2011年7月26日(火)付


子の興味引き出す 自然科学指導者養成栂池で
 小谷村の栂池高原を会場に23、24の両日、「リアルサイエンスマイスターになろう・自然科学指導者養成講座」(栂池高原観光協会主催、NPO法人体験型科学教育研究所後援)が開かれた。学校の教育現場で求められる、五感を使った体験や実験に基づく科学教育を通じて、子どもたちの主体性や興味関心を引き出すことのできる指導者養成が目的。
 県の元気づくり支援金の助成を受けて実施した。全国からネイチャーガイドや教育・観光関係者など多数が参加して、現場でのフィールドワークを中心に、学習の意義や理念、指導者としての役割などについて理解を深めた。
池田あっぱれの輪 阿波踊りも16年ぶり
池田町の第27回「池田ふるさと祭り・池田あっぱれ」は23日、町役場周辺で開かれた。かつて「全国池田サミット」で交流があった、徳島県三好市池田町から踊り連を16年ぶりに招待。本場「阿波踊り」の輪に地元住民も加わり、踊りを通じた親ぼくを深めた。
阿波踊り連「吉野連」の15歳から71歳まで19人が参加。三日月形の編みがさや鉢巻きを身に付けた踊り手が、笛や太鼓の音色に合わせて、華やかで迫力ある踊りを披露した。地元住民にも参加を促すと、子どもからお年寄りまでが踊りをまねながら、楽しげに腕を振り上げていた。
大町PRのツールに 黒部ダムカレーを語る会
 大町市のご当地グルメ・黒部ダムカレーを応援しようと、愛好者の有志は24日、「黒部ダムカレーを語る会」を同市八日町の豚のさんぽ総本店で開いた。市内外からダムカレーの取り組みに関心を持つ「熱烈ファン」が集い、カレーを囲んで意見を交わした。
雑誌編集者やデザイナーなどの本職の一方で、いちファンも訪れていた。意見交換では、遊び心あふれるダムカレーを楽しんでいるファンの立場からの声を各店舗に届ける「話し合いの場があればいい」という声や、「地元で知らない人も多く、地域の人々への浸透を図るべき」という声、ダムカレーを大町をPRする「ツール」としていかにまちづくりにつなげるかなど、さまざまな観点から意見が出された。
子ども流鏑馬に沸く 大町市 若一王子祭り荘厳に
 大町市の夏の風物詩、若一王子祭りが23、24の両日、市内で開かれた。全国でも珍しいちびっこ騎手による流鏑馬(やぶさめ)は、多くの観光客や市民らが見守り、堂々と放たれる矢に会場は沸いた。大町の誇る荘厳な祭典で活気に包まれた2日間となった。
 若一王子神社の流鏑馬は、仁科氏の武運を祈り戦国時代に始まったとされる。日本3大流鏑馬のひとつに数えられ、県無形民俗文化財に指定される。
 ことしも市内を中心とした年長園児から小学4年までの10人が狩装束で馬にまたがり、市内各所に設けられた的めがけ、力強い一矢を放った。的を射る度、観客からは歓声があがっていた。
夏の五輪コース走る スノーハープクロカン大会 白馬村
 白馬村の白馬クロスカントリー競技場スノーハープで23、24の両日、長野冬季五輪コースを走る「第14回白馬スノーハープクロスカントリー大会」が開かれた。県内外から2300人余の選手がエントリーし、個人やチーム種目で日ごろ鍛えた健脚を競い合った。
 初日は開会式と小学生と中学生、一般男子と女子、全国の市町村の消防署職員や消防団員による駅伝が行われた。夏の厳しい日差しが照りつけるなか、選手は1本のたすきをつないで力走した。
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7月の一覧

外来駆除釣果競う 中綱湖ブラックバス釣り大会

大北漁業協同組合連絡協議会と大町市、市漁協連絡協議会は24日、ブラックバス釣り大会(大糸タイムス社後援)を中綱湖で開いた。生態系を崩す外来種の駆除を目的としたもので、家族連れなど約40人が参加し、釣果を競った。
参加者は湖畔に並んで釣り糸を垂らし、ブラックバスとブルーギル合わせて300匹以上を釣り上げた。一般と小中学生の部で、釣果数や体長を競い、上位入賞者が表彰された。なかには40aを超す大物も上がり会場を沸かせていた。