2011年8月5日(金)付


そば祭り夏の商い 小谷村土倉の組合
 小谷村の土倉地区有志でつくる「コルチナそば組合」(松本常夫代表)は28日まで、同村池の田グリーンスポーツ管理の「食堂そばの花」で恒例の「そば祭り・夏の商い」を開いている。県内外から訪れた観光客らが、地元土倉産のそば粉と雪どけ水で打ったきりりと冷たいそばの味に舌鼓を打っている。
 信州の食を代表するそばを、夏の観光活性化につなげようと始められた取り組み。そば殻の入らない純粋なそば粉だけを使い、打ち立て、ゆで立てにこだわった、香り高いそばを提供。日ごろからそば打ちの技術向上にも余念がない住民の自慢のそばは、そば通をうならせる本格派だ。
和紙ちぎり絵展 大町市のねむの木で
 しゅんこう和紙ちぎり絵大町教室(曽根原邦子代表)は31日まで、「第5回しゅんこう和紙ちぎり絵展」を同市大原町のねむの木ギャラリーで開いている。7日午後2時からはちぎり絵と音楽のコラボレーション「ウン・ペッツォ・ディ・アルコバレーノ・コンサート」を同ホールで開く。いずれも入場無料。
会場に並ぶ作品は教室に通う7人が、昨年の秋からことしの夏前までに制作した約30点。季節の花や景色などを12号の大作から卓上に置ける小物で紹介している。
振り込め詐欺防止 高齢者宅にシール配布 大町署
 大町署(池田幸市署長)はあとを絶たない「振り込め詐欺」の被害防止のため、振り込め詐欺被害防止シールを作成した。1日は、大町駅前交番や生活安全刑事課の署員が市内の高齢者宅をまわりシールを配布しながら振り込め詐欺の電話に注意するよう呼びかけた。
同署管内ではことしに入り、4月に大町市内70代の女性が合計100万円をだまし取られる振り込め詐欺被害があった。前兆事案も多い傾向という。シールは直径4aほどの同署手作りで、「風邪ひいた 携帯変えたは だますため」「だまされないぞ 家族みんなで 合言葉」と被害防止を促す言葉を書いた2400枚を作成。大北地域の高齢者のいる家庭や独居老人宅を訪問しながら、目に留まりやすい場所へ掲出することを呼びかけている。
クレー射撃国体出場 大町市の奥原さん「成果を」
 大町市大新田町在住の日本クレー射撃協会会員・奥原隆志さんは、9月11日から山口県で開催される第66回国民体育大会(本会期は10月1日開会)のクレー射撃・スキート射撃競技に県代表選手として出場する。
クレー標的は、石灰などで作られた直径11a、厚さ2・5a、重さ105cの円盤で、スキート射撃はクレーが左右から同時に飛び出し、2発の弾で撃ち落とすもので瞬発力が求められる。1人1ラウンド25回の射撃を4日間で4ラウンド行い、その合計で個人成績を競い、3人の総合計で団体順位を決定する。
7月下旬に佐久市で開催された北信越国体で、同種目の県メンバー3人の一員として出場し、262点(300点満点)の高得点で他県を寄せ付けず団体優勝した。奥原さん自身としては優勝も本国体出場も初めて。大北地区からの同競技の国体出場も初。
涼やかに七夕飾り JAおたり支所
 月遅れの七夕にあわせ、JA大北おたり支所女性部の南小谷支部(千国日出子支部長)は2日、支部会員の親子に呼びかけ、同支所金融課窓口に七夕飾りを置いた。日ごろお世話になっている支所に感謝の気持ちを示すとともに、支所の利用者に季節感を感じてもらおうと企画。
 色とりどりの短冊に願い事を書いた華やかな七夕飾りが、利用者が訪れるたびに吹き抜ける風にそよぎ、涼味を感じさせている。子どもたちが短冊に願い事を書いた。将来の夢や希望がつづられる中に、震災復興など被災地への思いを込めた短冊も多く見られた。
原爆悲惨さや平和学ぶ 松川中3年生4人広島へ
 松川村は5、6の両日、松川中学校の3年生4人を広島県の平和記念式典に派遣する。戦争を体験したことがない子どもたちが、原爆被害の悲惨さや平和の大切さを現地の住民から学び、文化祭などで地元に報告する。
4人は生徒会役員から志願した齋藤慧介君(14)、廣瀬和希君(15)、北沢優希さん(14)、一瀬桃花さん(15)。全校生徒で折った千羽鶴を携え、村職員や同校教職員とともに広島へ出発、原爆ドームや資料館を視察する。広島市に原子爆弾が投下された6日、平和記念公園で開かれる式典に出席する。
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