南極と宇宙にふれる 北ア展望美術館できょうから 池田町
 池田町の住民有志らでつくる「地域に夢を実行委員会」は2日から、企画展「安曇野から南極へ、そして宇宙へ」(大糸タイムス社など後援)を、北アルプス展望美術館などで開く。地域住民が南極調査隊の装備や隕石(いんせき)などと直接ふれる機会を提供し、自然や科学を身近に学べる環境づくりを目指す。
 館内では南極と宇宙にブースを分けて展示。調査隊が南極で使用した衣類やテント、採取した生物の標本や3〜1万年前の氷、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が提供した国際宇宙ステーション(ISS)の模型や試着可能な宇宙服などが並ぶ。
稗田山大崩落100年 8月にシンポと見学会
 多くの命を奪い日本三大崩れの一つに数えられる小谷村の稗田山
大崩落からことしで100年を迎える。県や小谷村などで組織する稗田山崩れ100年事業実行委員会は8月8、9の両日、小谷村を会場にシンポジウムや現場見学会を開催する。節目を契機に、災害の恐ろしさをあらためて認識するとともに、教訓を後世に語り継ぐ機会とする。シンポ、現場見学会ともに参加無料。
 シンポジウムは「稗田山崩れ|語り継がれるべき災害の歴史」と題し、8日午後1時から小谷小学校で開かれる。国土交通省砂防部長の南哲行氏の「これからの砂防がめざすもの」、東京都立大学名誉教授の町田洋氏の「稗田山大崩落100年に想う」をテーマとした基調講演で幕を開ける。
プランターで駅前飾る 花三昧前にキャンペーン 白馬
 白馬村を花や高山植物で彩り夏シーズンの観光客を村全体で歓迎するイベント「白馬Alps花三昧(ざんまい)2011」に合わせ、実行委員会の村観光局などが村内観光関係者らに呼びかけた「街角花いっぱいキャンペーン」が30日、JR白馬駅と神城駅前で実施された。
 村民が持ち寄ったプランターで駅前を飾り、観光客らを美しい花で迎えようという企画。賛同した村内の観光関係者や自治体など約50団体が協力。
境内に温かな明かり 若一王子神社 初夏の風物詩万灯祭
 大町市俵町の若一王子神社(竹内直彦宮司)で6月30日、7月1日の両日、初夏の風物詩ともなっている「万灯祭」が開かれた。境内にずらりと並んだちょうちんはほぼ昨年並みの2000個を超える数になった。温かなちょうちんの明かりに照らされるなか、参拝者がけがれをはらった。
 万灯祭は無病息災を願う「夏越(なごし)の大はらい」行事にあわせて昭和50年代から行われ、半年のけがれをはらう。ちょうちんは、市内外の氏子や近隣企業などが奉納する。
天からの恵み次代に 居谷里で水道水源感謝祭 大町市

 大町市は1日、水道水源感謝祭を居谷里水源内の八坂神社奥宮で開いた。生活や農業、防火用水などで暮らしを支える市の水道水を供給する水源に感謝し、水環境を大切に使うことを誓った。
 市や市議会、市消防団、水利関係者、水道事業協同組合、連合自治会などから約80人が参列。清水が湧く森に囲まれた神殿で神事を行い、玉串をささげ献杯した。

2011年7月2日(土)付

ホタル乱舞見ごろ 池田町会染花見の水路
 池田町会染花見地区の「ほたる水路」で、ゲンジボタルの乱舞が見ごろを迎えている。ことしは例年に比べ4〜5日遅れているものの、生息数が増加。7月中旬まで見られそうだ。
 「花見ホタルの里づくりの会」(丸山隆盛会長)によると、29日現在で200匹ほどが確認され、ピークには2000匹が見込まれるという。会員による環境整備の成果が表れ、自然発生数の増加につながったとみられる。

トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2010 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

7月の一覧