2011年8月4日(木)付


夏の電気安全使用を 中部保安協が啓発
 電気事故の多い夏季に安全な電気の使用を啓発する「電気使用安全月間」に合わせ、(財)中部電気保安協会大町事業所(渡邊勇男所長)は2日、啓発活動をJR信濃大町駅前で実施した。協会職員7人が、啓発うちわ200枚を配り、電気の使用に注意を呼びかけた。 夏は暑さにより作業中の発汗も多く集中力も低下しがち。水に接する機会も増えることで感電などの事故が発生しやすく、台風や豪雨が電気設備に影響を与える場合もある。昨年度は中部5県で感電死傷事故が16件、自家用電気工作物の波及事故は37件と、増加傾向にあった。
同協会は電気相談の窓口や、電気使用についての指導・助言を行っている。ことしは節電の呼びかけや、社会福祉施設や自治体の避難施設の電気点検なども行う。
電気使用安全月間は経済産業省が主唱し、8月1日から31日までの間に関係諸団体が一体となって安全意識の向上に努める。
包丁正しく使って 小谷 夏休み親子料理教室
 小谷村の小谷小学校を会場に1日、小学生親子を対象とした「夏休み親子料理教室が開かれた。楽しみながら食育への理解を深める恒例イベント。多数の親子が参加して、食の大切さについて考えた。
 昨今は食生活の変化や危険などの理由で子どもたちが包丁を持つ機会が減り、子どもが料理に親しむことに格差があらわれているという。村では食べること・食の大切さを学ぶために、包丁は正しく使えば便利な道具であることを認識してほしいと、ことしのテーマに「自分で料理を作ってみよう」を企画。
 同村の食生活改善推進協議会の会員が講師を務め、計量の方法や切り方、調理方法など、料理の基本やバランスよく食べることの重要性に重点を置いた指導を行った。
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8月の一覧
震災復興の願い込め 大町市日の出町に七夕飾り
 大町市の日の出町共栄会(渡辺徳久会長・27店)は7日の月遅れの「七夕」を前に、同商店街の沿道約300bに16本の七夕飾りを設置した。35年以上続く恒例行事で、東日本大震災の復興や大町市の発展、商店街の活性化などの願いを込めながら、街の通りに華やかさを演出している。
 竹の調達は北アルプス広域シルバー人材センターに依頼。会員がササにつるしたやや大きめの短冊には、市内はなのき保育園児による「プールでおよぎができるように」「かんごしさんになりたい」などの願いが書かれている。
 会員たちも「1日も早い震災復興を」「みんなが幸せに」などの願いを込めて取り組み、8月8日まで飾る。渡辺会長は「一番の願いは震災復興ですが、忘れかけている伝統文化の七夕の継承や、街のにぎわい創出にも期待したい」と話した。
環境保全 地域の協力 池田町でアレチウリ駆除
 県北安曇地方事務所と池田町、豊かな環境づくり大北地域会議は2日、つる性植物・アレチウリの駆除を町内で行った。7月31日の全県統一行動日に合わせ、地域の住民参加で外来種の駆除に取り組み、自然環境への意識高揚を図るねらい。
駆除には関係者16人が参加し、人の手が届きにくい陸郷地区の町道八代線の沿道約800bで、作業に汗を流した。
七夕祭り短冊に願い 見守る木流かさ地蔵 白馬町
 白馬村の白馬町活性化委員会(新沢恵委員長)は2日、月遅れの七夕祭りをJR白馬駅東側の木流かさ地蔵周辺で開いた。地元を中心に多くの子どもたちが参加。地域の発展や青少年の健やかな成長など願い同委員会が建立した6体の地蔵に見守られ、思いおもいの願いを短冊にしたためた。
 地蔵横に植栽された竹には「ケーキやさんになれますように」「野球選手になりたい」「家族みんなが元気で幸せに暮らせますように」など書かれた短冊が飾られた。子どもたちは地蔵に手を合わせながら夢の実現を願った。
震災犠牲者を慰霊 花火大会・灯籠流し15日に 木崎湖
 大町市の木崎湖で開かれる第69回・花火大会と灯籠流しの「水と光と灯りの祭」に向けて、木崎湖温泉観光協会は1日、灯籠の準備を行った。例年の盆供養や戦没者、遭難者に加え、ことしは東日本大震災の犠牲者を悼む慰霊の祈りを込めた。
花火大会は戦前から続く伝統行事を近年有志が復活し、盆供養や安全祈願の願いを込めて実施。色とりどりの幕を木で作った枠に張った灯籠に、戦没者の供養や当時を生き延びたお年寄りの長寿を祝う言葉などのメッセージを記し、2000個を流す。
 ことしは東北地方や県内を襲った震災の犠牲者を悼もうと、岩手県、宮城県、福島県、長野県などの被災した市町村名を大きな木枠に記し、流す予定。準備作業では有志約10人が、木枠の修理や布張りなどの作業に汗を流した。