2011年8月11日(木)付


全国親善交流の熱戦 シッティングバレー白馬で
 床に座ったままプレーする6人制バレーボールの大会「第14回シッティングバレーボール全国親善交流大会in白馬」がこのほど、白馬村のウイング21を会場に開かれた。男子21チーム、女子8チームの約300人が参加して、熱戦を繰り広げた。
 同スポーツは座ってプレーし、ジャンプと立ちあがりは禁止で、コートが若干狭いという決まりがある以外のルールは、通常のバレーボールとほとんど同じ。逆にネットが低く、狭いコート内でのプレーは対戦相手との距離が近く、気合の入ったサーブやスパイクを次々と繰り出して、迫力あるプレーを展開した。
 障害者スポーツの祭典・パラリンピックの正式種目として知られており、全日本女子チームは2012年ロンドンパラリンピックの出場が決まっている。大会にはチームに所属する選手も多く参加した。
 大会では地元白馬中学校・白馬高校の生徒がボランティアとして参加。選手の試合を全面的にサポートし、コートの内外で交流を深めた。
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8月の一覧
防火への理解深める 少年少女消防フェス 北部消防署
 北アルプス広域北部消防署(奥原一繁署長)で10日、第23回少年少女消防フェスティバルが開かれた。白馬、小谷両村の小学生男女14人が参加し、放水体験など消防士の仕事を通じて、防火への理解を深めた。
 署員が実際に身に着ける重さ5`以上ある防火衣に袖を通す子どもたち。放水体験では、ホースをしっかりと握り、水圧に耐えながら、数十b先の目標めがけ、見事な水のアーチを描いていた。
 30b級のはしご車乗車、空気呼吸器を背負って濃煙体験、地震体験車による国内大規模地震の揺れ体験など
貴重な経験に真剣な表情で取り組んでいた。
 同フェスは、幼少期からの防火意識高揚を核に、チームワークが欠かせない消防士の仕事体験を通じて友情の大切さや規律を学んでもらおうと、小学校の夏休みに合わせ毎年開催している恒例行事。
スポーツ通じ友情 大町市少年少女球技で汗
 平成23年度大町市少年少女球技大会(大町市教育委員会主催)が7日、市運動公園総合体育館・野球場で行われた。市内小中学生が参加し、分館対抗によるソフトバレーボールと野球で汗を流した。
ピンチに励まし合うなど、スポーツを通じて、仲間同士の友情を確かめていた。
 開会式で、野球美麻チーム主将の平井秋馬君は「東日本大震災の犠牲者のみなさんのご冥福をお祈りするとともに、プレーできることに感謝し、力を出し切り正々堂々と戦います」と選手宣誓した。
 大会長の荒井今朝一教育長は「集落ごとの学年を超えたチームで戦い貴重な大会。元気に礼儀正しく楽しくプレーしてほしい」とエールを送った。
大町北小児童クラブが調理実習
 大町市の大町北小児童クラブは10日、調理実習を同校調理室で開き、昼食に味わった。洗米や食材の刻みといった一連の調理作業をとおして食への関心を高めるとともに、安全かつ楽しく皆で作り上げる喜びを感じるねらい。
66人の児童は「ラップでおにぎり油少なめコロッケ&スープ・デザート」をテーマに、5品を調理。同校栄養士や同クラブ保護者会役員のサポートや、信濃木崎夏期大学から調味料の提供を受けた。
息合った和楽器の魅力 松川村で箏・尺八演奏会
松川村公民館は7日、「パッサージュコンサート 箏(こと)・尺八演奏会」をすずの音ホールで開いた。尺八の両角昌幸さんと箏の鈴木綾さんの、アマチュア奏者の夫婦が息の合った合奏を披露し、伝統楽器の魅力を伝えた。
会場では2人による和楽器の定番曲のほか、両角さんの独奏で「愛燦燦(あいさんさん)」や「涙(なだ)そうそう」など身近な楽曲も演奏。音色に合わせて来場者から歌声があがった。
両角さんは大学時代、邦楽研究会で尺八に出合い没頭。北海道の奏者・菅原久仁義氏に師事した。県内を中心に全国で演奏会を開いている。
コンサートは施設ロビー「パッサージュ」を活用した住民が楽しめる場所づくりや、地域の文化振興につながる人材の発掘を目的に、月1回程度開いている。
南信州の自然満喫 小谷、高森、相馬の子交流
 小谷村青少年育成会の小学生がこのほど、下伊那郡高森町を訪れ、同町子ども育成会の子どもたちや、同町の招きでサマーキャンプに訪れた、東日本大震災で被災した福島県南相馬市の子どもたちとキャンプで交流を深めた。
 小谷と高森の交流は互いの地域の特色を生かしたスポーツ交流事業として、冬は小谷、夏は高森で毎年実施。昨年からは両町村の交流をより深めようと、高森での交流は、同町の子どもたちのキャンプ会に小谷の子どもたちが合流するキャンプ形式で行われている。
 同町は福島県南相馬市と親交が深い関係から、小学生児童に夏休み期間中に同町で過ごしてもらう応援プロジェクトを展開しており、今回のキャンプには相馬市内の各地から子どもたちが参加。高森、相馬市、小谷の3つの地域の子どもたち約60人が、バーベキューやキャンプファイア、テント泊などでにぎやかに交流した。