天候となった。向こう1週間も、気圧の谷や前線の影響により曇りや雨の日が多くなる見込み。
大町市内を流れる農具川の両岸ではツツジが咲き、紫色のアヤメの花も咲き始めた。時折市民らが立ち寄って花に見入る姿があった。
長野地方気象台では、ぐずついた天気は来週にかけても続き、台風の接近によっては雨が強まる恐れもあり、今後の気象情報に注意するよう呼びかけている。