2011年7月29日(金)付


行政と住民のパイプ役 小谷村集落支援員を募集
 小谷村はこのほど、過疎高齢化が進む農山村地域で行政による十分な目配りができない集落について、行政と住民を結ぶパイプ役となる「集落支援員」の導入を決めた。集落を巡回して地域にとって必要なこと、何をすればいいのかを住民と一体となって考え、地域の課題解決に取り組む。集落の維持・活性化に期待をかけ、意欲ある人材を募集している。
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7月の一覧
車いす2台と吸引器 禁煙友愛会松川が社協に
松川村の日本禁煙友愛会信濃松川支部(宮澤三二支部長)は27日、村社会福祉協議会に折り畳み式の車いす2台と、たんを取り除く吸引器1台、合わせて15万円相当を贈った。地域に貢献しようと会費を寄贈品の購入費に充てた。
同支部は2年に1度ほど、村社協から必要な資器材の要望を聞き取り、寄贈を続けている。ことしは震災被害に遭った下水内郡栄村への義援金10万円も送った。
宮澤支部長ら役員4人が村役場を訪れ、社協会長の平林明人村長に目録を手渡した。宮澤支部長は「活動を通じて地域福祉の向上に努めたい。有効に利用してもらえれば」と話した。
震災への備え新たに 地震体験車巡回始まる
 県が県内各地へ貸し出している地震体験車の巡回指導が28日、大町市で始まった。観測史上最大級といわれる東日本大震災や県北部地震後初となる地震体験車での地震体験を通して、震災への備えの気持ちを新たにする。8月5日まで市内16か所の幼稚園、保育園や自治会などを巡回する。
初日は大町市美麻のみあさ保育園(中村祐子園長)の年少から年長園児18人が地震を体験した。園児らは実際に被災地支援に向かった北アルプス広域大町消防署員から、東日本大震災の被害状況や対策を聞いた。東日本大震災被災地の方角を向き、静かに手を合わせて黙とうが行われた。
森林と自然に理解 みどりの少年団大北交流 松川小で

みどりの少年団大北地区協議会は28日、管内各小学校少年団の交流集会を松川小学校で開いた。7団から参加した約180人が、森林にまつわるクイズや木材を使った工作などを通じて、自然に対する理解や親睦を深めた。
 子どもたちは他校の児童と一緒に班をつくり、大北林業研究グループや県、各市町村の職員を講師に遊びを楽しんだ。
あいにくの雨も元気に 夏休みラジオ体操始まる
 大北のほとんどの小中学校は28日、夏休みを迎えた。各地域では規則正しい生活のひとつにと早朝の「ラジオ体操」で、子どもたちの健全な育成につとめている。実施期間などは地区それぞれだが、地域交流の場にも活用している。
大町市平の借馬団地の小学校地区児童会は6年生が主体となり、8月10日まで、地区公民館南側公園で行う。毎回、地区PTAからは早起きと参加の褒美にと菓子や文具などがもらえる。
初日は、あいにく雨降りで公民館室内で実施。集まった児童と保護者25人は定刻の6時30分、軽快な号令と音楽に合わせ元気よく体操。じめっとした外の天候とは裏腹に爽快な一日をスタートさせた。初めて出席した1年生も眠そうに目をこすりながらも一生懸命からだを動かしていた。
美麻っ子デザイン イルミネーション 30日支援夕市 ぽかぽかランド
 大町市美麻の道の駅ぽかぽかランド美遊で、イルミネーションが夜の駐車場を彩っている。「元気・がんばれ・奉仕」をスローガンに、ぽかぽかランド美麻と地元住民が力を合わせ地域の元気を出そうと、子どもたちからデザインを募集し飾り付けた。30日には夕市を開き、地域のにぎわいとなる催しと被災地支援の募金を募る。
2万5000球のイルミでテニスコートや美遊の屋根を彩った。美麻小学校5年生の東條美優さんが考えた、虹の上をイルカが飛び跳ねる様子を描いたデザイン。「ガンバレ日本」と応援のメッセージも込めた。