2011年6月2日(木)付
カミツレ10万本咲く 池田町一面に白と黄色 池田町広津のカミツレ研究所で、約2万平方bのカミツレ(カモミール)畑に咲く、10万本の花が見ごろを迎えている。ことしは春先の寒さの影響で、例年と比べて成長が鈍いものの、白と黄色の花が一面に広がり、甘い香りを漂わせている。 同社は3、4、5の3日間、第23回「カミツレ花まつり」を開き、花の一部を持ち帰りできる刈り取り体験などで来場者をもてなす。住民や観光客に施設により親しんでもらおうと、20年以上カミツレの栽培に取り組む、地元契約農家を招いた講話会も初めて企画した。 |
世紀の大事業$゚目祝う アルペンルート全線開業40年 大町市を長野県側の玄関口に、北アルプスを貫き富山県と結ぶ観光路線、立山黒部アルペンルートは1日、昭和46年(1971)の開業いらい全線開業40周年を迎えた。記念祝賀会は標高2450bの室堂のホテル立山で開かれ、日本が誇る世紀の大事業からの節目を祝った。 同ルートは、黒部ダムの電源開発工事のための資材運搬ルート開発をきっかけに、大町と富山を結ぶ観光ルートを開発する構想のもと、昭和39年に立山黒部貫光を設立し事業に着手。苦難の末、立山直下を貫通する立山トンネルが昭和46年に最後に完成した。長野県と富山県を結び、環境を守りながら多くの人々を人跡未踏の標高3000b級の自然にいざなう有数の観光路線の全線開通に至った。 祝賀会には、事業者や長野・富山両県の関係者ら約130人が出席。立山黒部貫光の中村憲史社長や牛越徹大町市長らが大町市の「金蘭黒部」や富山県の地酒の鏡開きで節目を祝った。 |
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全校で学区内清掃 仁科台中ゴミゼロ運動 大町市の仁科台中学校(諏訪順一校長・生徒481人)は31日、全校で学区内を清掃する「ゴミゼロ運動」を行った。同校生徒会(佐藤公則生徒会長)の清美委員会(和田竜佑委員長)が中心となり、学校周辺や通学路、運動公園や市役所などのごみを拾い集めた。 「ゴミゼロ運動」は日ごろ、世話になっている地域をきれいにすることで恩返しとし、ゴミの現状を知り環境整備へ意識を高めることをねらいとした同校の伝統的奉仕活動。毎年、5月30日の「ゴミゼロの日」に合わせ実施している。 |
長寿願い手作り赤飯 白馬町婦人会が敬老の祝い 白馬村の白馬町婦人会(沢渡真樹子会長・会員14人)はこのほど、敬老のお祝いとして、区内75歳以上のお年寄り約120人に手作り赤飯など届け、これまでの労をねぎらうとともに長寿を願った。一人暮らしのお年寄りらを招待した昼食会も行われた。 白馬町婦人会による敬老のお祝いは7年ほど前から毎年、同時期に行われている。 ことしは、お祝いの品に、手作り赤飯とまんじゅうを選んだ。赤飯づくりは同日、早朝から会員宅で行われ、健康長寿を願いながら腕を振るった。 白馬町公民館で行われた昼食会には、独居のお年寄りら数人を招き、会員が持ち寄った自慢の郷土料理でもてなした。餅を揚げたおかきや、新ジャガイモの煮っころがしなど地元食材を使った手作り料理がテーブルを彩った。 |
早乙女姿の女性も 白馬村青鬼棚田で祭り 日本の棚田百選に選ばれている白馬村青鬼(あおに)地区の棚田で29日、棚田の保全や豊作を願い、昔ながらの手植えで田植えする「五月祭り」が開かれた。地区住民と村内外のボランティアなど多数が参加。紺がすりやたすきに身を包んだ昔ながらの早乙女姿の女性たちも登場し、昔の農業の苦労をしのびながら、同村特産の紫米の苗を植える作業に汗を流した。 |
犯罪被害者の支援を センターと署呼びかけ NPO法人長野犯罪被害者支援センターと大町署は31日、同センターの周知や犯罪被害者の支援などを呼びかける街頭啓発活動を大町市旭町の大型店、ザ・ビッグ信濃大町店で行った。センター職員やボランティア相談員、大町署員が支援活動内容を記したパンフレットやポケットティッシュを配布し、犯罪被害者支援に理解を求めた。 同センターは、犯罪や事故の被害者に対して、電話相談や専門家による相談、裁判所への付き添いなどさまざまな方法で生活のサポートをしている。同センターには年間で200件の犯罪被害の相談が寄せられている。今月14日までは県内22か所で啓発活動を行っている。 |