2011年6月11日(土)付
なぎなた世界選手権出場 大町教室の富田さんとタミーさん 世界のなぎなた選手が4年に1度、一堂に会する「第5回世界なぎなた選手権大会」に大町市の「なぎなた大町教室」(鎌倉広美代表)から、ブラジル代表として日系ブラジル人の富田純子さんとオーストラリア代表のタミー・レベッカ・クライトンさんが出場する。 大会は7月3日に兵庫県立武道館で開かれる。日本での大会開催は平成7年の東京以来で、ことしは世界11か国余から100人以上の選手が出場するとみられる。富田さんは2回目の大会出場で伝統的ななぎなた技を披露する演技の部、個人、団体戦に、タミーさんは団体戦に出場する。 |
囲碁楽しさとルール しらかば保育園で教室 大町市内8保育園は年長児を対象に「囲碁教室」を取り入れている。市の囲碁普及員が各園を巡回し、ルールや作法を指導しながら楽しさを知るきっかけ作りに活動している。 3日は、同市平のしらかば保育園(長沢育子園長)年長児18人が片岡久明さんから囲碁の基本を学び対局に挑戦した。 園児たちは相手の石を囲んで取る「ポン抜き」のルールを学んだ。碁盤の隅の石は自分の石2個、辺に置かれた石は3個で囲める事を知り、早速ゲームで実践していた。 |
伝統わら細工展示 大町市老人クラブ連 大町市老人クラブ連合会わら工芸部会(三原展夫部会長)の毎年恒例の作品展が17日まで、大町市役所1階ロビーで開かれている。部会員約20人が大小さまざまに、細部まで丁寧に制作したわらじをはじめ、猫つぐらや円座など約80点が並び、伝統工芸の良さを伝えている。 展示しているのは同部会が毎年冬に行う、わら細工教室などで制作した作品。昔のわら製の雨具「蓑(みの)」やわら靴など、わらならではの温かみが感じられる作品や馬やカメ、カニなど愛らしい動物の姿などが見られる。熟練したプロの技に触れることができる。 |
伝統ぼろ織り習得 おたり名産館で養成塾 小谷村と村の有志でつくる「小谷ぼろ織りの会」主催による、「織り姫養成塾」が6日、同村おたり名産館でスタートした。村の伝統工芸の魅力に魅せられた受講生4人が、月末までの集中講座で技術の習得に励んでいる。 ぼろ織りは貴重な布を最後まで慈しみ、大切に使い切るという庶民の知恵から生まれた織物。伝統技術と美しさが優れた工芸品、リサイクル文化として注目を集めている。同塾修了生は村認定の織り姫として、習い覚えた技を生かし、自作品を名産館などで販売し、好評を得ている。 |
尾崎さん創作民話朗読 白馬・いろりの里コンサート 白馬村北城の青鬼(あおに)地区にある交流施設「お膳鬼の館」でこのほど、安曇野市穂高在住の朗読家・尾崎美千代さんによる「第16回白馬・いろりの里コンサート」が開かれた。県内外から訪れた多数の聴衆が、自作の創作民話や詩を朗読する、尾崎さんの声の響きや作品の息遣いを楽しみながら、朗読の世界に心を遊ばせた。 専属バックミュージシャンの尺八奏者、紫麓水研さんの調べに乗せて、創作民話「おかめ田のきつね」や、詩「がんばって≠フ言葉を」など朗読した。 それぞれの作品には、人情の機微や情愛が随所にちりばめられ、聴衆にじわりとした優しさと、あたたかな気持ちを与えた。実生活を基にした季節の風物なども作中にさまざまな形で登場し、聞く人がそこに居合わせたかのような臨場感を生み出していた。 |
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ゆったり長寿祝う 大町市社社協が敬老会 大町市の社地区社会福祉協議会(柳澤滋益会長)は5日、同地区敬老会を開いた。ことしは、ゆっくり温泉でくつろいでもらおうと会場を大町温泉郷の黒部観光ホテルに移し、お年寄りたちの健康と長寿を祝った。 同地区の75歳から98歳のお年寄り約120人が参加。曽根原通夫さんと小野キャウさんが代表して、どんぐり保育園年長の吉田雷輝君(6つ)と竹内咲稀ちゃん(5つ)から花束を受け取った。年長組はみんなでゆうぎを披露し、「これからも元気でいてください」と声をかけた。東小学校の5年生は「上を向いて歩こう」の合唱やなぞかけなどで祝った。 アトラクションでは、和太鼓「結」の太鼓演奏や地元宮本地区在住の遠藤幸広さんらによるサックスとピアノの演奏などが行われ、お年寄りたちは料理を囲み、楽しいひとときを過ごした。 |