2011年8月26日(金)付


被災者に音楽で勇気 みどりの風コンサート 白馬村
白馬村のNPO法人「憩いの家みどりの風」(薮内美智代理事長)はこのほど、同村の聖白馬教会ホールで「みどりの風コンサート」を開いた。
 同会は同村で高齢者らの自立支援活動にたずさわる活動を続けている。薮内理事長は音楽に造詣が深く、副理事長の薮内馨さんが著名な声楽家であることから、地域から音楽文化を発信し村民の交流の輪を広げようと、同法人の発足と同時にコンサートを企画。
 ことしは大震災からのよみがえりを願うチャリティーコンサートを行い、収益や義援金が、音楽活動で次世代の子どもたちを支援するために寄付された。
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8月の一覧
雨模様てるてる坊主 池田町のアート展審査
  池田町恒例・第5回「てるてる坊主アート展」は25日から、あづみ野池田クラフトパークで開かれている。初日はあいにくの雨模様のなか、雨よけのビニールに覆われた、てるてる坊主作品が屋外に並び、町や町議会、地元学校関係者らが芸術性など5部門で審査した。最終日28日正午から、表彰式が行われる。
イベントは町出身の作家・浅原六朗が作詞した、童謡「てるてる坊主」を地域のにぎわいにつなげようと開催。ことしは3歳から96歳まで県内外の応募者から、過去最多の615体が寄せられた。
審査員の「てるてる坊主の館・浅原六朗文学記念館」の小澤洋治館長は「一生懸命さとぬくもりを感じさせる作品ばかり。イベントを通じて来場者にてるてる坊主の故郷・池田に親しんでほしい。記念館を訪れ、ルーツも知ってもらえれば」と話した。
自分たちのプラン実感 信大生 全国大賞ツアーコース巡る
 大町市と地域ブランドを共同研究する信州大学で学ぶ、人文学部文化情報論講座の学生は23日、学生たちでつくり全国入賞した、大町市の魅力をたどるツアーコースの黒部ダムや「ラ・カスタ」などを巡り、自分たちの作ったプランを実感した。
学生たちは商品や企業、地域などの価値を高める「ブランド化」を学び、昨年度、国土交通省が主催した「水のめぐみ≠ニふれあう水の里の旅コンテスト2011」へ応募。水をテーマに、「山ガール」など若者の視点から大町の魅力を掘り起こしたツアーを企画し、全国トップの大賞に輝いた。実際にツアーコースを巡ることで、商品化の際の課題などを掘りおこし、ブラッシュアップして完成度を高める目的で訪れた。
90年の節目成果披露 池工祭一般公開27、28日
 池田工業高校(春原武彦校長)は27、28の両日、第49回池工祭「池力〜養気・陽気・良気49度目大祭り〜」を一般公開する。学校創立90周年のことし、節目を記念した展示や、ものづくりを体験する催しなどを企画し、長年培ってきた学業の成果を地域に披露する。
主な催しは崑崙山脈の未踏峰に挑んだ、同校の大西浩教諭による講演会を28日午後零時半から大体育館で予定。恒例の福祉バザーは、地域の協力で集まった物品を販売。午前10時の開始までに整理券を配布する。
 ことしは東日本大震災を受け、被災地の小中学校に送るベルマークも会場で集める。
雨の中白熱プレー 大町市老連ゲート大会
 大町市老人クラブ連合会(上條昭雄会長)は25日、「第64回市老連ゲートボール大会」を大町市運動公園陸上競技場で開いた。15チーム、約80人が参加。雨が降りしきるなかで、雨の冷たさも吹き飛ばすような白熱のプレーを展開した。
同大会は年2回開いている。秋季大会は優勝カップがかかった重要な大会。選手らは傘をさしたり雨具を着用して、万全の態勢でプレー。最高齢93歳の参加者の姿もあった。雨でボールが滑ったり、思わぬ方向に転がってしまったりと普段とは違う感覚に注意しながら、熟練のテクニックを見せていた。