2011年8月28日(日)付


大町 地元住民と触れ合いも 北アアドベンチャーズ
 大町市を舞台とする第12回北アルプス山麓アドベンチャーゲームズ(同実行委員会主催)が27日から2日間の日程で始まった。県内外から約70人のアウトドアスポーツ愛好家らが参加し、マウンテンバイクやトレッキングなどで北アルプス山麓に広がる豊かな自然に触れている。
 同イベントはこれまで、里山や湖など山間部のみの開催だったが、今回は初めて、中心商店街もコースに加えた。飲食など1600円以上の消費をルール付け、地元住民との触れ合いも掲げた。
常念岳に親しむ 穂高西小恒例の親子登山
穂高西小学校児童の保護者らでつくる「穂高西小学校おやじの会」(丸山克己会長)はこのほど、恒例の親子登山を北アルプス常念岳(標高2857b)で行った。児童に校歌にも歌われる山と親しんでもらおうと始まった行事は、ことしで10周年を迎えた。
同会は平成14年、山岳ガイドを務めていた保護者の協力で、親子登山を企画。児童たちが校歌で、「み雪かがやく常念をいだきし空のごと」と、歌いなれた山とふれる機会をつくってきた。ことしは節目を記念し、他校の児童にも参加を呼び掛け、安曇野市内外の小学3年〜6年生と保護者30人が参加した。
参加者は1泊2日の日程で一ノ沢登山口から入山。沢に生息するサンショウウオなど、普段見慣れない自然を観察しながら、山小屋を目指した。2日目の早朝に登頂し、山頂からの眺めを満喫した。
わくわく電車遠足 未就園児すくすく広場 大町公民館
 大町市大町公民館(勝野礼二館長)の未就園児の親子教室「すくすく広場」は25日、電車遠足を行った。初めて電車に乗車する子も見られ、わくわくした様子で車窓を流れる風景を眺めていた。
車社会に育つ子どもたちに電車に乗る機会をと計画。大糸線の南大町駅から信濃松川駅までの電車の旅を親子で体験した。
目的地に同村役場南側の松川中央公園「リンリンパーク」を予定していたが、雨降りのために隣接する村多目的交流センター「すずの音ホール」に変更。施設内を見学したり、母親の手作り弁当を食べたりと思い思いに過ごした。
リアルかかし40体 池田町堀之内で芙蓉祭
池田町堀之内の住民有志は27日、「かかし・芙蓉(フヨウ)祭」を地区内で開いた。見ごろを迎えた芙蓉の花と並んで、人間そっくりの「リアルかかし」40体が集まり、観賞に訪れた家族連れなどでにぎわった。
ことしは農業を営む地区住民15世帯がかかしを制作。ドラムやギターを演奏する音楽隊や、酒盛りを楽しむ農家、「がんばろう日本」の旗を掲げる大人と子どもなど、多彩なかかしが並んだ。生活感あふれる姿に、来場者がカメラを向けていた。
同地区ではこれまで、住民たちが楽しみで作っていた「リアルかかし」を、まちおこしにつなげようと、さまざまなイベントで活用してきた。昨年から芙蓉の開花シーズンに合わせて祭りを企画し、かかしと住民が混在する「かかし村」の開村を宣言した。


 池田工業高校の文化祭は「池力|養氣陽気良気四九度目大祭り!」がテーマ。ものづくりの学びやならではの体験教室や福祉バザーなど、多彩なイベントで文化祭を盛り上げた。全国生徒が制作に携わり、約1万3000枚のタイルを使ったモザイク画の腰壁も、校内で披露された。
一般公開28日まで 大町北と池田工文化祭
 大町北高校と池田工業高校で文化祭が開催され、ともに27、28の両日、一般公開されている。学習成果など交えた生徒手作りの発表の数々に、保護者ら多くの住民でにぎわっている。
 ことしの大町北高校文化祭・第62回白樺祭は、地域と北高をつなぐ架け橋に、生徒一人ひとりの個性を大事にしたいなどの願いから「架楽Full(からふる)」をテーマに掲げ開催している。難民支援の一環で行うアジアフバザーや各クラスの展示発表が行われている。
 架け橋の思いを形にしようと一般公開の両日、来場者と作るつまようじアートの制作も進んでいる。
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