2011年7月13日(水)付


節電の夏 水しぶき 黒部ダム 観光放流に園児も涼
 大町市を基点とする観光ルート、立山黒部アルペンルートの黒部ダムがトップシーズンを迎え、観光放流が行われている。梅雨も明けた12日は夏空が広がり、招待された保育園児が水しぶきに浮かぶ虹を楽しんだ。都市圏で停電が心配される中、「涼しい」観光地として多くの来場者を迎える。
関西電力黒四管理事務所(吉藤学所長)は平成18年度から、次世代を担う子どもたちに地域の名所を知り環境問題に関心を持ってもらおうと、市内の保育園・幼稚園計11園の年長組を招いている。
夕立のあと虹くっきり
 大町市内で強い夕立が降った11日夕方、雨あがりの東の空にくっきりとした虹がかかった。相生町付近からは、霊松寺山の手前にくっきりと見え、三日町の水田あたりに降りているように見えた。
 夕立は激しい雷雨で、気象庁のデータによると降水量は最大で10分間に6・5_を記録、視界を遮るように路面を打っていた。最高気温は32・2度まで上がったが、打ち水代わりの雨で夜には20度以下に下がった。
親子で楽しむ夏祭り 大町市のどんぐり保育園
 大町市社のどんぐり保育園(奥原由美子園長・園児58人)の保護者会(降籏ゆい会長)が主催する親子レクリエーション「夏まつり」は9日、地区公民館で開いた。保護者同士の交流や親子で楽しむ場にと開く3年目の行事で同公民館での開催は初。
日ごろ、園児の送迎で顔を合わすだけの母親たちが情報を交換したり、多忙な父親がわが子とふれあうなどつながりを深める場に150人の親子らが集まった。
会場には「ぼんぼんつり」やおもちゃの「金魚すくい」などが並び、にぎやかな祭りの雰囲気に子どもたちははしゃいだ。ペットボトルの的を水鉄砲で倒したり、フランクフルトをほおばったりとあちこちに笑顔が見られた。出店では保育士らも協力し一緒に祭り気分を楽しんでいた。
小谷園児ソフトで暑さ飛ばす
 小谷村の道の駅おたりはこのほど、園外活動で同施設を訪れた小谷保育園の全園児にソフトクリームを無償で提供、園児が暑さを吹き飛ばす冷たい味覚に舌鼓を打った。
 同園は地域社会で交通ルールやマナーを学ぶ園外保育を企画。暑い夏を乗り切ってもらおうと、道の駅おたりでソフトクリームを味わうことを一番の目的にかかげた。当初は園児がお金で購入する予定だったが、同施設の好意により、無償で提供された。
アクションの祭典 MTBやスケボーの技 白馬村
 白馬村の白馬47マウンテンスポーツパークを会場に9日、マウンテンバイクやスケートボードなどアクションスポーツの祭典「X−SESSION」(クロスセッション)が開かれた。県内を中心にライダーやショップ関係者が、アウトドアスポーツの新たな楽しみ方を提供し、地元の盛り上げや愛好家の底辺拡大につなげようと企画。国内のトップライダーやスケーター多数が参加して、自転車の操作技術を競い合う競技や同施設のマウンテンバイクコースを利用したダウンヒルタイムトライアルレースなど、多彩なイベントを楽しんだ。
「北安曇郡歌」次代に 池田町の普及会がCD
 池田町の住民有志らでつくる北安曇郡歌普及会(横澤脩夫代表)は、地域の風土や歴史を歌った「北安曇郡歌」のCDを制作している。大北各市町村共通の故郷を歌う歌として、次世代への継承を目指し、郡内の小中学校などに寄贈する。
郡歌は北安曇教育会が、県歌「信濃の国」の作者で知られる浅井洌に制作を依頼。浅井が作詞、早川喜左衛門が作曲し、明治36年(1903)に完成した。当時の17町村の地名を盛り込み、北アルプスの山々や豊かな水資源、史跡などを歌っている。
CDは地域の音楽グループ「やまぼうし」が歌と演奏を担当、誰もが歌いやすいよう、音程を下げるなど編曲に工夫を凝らした。カラオケを含め2曲を収録、300枚が用意される。
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