2011年6月28日(火)付


艶やか唄と踊り披露 小谷村で北安民謡交流会
 北安曇郡内の民謡保存会のメンバーらが一堂に会す「平成23年度北安民謡交流会」が25日、小谷村のサンテインおたりを会場に開かれた。松川村と小谷村の5団体60人余が参加。日ごろの活動の成果を唄や踊りで披露しあい、交流を深めた。
 ことしは地元開催の小谷民謡保存会が課題曲に古くから唄われていた「チョコサイ」の踊りを指導。他地区のメンバーも日ごろから日本の伝統文化に親しんでいるだけあって、すぐにリズムに乗り、粋と艶やかさを兼ね備えるみごとな踊りを見せていた。
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6月の一覧
水辺環境保全に汗 木崎湖漁協が清掃活動
 大町市の木崎湖漁業協同組合(西沢武一組合長)は26日、恒例の木崎湖清掃活動を行った。組合員ら13人が参加し、全国に誇れる同湖の美しい水辺環境の保全に向け作業に汗を流した。
 ことしは、昭和電工社員も作業に加わるなか、浅瀬の湖底や湖畔で作業を進めた。
 ボートからの作業は、先端にひっかけを付けた4bほどの竹で湖底を探った。廃タイヤや空き缶など引き上げられていた。湖畔では、不要になった釣り用具などが目立った。
 西沢組合長は「年々ごみは減ってきているように感じる。周辺に暮らす住民や釣り人など木崎湖にかかわるすべての人が、保全の意識を共通にする必要がある」と協力を呼びかける。
茅の輪くぐり息災 細野神社で夏越の大祓
松川村の細野神社で24日、初夏の神事「夏越の大祓(なごしのおおはらい)」が行われた。東細野、北細野、細野の3地区から参拝に訪れた家族連れなどが、日本伝統の行事に触れながら、無病息災や家内安全を願った。
神事は半年に1度、行われる大祓の一つ。かつては疫病がまん延しやすい夏を前に、チガヤやわらを大きな輪の形に束ねた「茅(ち)の輪」をくぐったり、人をかたどった形代(かたしろ)を川に流して、半年間の厄払いをしていたという。
境内では、子どもたちが祖父母に手を引かれ、「茅の輪」を8の字にくぐっておはらいし、形代をおけの中の水に溶かし本殿の前で手を合わせていた。
30年の節目パネル展も てるてる坊主童謡まつり 池田町教委
池田町教育委員会は25日、恒例の第30回「てるてる坊主童謡まつり」を町公民館で開いた。町内外の小中学校や住民合唱団などから12組約200人が出演し、歌の発表や30年の歴史を振り返るパネル展などで節目を祝った。
会場では子どもたちが、地域住民や保護者が見守るなか、ピアノの伴奏で元気いっぱいな歌声を披露した。安曇野の原風景を愛した画家・山下大五郎の孫らでつくるジャズバンド「山下次郎トリオ」も演奏し、記念すべき節目に花を添えた。
初戦から好ゲーム熱 北アフットサルリーグ開幕
 大北地域を中心としたフットサルチームで争う北アルプスフットサルリーグ(北アルプスフットサル振興協議会・土岐達也会長)の今期リーグ戦が26日、小谷村小学校体育館を会場に開幕した。昨年より参加チームは減ったものの、各地から13チームが参戦。初日から1点を争う好ゲームが展開されるなど熱を帯びた。
 4年目を迎える今期の北アリーグには、高校生以上男子編成のビギナーの部に6チーム、小学生か女性を含むミックスの部に7チームが出場した。
 それぞれ、全6節にわたる総当たり戦で争われ、勝敗により加点されるポイントにより年間王者が決まる。第2節は7月24日、大町市の総合体育館で行われる。
ホタル乱舞に驚き 池田町滝沢の育て楽しむ会
 池田町滝沢の住民有志でつくる「ホタルを育て楽しむ会」と、町公民館滝沢分館は26日、ホタルの観察会を地区内で行った。ことしはホタルのえさとなるカワニナの養殖地を中心に、推定300匹が飛び回り、7月上旬まで楽しめそうだ。
観察会には地区内の家族連れなど約40人が参加、集落センターで開いた学習会で生態への理解を深め、生息地に出発した。子どもたちは養殖場の上を点滅しながら飛ぶ、100匹以上のホタルに「きれい」と驚き、追いかけまわしていた。