2011年7月23日(土)付


大町で0.1マイクロシーベルト 放射線量「心配ない値」
 福島第一原発の事故を受けて県環境部などが実施している県内全市町村での空間放射線量測定は22日、大北地域で実施。管内市町村の役場庁舎や小学校で、サーベイメーターによる簡易測定を行った。午前中から午後にかけての小谷村・白馬村・大町市での調査では、特に健康に影響がある数値は検出されなかった。
同調査は県内の放射線量をより詳細に把握しようと11日から実施。小中学校では校庭中央付近で地上から1b、50a、地表の3つの高さで、役場庁舎では屋上と地表で1bの高さで計測し、30秒ごとに5回ずつ計測し、平均値を算出する。
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7月の一覧
16年ぶりに阿波踊りも きょう池田あっぱれ
池田町の第27回「池田ふるさと祭り池田あっぱれ」は23日、町役場周辺で開かれる。かつて「全国池田サミット」で交遊のあった徳島県三好市池田町から、踊り連が16年ぶりに参加、本場の阿波踊りを披露し、地元と踊りを共演する。
メーンイベントは松本蟻ケ崎高校書道部による「It,s 書 time!!」と題したパフォーマンス。映画のモデルにもなった「書道ガールズ」たちが、12×9bの巨大な紙に筆を走らせる。
 会場では祭りならではのイカ焼きや焼きそば、スイーツなどの出店が並び、地元踊り連が「池田ふるさと音頭」「サンバてるてる坊主」を踊りながら練り歩く。町出身のお笑い芸人・ヒロスケのステージや、地元ビッグバンド・ニュースリーシャープスの演奏なども行われ、祭りを盛り上げる。
実行委員長の勝山隆之町長は「町民の思い出に残る祭りにしたい。今後、盛り上げていくために新しい踊りも考えていければ」と話した。
小中学校に文房具 禁煙友愛会松川が寄贈
松川村の日本禁煙友愛会信濃松川支部(宮澤三二支部長)は21日、村内小中学校の児童生徒に文房具を寄贈した。子どもたちに家庭ぐるみで禁煙や健康について考えてもらおうと、標語が載った鉛筆やノートを贈る恒例の行事。
松川小学校では4年生101人が夏休みを利用し、禁煙を呼びかけるポスターを制作する。学校を訪れた河内國治副支部長は啓発活動に協力する子どもたちへの感謝を込め、大久保俊介校長に鉛筆約200本を手渡した。
動物の表情さまざま 大町山博で写生画展
 大町市の市立大町山岳博物館(宮野典夫館長)がことし春に開いた「春のどうぶつ写生大会」の応募作品を展示した動物写生画展は8月7日まで、同館講堂で開いている。子どもたちが同館付属園の動物の遊んでいる姿やエサを食べている姿など思い思いの場面を描いた作品全114点を展示している。
作品は、クレヨンや絵の具など自由な画材で優しい動物のまなざしが子どもたちのまっすぐな目線で描かれている。カモシカやキツネ、キジなどそれぞれの動物の特徴がとらえられている。
16日に行われた表彰式では、第56回中部ブロック動物園水族館写生大会の各賞、山岳博物館賞を受賞した幼稚園や保育園児、小中学生42人が宮野館長らから表彰を受けた。
白馬猿倉荘に 山岳事故防止ポスター 母袋さん夫婦手作りで
 白馬岳の主要登山口の猿倉荘に、ひときわ目を引く山岳事故防止啓発ポスターが掲示された。多彩な画用紙を使い、貼り絵が施された手作りポスターで、入山を前にした登山者の足を止めている。
 大町署白馬村交番主任の母袋周作さんと有子さん夫婦が手作りした。目に留まりやすいポスターを作りたいと、母袋さんが元保育士だった有子さんに相談。アドバイスを受けながら、5時間ほどかけて共同制作した。
 クマとウサギを登場させ、「ゆとりある計画と行動を」の文字を入れた。母袋さん夫婦は「事故がないことが一番。1件でも山岳事故が無くなれば。安全な登山で、楽しい思い出だけ持ち帰ってもらいたい」との願いを込めた。
踊りや花火楽しむ こまくさ幼稚園夏祭り

 大町市六九町のこまくさ幼稚園(唐木むつ子園長・園児56人)は21日、「こまくさ夏祭り」を園庭で開いた。園児の家族や卒園児、未就学児親子など約200人がマジックショーや花火などで夏の夕べを楽しんだ。