2011年6月22日(水)付


自作水車お目見え 小谷村の西神さん牛方宿に
 小谷村千国の牛方宿の裏庭にこのほど、同村雨中の西神正文さんが数年前に自作した水車がお目見えした。
千国街道の歴史を今に伝える旧道の入り口で、これまで以上に多くの人に山村の原風景を楽しんでもらおうと、栂池の百体観音から移設されたもの。牛方宿の昔懐かしいかやぶき屋根や周囲の緑と見事にマッチして、涼しげな水音を響かせている。
 17日は地域住民らが集まり、進水式≠ェ行われた。牛方宿の古い家相図にも載っているという、昔ながらの清水から引水。
 水車の近くに手製の容器で水をくみ上げ、集められた水が小さなせせらぎを作って水車に運ばれる仕組み。ゆっくりと水車が回り始めると、見守っていた住民らから歓声があがった。
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6月の一覧
特攻隊員の声紹介 上原良司を偲ぶ集い 池田町
 太平洋戦争末期に自由主義を標ぼうした池田町生まれの特攻隊員、上原良司の思想を後世に伝えようと活動する「上原良司の灯を守る会」(師岡昭二代表)は19日、きけわだつみのこえ「上原良司を偲(しの)ぶ集い」を同町創造館で開いた。鹿児島県南九州市知覧「ホタル館」の鳥濱明久館長が、上原をはじめとした特攻隊員の声を紹介した=写真。
鳥濱館長は、知覧で食堂を営み、多くの特攻隊員の面倒を見て「特攻の母」と呼ばれた鳥濱トメさんの孫。食堂は現在、ホタル館として復元され、特攻隊員の記念館となっている。
大町署 安心安全の拠点に 八坂、松川の駐在所落成式
 大町警察署(池田幸市署長)は21日、管内でことし改装して開所した大町市の八坂駐在所と松川村の松川駐在所の落成式を開いた。地域の代表や工事関係者らを招き、安全安心の拠点となる施設の完成の喜びを分かち合った。
八坂駐在所の落成式には、約30人が参加。式典や記念撮影で完成を祝った。同所は建物面積延べ257平方bで、建設会社の事務所建物を改装。老朽化した旧駐在所の2倍の広さを確保した。住民が気軽に立ち寄り面談できる「コミュニティールーム」やセキュリティーの強化などを充実させ、3月23日開所した。
元五輪選手大山さん指導 大町北小でバスケ教室
 県教育委員会は文部科学省が展開する「子どもの体力向上啓発事業」の一環として、県内小学生を対象にトップアスリートによる講話や実技指導講習会を実施している。
21日は、大町市大町北小学校(金井伝校長)で、元五輪バスケットボール日本代表の大山妙子さんによるバスケットボール教室が開かれた。同校5年生76人と6年生81人が参加し、講話や実技指導で主体的にスポーツに親しむ態度や習慣を身につけた。
200種100万株見ごろ 白馬五竜の高山植物園

 白馬村五竜アルプス平の「白馬五竜高山植物園」が開園し、夏季営業に入った。平地に比べて心地よい涼しさを感じさせる標高1500bにある園内で、200種以上100万株という貴重な高山植物が、夏期間中に見ごろを迎える。現在は雪どけとともに咲き始めたさまざまな花々が、訪れる人の目を楽しませている。
ずっと元気でいてね 大町市常盤地区で敬老会
大町市常盤地区敬老会(牛越和夫実行委員長)が19日、大町南小学校体育館で開かれた。会場には182人の敬老対象者が招待され、子どもたちや地区住民が歌や踊り、作文の発表などで盛大に祝った。ことし常盤地区の75歳以上の敬老対象者は1140人。
式では、南小学校6年生がおじいちゃん、おばあちゃんとの思い出や「ずっと元気でいてほしい」との思いを作文で発表。子どもたちから代表者へ花束贈呈も行われた。花束を受け取った岡江徳博さん(85)は「長い時代を生きてきたが、これからも一層元気に、地域のために尽くせたら」と話した。
あすなろ保育園児による歌の披露や南小学校マーチングクラブの演奏、地元演芸団体の大正琴や民謡なども行われ、参加者は食事を楽しみながら歓談し盛り上がった。