旧社村「戦争の証言」 ドキュメンタリー映画制作
 本来は残っているはずのない兵事資料が民家の土蔵から大量に見つかるなど、太平洋戦争の記憶が色濃く残る旧社村(現大町市社)で太平洋戦争に関わった人々を題材としたドキュメンタリー映画「大本営最後の指令〜遺された戦時機密資料が語るもの〜(仮)」の制作が進められている。
 社地区に残された兵事資料から、旧社村で旧日本軍の召集令状(赤紙)で戦場に赴き戦死した兵士らの遺族や存命する人々を訪ね、戦争の証言インタビューなどを行い、それらの話から戦争の歴史をひもといていく90分ほどのドキュメンタリー。映画制作は文化庁の「芸術文化振興基金助成事業」ともなり、昨年11月から制作にとりかかり、現在鋭意制作中。
バドと相撲で全中出場 大町市の3人健闘誓う
 第41回全国中学校バドミントン大会(滋賀県・22〜25日)と第41回全国中学校相撲選手権大会(兵庫県・20〜21日)に出場する大町市内の中学生3人が18日、市役所を表敬訪問し、全国大会出場の決意を述べた。
 仁科台中3年の遠山知佳さん(14)と小山美星さん(14)はダブルスで北信越大会2位となり、全中バドミントン大会に出場する。
 相撲選手権大会に出場する美麻中1年の小林涼太君(12)は県大会で3位となり全国大会出場を決めた。小学生で3回全国大会出場経験を持ち、6年生のときには学年別で全国8位となった。
 今大会から無差別で階級も区分けがない試合となるが、重量級・115`の体格を生かして全国大会に挑む。

2011年8月20日(土)付


トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2010 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

8月の一覧
障害者も安心観光地に ひだまりが市と意見交換
 大町市の障害者相互支援グループ「ホットネットひだまり」(古川芳和代表)は18日、第1回臨時集会を同市の喫茶工房アトリエで開き、障害者観光について市の観光課と意見交換した。県外から訪れた障害のある観光客や地元の障害者が安心・安全に観光できるような観光地づくりを、障害者の視点から提案した。
 参加者からは、障害者が利用できる施設や駐車場を案内するマップやホームページの充実、目や耳の不自由な人に対応できる飲食店のメニュー、大町温泉郷ではベッドの部屋がなく単身の車いす利用者にフル対応できる宿泊施設がないことなど、さまざまな障害ごとの視点から市内観光の課題が指摘された。
小麦料理味くらべにおやき 池田町の水野さん応援 27日富士宮市で
 全国各地の小麦料理の味を競う、第2回「日本全国・小麦料理味くらべ」が27日、静岡県富士宮市で開かれる。長野県を代表するおやきと、静岡県の富士宮焼きそばの対決に、池田町滝澤の会社経営・水野龍二さんが応援団として参加し、信州名物の魅力をPRする。
 水野さんは地元の農作物を活用してまちおこしを図ろうと信州の伝統食おやきに着目。10年ほど前から、社長を務める水野建設食品事業部で、道の駅池田周辺に安曇野おやき村を運営し、地場産の野沢菜やナス、ネギなどを使った「臥龍庵」ブランドのおやきを販売してきた。
大きな揺れ対応学ぶ 小谷保育園で防災予防教室
 小谷村の小谷保育園は18日、県の地震体験車を使った防災予防教室を開いた。全園児が震度5から7までの大きな揺れを体験し、地震発生時の対応を学んだ。
 北アルプス広域消防本部北部消防署の職員から、「地震が始まったらすぐに机の下にもぐること」と身を守るための大切な説明を受け、数人ずつ地震体験車に乗り込み、阪神大震災や、新潟中越地震クラスの震度7までの揺れを体感。
 揺れが始まるとすぐに机の下にもぐったが、事前に説明を受けていたにもかかわらず、揺れが大きくなると机にしがみつくのがやっとのようすで、地震の怖さを実感していた。見守る周囲の園児からも驚きの声が上がり、体験した園児は「すごく動いて怖かった」と話していた。
かれんな朱色境内に フシグロセンノウ見ごろ 白馬村長谷寺
 白馬村飯森の長谷寺(森道雄住職)で、山野草のフシグロセンノウが見ごろを迎えている。境内いたるところに広がるかれんな朱色の花が訪れた人の目を奪う。9月いっぱいまで楽しめるという。
 境内には広範囲にわたりフシグロセンノウが群生し、開花シーズンには県内外からの、カメラなど手にした多くの観賞者でにぎわう。
 森住職は10年ほど前、境内でフシグロセンノウの開花を確認し、かつての群生を思い出した。草刈りの配慮や支柱を立てるなど大切に生育を見守るなか、群生がよみがえった。規模も広がってきているという。