2011年7月8日(金)付


大北地域と交流 NAGANO応援団 熱意通じる
18年冬季五輪 韓国平昌に

 スキーを通じて白馬村を中心とした大北地域と長年交流する韓国の平昌(ピョンチャン)郡が、2018年冬季五輪開催地に決まった。日本時間の7日未明、テレビなどで速報された。交流の懸け橋となったスキー界のパイオニアで知られる同村八方の丸山庄司さん(77)や、大北地域の観光関係者らでつくる「韓国ピョンチャン冬季五輪招致NAGANO応援団」(福島信行団長)メンバーたちは胸をなでおろした。
 大北地域とピョンチャン郡のつながりは昭和43年から続く。丸山さんが、同郡ヘンゲ村にスキー指導者として招かれたことがきっかけとなった。韓国人スキーヤーの育成など通じ交流が深まるなか、平成16年には白馬北小学校とヘンゲ初等学校が友好姉妹校となり児童交流も続いている。
美しい道路環境を 建設業協会が草刈り奉仕 大北
 県建設業協会大北支部(原務夫支部長)は7日、道路環境を整備する恒例の草刈り作業を行った。会員の大北地域の建設業者31社や建設事務所職員など約80人が、普段道路を利用する人や観光客が気持ちよく通れる道路を整備した。
会員らは、大町市と松川村境から小谷村下里瀬までの約40`間、国道148号や県道3路線などで実施。ガードレール沿いには夏本番を前に草が生い茂り、草刈り機で根本から丁寧に刈り取っていた。
にぎわい目指して セピア安曇野にラーメン店 松川村

 松川村の地域活性化センター「セピア安曇野」にこのほど、飲食店「ラーメン弘(ひろし)」(平田すみ子店主)がオープンした。有志が地域のにぎわいづくりを目指して、村の玄関口となる駅前に店舗を立ち上げた。
地域に恩返し活動 仁科台中3年生総合学習 大町市
 大町市の仁科台中学校3年生約170人は本年度、総合的な学習の時間を用い「地域のためにできることって?プロジェクト」に取り組んでいる。地域の学習を重ねた中で、今までお世話になってきた地域に恩返しをしようと、交流やイベント、環境整備などに取り組む。
同校では1年生で地域を学ぶ学習、2年生では職業体験などを通じ地域に出て学びを重ねてきた。3年生は4月から地域のために取り組める活動を模索。自分たちの地域への思いや、地域の人たちの中学生への要望などをまとめた。お祭りで町を盛り上げたい、何かを制作したい、被災地を支援したいなどの希望に沿って、10以上の「隊」に分かれて具体的な活動に入った。
親子の笑顔あふれる 参観日合わせ七夕まつり 大町あすなろ保育園

 大町市常盤のあすなろ保育園(田中美和子園長・園児134人)と同園保護者会(太田恵保護者会長)共催の「七夕まつり」は7日、参観日に合わせ盛大に行われた。地域の民生児童委員らも参加し、夏祭りさながらの出店に親子の笑顔があふれた。
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7月の一覧
節電の夏 省エネ学ぶ 豊かな環境づくり大北会議 大町市
 大北地域で環境保全に取り組む66団体でつくる、「豊かな環境づくり大北地域会議」(会長=眞島宣子大北連合婦人会長)は4日、本年度の総会を大町市の大町合同庁舎で開いた。節電が求められるこの夏に、なるべく環境に影響を与えない暮らし方について学んだ。
研修会では、エコとく診断事務局省エネアドバイザーの宮野秀夫氏を講師に、家庭で生かせる省エネについて学んだ。宮野氏は家庭でできることとして、冷蔵庫の開け閉めを少なくする、電気ポットで保温するよりその都度沸かす、ふんわり発進・加速するエコ運転などで省エネできると紹介。「家庭の省エネは国全体から見ると一部だが、役に立てていただきたい」と話した。