2011年7月12日(火)付
夏山シーズン安全祈願 小谷温泉と雨飾山高原 小谷村中土の中谷開発委員会(相沢誠男会長)は10日、同村鎌池ぶな林亭前で「小谷温泉・雨飾山高原の夏山開き安全祈願祭」を行った。同村の夏山開き最後の神事で、村に本格的な夏山シーズンが到来した。 日本百名山の一つとして知られる雨飾山は、同山に至る登山口が大網地区と小谷温泉側からの2か所ある。どちらも登山客に高い人気があり、当日は開山を心待ちにしていた多くの登山者が早朝から訪れ、トレッキングを楽しんだ。 |
地域挙げ健全育成 推進大会と3校P連講演会 池田町 第24回池田町青少年育成町民運動推進大会・町内3校PTA連合会講演会(町、町3校PTA連合会など主催)が9日、町公民館で開かれた。多くの関係者らが参加し、地域を挙げた青少年の健全育成活動に向け一致団結した。 会染小学校合唱部によるステージを皮切りに開会。大会長の勝山隆之町長は「地域の宝である子どもたちが健やかに活躍できる環境づくりをみなさまとともに作り上げていきたい」とあいさつ。 青少年健全育成活動に尽力した個人、団体への表彰では、あいさつ運動を通じて仲間や地域との絆を深めている池田・会染の両校児童会、福祉施設入所者との交流や東日本大震災義援金集めなど展開した高瀬中学校に表彰状を贈った。 池田工業高校建築科生徒の学習の成果を生かしながら地域に貢献する「池工お助け隊」による活動発表もあった。 講演会では、安曇野ちひろ美術館の竹迫祐子副館長が「絵本で知る 子どもの心 子どものホンネ」と題し講演した。 |
節目祝う優美な歌声 北ア第九を歌う会20周年 創立20周年を迎えた北アルプス第九を歌う会(横澤厚信会長)は10日、「北アルプスに響けベートーヴェン第九演奏会」を大町市文化会館で開いた。大北、安曇野、松本から会員や小学生合唱団ら合わせて150人がステージに立ち、楽章によって表情を変える第九の魅力を、優美な歌声で披露した。 同会は平成2年に同所で行われた東京混声合唱団の演奏会に地元合唱団が参加し、合唱の醍醐味(だいごみ)を味わったことをきっかけに発足。長野五輪開会式やサイトウキネンフェスティバル、国営アルプスあづみの公園開園で演奏などを行ってきた。 |
農具川アユ釣り解禁 県内外から多くのファン 大町市内を流れる農具川で10日、アユ釣りが解禁となった。早朝から県外含め多くの釣り人が訪れ、仁科三湖を源とする清流で育ったアユを次々と釣り上げていた。 釣り人たちは、縄張り意識が強いアユの習性をいかした友釣りと呼ばれる方法で、魚影を追いかけた。群馬県から訪れたという男性は「川幅も狭く、流れも急で、さおも出しづらいですが、その分面白みがありますね」と狙ったポイントに仕掛けを流していた。 同河川を管理する北安中部漁業協同組合(猿田勝文組合長)は 「ことし5月10日、アユの稚魚100`を放流した。体長20aほどとあゆの育ちも良い。まずまずの釣果になっているのでは」としている。 |
村内一斉清掃ボラ 白馬中の地区生徒会 白馬村の白馬中学校は8日、地区生徒会による村内全域一斉清掃ボランティアを行った。美化活動により地域を愛する心を育むことを目的に、30年以上続けられている伝統行事。30度を超える暑さの中、汗だくになりながら懸命に取り組んだ。 生徒たちはビニール袋を片手に、国道148号沿線や塩の道街道、村内の公共施設周辺でごみを拾い集めた。長年の積み重ねにより、近年はごみの量も少なくなり、成果が感じられるというが、心無い人が捨てたタバコの吸い殻や空き缶など景観を損なうゴミも多く見つかり、ていねいに回収していった。併せて同校が行う資源回収についてのチラシも各戸に配布し、協力を呼びかけた。 |
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綱引き大会夏の陣 小谷村の体協会長杯争奪 小谷村公民館と村体育協会主催の「小谷村体育協会長杯争奪綱引き大会・夏の陣」が8日、同村小谷小学校体育館で開かれた。 学校や職場、地区のスポーツ愛好仲間などで編成された、一般男子の部に9チーム、一般女子の部に8チーム、小学生の部に6チームの3部門に約400人が出場。力と力がぶつかりあう熱戦を繰り広げた。 試合はリーグ戦とトーナメント方式で行われた。選手たちは審判の競技開始の合図とともに、いっせいに姿勢を倒して重心を低くし、大きな掛け声で呼吸を合わせて懸命に綱を引いた。両チームのパワーが1本の綱に集中して好勝負が繰り広げられ、顔を真っ赤にして力をふりしぼった選手たちに大きな声援と拍手が送られていた。 同大会は、村民の運動不足解消と地域の親ぼくをはかろうと、毎年春と秋の2回行われている。今では地域のきずなを深め、世代を超えたコミュニケーションが広がる場として定着している。 |