2011年7月17日(日)付


「稗田山」現地で理解 総合学習小谷っ子タイム
 小谷村の小谷小学校で、村についてさまざまな角度から学び、体験する総合学習「小谷っ子タイム」が始まった。地元の名人・達人を講師に、歴史やスポーツ、食べ物など6つの分野からなる「探検隊」と名づけた縦割りのグループに分かれて校外学習を行う企画。14日は施設名所探検隊24人が、同村で明治44年に発生した日本三大崩落の一つに数えられる、稗田(ひえだ)山を望む金谷橋などで現地学習を行い、身近な災害や自然について学びを深めた。
金蘭黒部と旬の味 地域特産品味わい企画盛況 いーずら
 大町市仁科町の「いーずら大町特産館」はこのほど、同市日の出町の「居酒屋夢の花」と共同主催で「金蘭黒部の酒とともに夏野菜を中心に旬の味を楽しむ会」を開いた。居酒屋夢の花を会場に行う「地域の生産品味わい企画」の第3弾。
同企画は大町市にある3社の酒蔵と、地域の食材を合わせて紹介する目的で昨秋スタート。今回は金蘭黒部の蔵元・市野屋商店の地酒5銘柄と、旬の夏野菜をふんだんに使った料理、地元産信州黄金シャモの料理などが供され、定員を上回る約50人の参加者に好評を博した。
安心の未来願いリレー 「反核平和の火」大北に
 反戦・反核を訴え青年が県内全市町村を走り継ぐ第24回長野県反核・平和の火リレー(県平和友好祭実行委員会主催)は15日、大北地域を走った。今回は福島第一原発の事故を受け、「原爆も原発もない安心の未来を」と訴え、各自治体に平和と反核の取り組みを要請した。
自治労の若手たちが、広島市平和公園の「平和の灯(ともしび)」から採火したトーチを手に、小谷村から池田町まで大北を走った。
 大町市役所前では、吉川雅輝・大北地区実行委員長が、憲法9条改正反対や脱原発社会実現、原発事故被害者の救済や「非核法」の制定などを訴える要請書を市に託した。牛越徹市長からの激励のメッセージが贈られ、平和の火は次のランナーに受けつがれ、出発した。
「聖地」木崎でオイル交歓 横浜市の外ノ池さん 交流のきっかけに
 アニメの舞台となった「聖地」として知られる大町市の木崎湖で、神奈川県横浜市の自動車整備工場・「春ノ木レーシング」代表の外ノ池浩太さんが毎月、自動車のオイル交換会を開いている。
イラストを車体に飾った「痛車(いたしゃ)」をはじめ、愛車で訪れるファンも多いことから、交換会を通して交流のきっかけをつくり、少しでも木崎のにぎわいにつなげたいと願いを込めている。
外ノ池さんが初めて木崎を訪れたのはアニメ放映間もない8年前。免許を取得した次の日に旅先を選んだ。当初はアニメ舞台の「巡礼」が目的だったが、通ううちに釣りなどのアウトドアや花火大会など、純粋に木崎という地を好きになったという。
ユリと北アの景観満喫 白馬岩岳スキー場
 白馬村で展開している「白馬Alps花三昧(ざんまい)」のメーン会場の一つ、白馬岩岳スキー場の「白馬岩岳ゆり園&マウンテンビュー」が15日に開園した。
 ゆりの開花時期をより長く楽しんでもらおうと、昨年大幅にリニューアル。山ろくエリアと、標高1289bの山頂エリアで、北アルプスの大パノラマとブナ林の中のゆりがどちらも楽しめるようになった。
 現在は山ろくが見ごろで、スカシ系を中心とした赤や黄色の色あざやかなユリの花が8分咲きほどとなり、ゲレンデに甘い香りを放っている。これから8月にかけて、さまざまな品種の色とりどりの花々が順次ゲレンデの斜面を彩っていくという。
「おひさま」ラッピング 高速バスで大町PR
 大北と首都圏を結ぶ高速バス白馬新宿線で16日から、NHK連続テレビ小説「おひさま」のロゴをあしらったラッピングバスが運行を始めた。安曇野を舞台とする人気のテレビドラマと、黒部ダムの玄関口・大町市を、首都圏への往復でPRする。初運行に合わせ、JR信濃大町駅前のバス停では出発セレモニーが行われた。
バスは、右側面には「おひさま」のロゴと、主演の井上真央さんの写真がプリントされた。左側面と後面には、観光放流で放水する黒部ダムの写真を用い、「立山黒部アルペンルートの玄関口 大町市」と記した。
ラッピングされたバスは1台で、毎日1日1往復の運行。「おひさま」のラッピングは9月まで、市観光協会のラッピングはそれ以降も継続する。大町市の観光をPRするラッピングバスは初。
セレモニーには、市観光協会や市観光課、バス運行会社などが参加。白馬から到着したバスを太鼓の演奏で歓迎し、大町レディースが運転手へ花束を贈呈した。
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