2011年7月3日付

塩の歴史ロマンに思い　小谷村公民館の里山紀行

　小谷村公民館は29日、塩の道文化に詳しい同村在住の田中省三さんを講師に同村役場で「第２回里山紀行」を開いた。「地元学・スライドに学ぶ塩の道と自然」をテーマに、かつて塩がどこで作られ運ばれてきたかを古代にさかのぼり、スライドを中心に解説。多数が参加して、田中さんの興味深い話に耳を傾けた。

カヌートップ選手競う　３日　木崎湖で北信越国体
　第32回北信越国体カヌー競技のカヌースプリント大会は３日、大町市平の木崎湖で行われる。北信越５県から少年・成年の男女トップ選手90人が集い、山口県で行われる全国大会の出場権をかけて競う。２日には公式練習が行われた。
種目は両端にブレード（水かき）が着いたパドルを用いるカヤックと、片端のみのパドルを用いてオープンデッキなカナディアンの２種類の船で、男女と少年・成年ごとに分かれ、１人のシングル、２人のペア、４人のフォアとチームを組んで、湖上のブイで示された５００㍍のコースでタイムを競う。

写真家阿部さん南極を語る　自然や科学に触れる企画展
池田の地域に夢を実行委
　池田町の住民有志らでつくる「地域に夢を実行委員会」は２日から、自然や科学に触れる企画展「安曇野から南極へ、そして宇宙へ」を、同町の北アルプス展望美術館をメーン会場に開いている。初日は南極観測隊に参加した写真家・阿部幹雄さんの講演会が開かれ、来館者が南極の過酷な自然や隊員の生活を学んだ。
阿部氏は第49～51次日本南極地域観測隊「セール・ロンダーネ山地地学調査隊」に、野外生活の専門家として参加。氷点下20度以下の気候と視界を遮るブリザードなど死と隣り合わせの環境、オーロラが輝く夜空や氷の海など雄大な景観を写真で紹介した。

明るく楽しくプレー　本社主催　グラウンドゴルフ大会
　本社主催・第５回大糸タイムス杯グラウンドゴルフ大会は２日、大町市の大町運動公園サッカー場で開いた。25人が参加し、生涯楽しめるニュースポーツを通して交流した。主管は同市グラウンドゴルフ協会（松本典久会長）。
５月29日に予定されていた大会が雨天延期で同日となった。涼しく過ごしやすい天候に恵まれ、参加者は楽しく会話を交わしながら伸び伸びとボールをポストに向けて打ち込んだ。

スキーで活躍表彰　白馬村とクラブ授与式
　白馬村と白馬村スキークラブはこのほど、スポーツ競技で特に優れた成績を収めた選手に贈られる、村スポーツ功労賞と、村スキースポーツ育成振興奨励金、村スキークラブＭＶＰ賞、村スキークラブ会長賞の授与式を村多目的研修集会施設ホールで開いた。国内外の各大会で活躍したスキー競技の選手らを中心に、村内42の個人・団体に各賞が授与された。
　授与式で太田紘煕村長は、「皆さんが競技に参加できるのも家族や地域の支えあってこそ。感謝の気持ちを忘れず、世界に羽ばたく選手になることを願っています」と激励した。

健全育成街頭呼びかけ　大町　活動月間にあわせ

　青少年の健全育成に関する啓発活動月間が始まった１日、大町市や長野地方法務局大町支局、北安曇地方事務所、民生児童委員など約30人が、同市のデリシア大町駅前店やＪＲ信濃大町駅などで街頭啓発を行った。青少年を地域ぐるみで健全育成することを呼びかけた。