2011年8月7日(日)付


ほっと手作りベンチ 木流川親しむ会間伐材で 白馬村
 白馬村を流れる木流川周辺で環境保全活動を実践するボランティア団体・木流川と親しむ会(浅香公夫会長)はこのほど、木流川周辺で間伐したスギを使いベンチを手作りした。川と並行する遊歩道沿いに設置、訪れた住民や観光客が腰を下ろし一息つく光景が見られる。
 2、3人が腰掛けられるほどの丸太の皮を剥ぎ、土台となる小さな丸太にかすがいくぎで留めるというシンプルなつくりが周辺の景観と調和している。
 遊歩道沿いに10基ほど設置した。ベンチで昼食をとる観光客の姿などあり、観光客や住民らの交流の場所としての期待を込める。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2010 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

8月の一覧
世界に一つの作品完成 大町市 陶芸の親子教室閉講
  陶芸を通じた住民の生きがいづくりに取り組む、大町市東町の「陶芸の家」(腰山馨会長、会員約40人)で6日、親子陶芸教室の閉講式が開かれた。市内の親子14組約30人が会員から作陶を学び、世界に一つだけの作品の完成を喜んだ。
作品は7月上旬、参加者が会員を講師にろくろや手びねりで造形した。同会が乾燥、素焼き、本焼きの作業を手掛け、1か月をかけて完成させた。釉薬は会員たちが作品に合わせ、「織部」や「石灰透明」などを選び、色付けした。
閉講式では参加者が完成した作品を目に歓声を上げ、カエルをかたどった置物やハート形のカップなど独創的な作品を互いに鑑賞していた。なかには三つ編みにした細い粘土を飾り付ける、工夫を凝らした皿もあり、「参考にしたい」と会員をうならせていた。
快適散策環境づくり 「おひさま」ロケ地整備ボラ 大町市建設業組合
 大町市建設業組合(西沢清組合長)は6日、NHK朝の連続ドラマ「おひさま」ロケ地の中山高原で遊歩道や駐車場の整備ボランティアを行った。組合役員9人が参加。ソバの花畑の見ごろを前に、快適に散策できる環境を整えた。
 作業は、ロケ地となったことで、今後さらに多くの来場が予想されることから大町市が依頼。同組合が快諾し、無償で作業を行った。重機や砂などの材料を持ち寄り、メーンとなる遊歩道約300b、駐車場の整地を行った。
 遊歩道整備では、粘土質の砂を敷き詰めながら、凹凸ない歩きやすい道にしていった。
 中山高原は、平成16年から美麻菜の花農業生産組合が、菜種とソバを栽培している。花の見ごろには多くの来場があり、市を代表する観光スポットとしても定着しつつある。
夏の夜彩る 市民祭 大町やまびこにぎわう
 大町市の夏を彩る市民参加の祭り、第33回「大町やまびこまつり」は6日、中央通り商店街を会場に開き、多くの市民が訪れ夏の夜の祭りを満喫した。祭りの冒頭に、大町神輿(みこし)愛好会「黒部睦(むつみ)」の担ぐみこしが登場し、にぎやかな祭りの幕開けを告げた。
同会はみこし担ぎで町おこしにつなげようと取り組む市民有志でつくり3年目。昨年完成した総ヒノキ製白木造りの「万燈(まんとう)神輿」を担ぎ、八日町のポケットパークから威勢のいい掛け声を上げ、町を練り歩いた。
歩行者天国となった中央通りには出店や子ども広場がにぎわい、ステージの太鼓や鼓笛隊、コンサートなどで、来場者は楽しい夏のひと時を満喫した。大町商工会議所青年部のブースは「青年部祭」と銘打ち、チョコフォンデュやわたあめなどの縁日が並び、祭り気分を盛り上げた。
ジャガイモ収穫交流 小谷保育園が伊折で
 小谷村の小谷保育園(山田圭佐美園長)の年長組園児15人は3日、同村伊折地区を訪れ、伊折農業生産組合と同園が共同で作っている畑でジャガイモの収穫作業を体験して異世代交流を深めた。
地域のお年寄りと一緒に農作業をしながら子どもたちの地産地消への意識を高めようと、毎年行われている取り組み。4月末に種芋を植えて、お年寄りと世話を続けてきた。
ことしも大豊作で、お年寄りの指導で畑の土を掘り起こすと、土の中からゴロゴロと大小さまざまなジャガイモが姿を現し、子どもたちの歓声と笑顔があふれた。
榎木さん北ア美術館に トークで作品づくりの魅力
 俳優で水彩画家の榎木孝明さん(55)=東京都=は5、6の両日、北アルプス展望美術館(池田町立美術館)で開催中の企画展「榎木孝明水彩紀行展」に合わせ、池田町を訪れた。ミニトークなどのイベントに参加し、安曇野の豊かな景観や作品作りの魅力を伝えた。
幼少期からスケッチや水彩画に親しみ、現在では生活の一部となっているという。俳優業の傍ら画材を常に携行し、撮影の合間を縫って作品づくりに取り組んでいる。これまでに全国100か所以上で作品展を開催。大北安曇野では初めて。
美術館から見渡す北アルプスや田園風景をスケッチし、「安曇野は平地と山の絶妙なバランスが優れ、絵心をくすぐられる。絵を描くことは自分への癒やしになる。誰もが気楽に描き、絵を身近に感じてもらえれば」と話した。