ナラ枯れ対策検証 ラッピング防除法実験 白馬・小谷

 近年被害が相次ぐ、カシノナガキクイムシによるナラ枯れの新しい対策として、「ラッピング防除法」と呼ばれる、食品用ラップを巻いて防除する簡易防除方法の検証実験が14日、小谷と白馬の両村で行われた。県内では初めての試み。北安曇地方事務所や県林業総合センターの担当者や村関係者らが参加して、簡単で安価な防除対策を実施するとともに、被害拡大阻止に向けて学びを深めた。
高齢者生きがいの輪 ふれあいサロン全体交流 松川村社協
 松川村社会福祉協議会は14日、高齢者の生きがいづくりを目指す「ふれあいサロン」の全体交流会を同村の松香荘で開いた。村内から利用者21人が集まり、住民ボランティアが提供する演芸や食事を楽しみながら、仲間たちとの親睦を深めた。
 交流会では、さまざまな特技を持つ住民でつくる「芸能ボランティア」が歌や楽器演奏、舞踊などを披露。会場に響くハーモニカの音色にあわせ、利用者から歌声があがった。地元野菜をふんだんに使った料理も、振る舞われた。
特産紫米の陸稲栽培 白馬村・橋井さん自宅前で

 白馬村のエコーランドで自然食レストランを営む橋井勲さんはこのほど、自宅前で同村の特産品の紫米の陸稲栽培を始めた。農業用水に頼らず、畑に作付けするという安全・安心の稲作栽培の出来に期待を寄せている。
 子育てのため白馬に移住して二十数年、レストランを経営するかたわら、無農薬・無肥料の米作り・畑作りでオリジナルフードの開発・販売を次々に手がけてきた。
涼しい大町アピール 夏総合パンフ「水紀行」発行 観光協会
 大町市観光協会は6月、夏の市内観光総合パンフレット「信濃大町水紀行」を発行した。季節を「夏」に絞り、若い女性をターゲットに「涼しい信濃大町」をアピールし、夏の観光誘客と案内に活用する。
 パンフは手に取りやすくコンパクトなA5判18ページ。居谷里湿原や高瀬渓谷、わっぱらんどや仁科三湖などの水源を感じさせる景勝地に始まり、水の恵みを生かした地酒や料理、温泉、キャンプや釣りのレジャーなど、水をテーマの軸とした大町の魅力を詰め込んだ。

 さらに、登山やトレッキング、イベント、大糸線やアルペンルート、約40軒の宿泊施設やイベントカレンダーなど、市内の観光情報を幅広く紹介している。

2011年6月16日(木)付


大糸賞に松村さん 全国から230点一堂に IAC美術展
 第35回全国公募IAC美術展(IAC美術会主催・大糸タイムス社など後援)が15日から、安曇野市豊科近代美術館で始まった。プロアマ問わず全国各地から集まった絵画や工芸など230点が一堂に展示され、初日から多くの美術愛好家の姿があった。沖縄県の松村幸子さんが描いた油彩画「鶴と梅」が大糸タイムス賞を受賞した。
 ことしの美術展には170人から230点の応募があった。審査は13、14の2日間、IAC美術会役員らによって行われ、63点が入賞した。最高位のIAC美術大賞には松本市の山本昇さんの100号の油彩画「ふるさと遠望」が輝いた。
万一の強盗に備え 県信大町支店で訓練
 大町市の長野県信用組合(けんしん)大町支店(丸山文武支店長)で14日、強盗事件発生時の対応訓練が行われた。職員が大町署や大北防犯協会連合会とともに、万が一の強盗事件に備えて、犯人への応対や練習用カラーボールの投げ方などを訓練した。
 店内に押し入った警察官ふんする犯人は、「金を出せ」「早く出せ」と繰り返して職員を脅し、1分ほどで逃走した。職員が犯人を追いかけたり、すばやく現場保存のために立ち入り禁止ロープを張るなど的確に対応。駆けつけた警察官に犯人の髪型や服装、被害状況などを細かく説明していた。
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