2011年5月29日(日)付


白馬 夏山シーズン貞逸祭 震災支援チャリティー
 北アルプス白馬連峰の夏山シーズン入りを告げる「第45回白馬岳貞逸祭」が28日、白馬村の猿倉登山口で開かれた。本年度は東日本大震災の被災者支援のチャリティーイベントとして実施。震災犠牲者に黙とうをささげ、神事で今シーズンの安全を祈願した。村の山岳観光の先駆者であった松沢貞逸氏の偉大な功績をしのびながら、広大な白馬大雪渓へのトレッキングを楽しんだ。
 白馬山案内人組合の専属ガイドが同行。肌寒さも感じられるあいにくの天候だったが、150人余が参加。地元のコーラスグループ「白馬CLS」の「白馬の唄」などの合唱に送られて防寒具に身を包み、安全に配慮しながらそれぞれのペースで大雪渓をめざした。ことしは初の試みとして1泊2日で山頂までの登山も実施。多数の参加があり、北アルプスの登山人気をうかがわせた。
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5月の一覧
写真展おもいでの山行 大町市の丸山さんいーずらで

 大町市大新田町の丸山好昭さんの登山で撮りためた写真展「おもいでの山行(やまあるき)」が30日まで、同市仁科町のギャラリーいーずらで開かれている。大町から望める北アルプスを中心に、丸山さんの目線を通して35_フィルムカメラに収めた約70枚の身近な山々の風景を見ることができる。
被災地に届け元気 手作りこいのぼり泳ぐ はなのき保
 大町市はなのき保育園(伊藤孝江園長)の年長児30人は24日、東日本大震災の被災地に元気を届けようと「手作りこいのぼり」を掲揚した。晴れ渡る5月の青空に子どもたちが祈りを込めたこいのぼりが風になびき元気よく泳いだ。
年長児2クラスは白いポリ袋3枚をつなぎ合わせ胴体にし、ひとりひとりの似顔絵をうろこに見立てた。クラスごと3b弱のこいのぼりを1匹ずつ制作し、保育士が「がんばろうにっぽん」と、切り文字でエールを施した。
花プランターで恩返し 安曇養護大町ブロックPTA
大町市の安曇養護学校大町ブロックPTA(岡部康江ブロック長)は28日、花のプランターを市内の公共施設など5か所に贈った。児童生徒の育成を支援する地域への感謝を込め、親子約30人が植栽作業に汗を流した。
参加者は同市児童センターに集まり、マリーゴールドやキンギョソウなど、色とりどりの5品種約50株をポットに植栽。子どもたちの名札をさしたポットをプランターに収め、児童センターや総合福祉センター、大町署、共同作業所などに届けた。
涼しげ夏の花で節電 初夏ガーデニング講習会 JAおたり女性部
 JA大北おたり支所女性部の「初夏のガーデニング講習会」が24日から始まった。ことしは震災の影響で夏場の節電の重要性が高まっていることから、「目で感じる涼しさ」をテーマに、丸型のプランターに涼しげな夏の花を植え込み、花の管理について学びを深めた。
 松川村のJAファーム大北南部店の塩原咲さんらが講師となり、青や白色を中心に組み合わせた、涼しさを演出するオリジナル作品作りを指導。ペンステモン、ハツユキカズラ、シロタエギク、カスミソウなど、暑さや水不足にも比較的強い多数の花の苗が用意され、参加者は間隔や色のバランスなどに気をつけながら、丸型のプランターに花を植えこんでいった。