2011年9月3日(土)付


「つがる」収穫最盛期 大町市 JA大北が選別作業
 大北地域でわせ品種リンゴ「つがる」の収穫が最盛期を迎えている。大町市平のJA大北りんご選果場では2日、同市や松川村のリンゴ農家から集荷されたつがる約5400`、コンテナ300箱分が並び、選別作業が進められた。ことしの生育状況は味のバランスが良く、近日の昼夜の寒暖差で着色状況もいいという。
 つがるは現在大北地域内約50戸の農家が生産している。強い甘みのなかに程よい酸味があり、果汁が多いのが特長。集められたリンゴは大きさや色、傷の有無、センサーで測る糖度などで特秀、秀、優などに選別される。
特産品で地域活性化 新組織 推進室長に相澤さん 小谷村
 地場産業を振興し仕事確保を目的とする小谷村の新組織「特産品推進準備室」の設置にともない、このほど同組織の室長に元副村長の相澤保さんが選任された。1日、松本久志村長から相澤さんに委嘱状が手渡された。
 同組織は観光を柱とする同村の主産業が低迷し、少子高齢化などから限界集落・地域への危機感を強めた村が、特産品開発や地場産業振興などの分野で地域の活性化を専門・戦略的に促進しようと発足。相澤さんは昭和45年からことしの6月まで四十数年にわたり役場に勤務。総務課長や副村長を務め、地方自治振興に尽力した。村ではその功績を高く評価。豊かな経験を新たな村づくりに生かしてほしいという村側の熱い要望を受けて、このたびの就任が決まった。
色鮮やか涸沢の紅葉 写真展 手打そばかたせで
 池田町会染滝沢の「手打そばかたせ」(片瀬登美男店主)で30日まで、筑北村坂井の写真愛好家・若林昭さん(73)による写真展「秋の涸沢紅葉紀行」が開かれている。北アルプス涸沢岳の山頂をバックに広がる色鮮やかな紅葉など、豊かな自然景観を切り取った7点が並ぶ。
 若林さんは定年退職を機に、12年ほど前から趣味の写真撮影を本格化した。NHK写真講座で写真家の小口和利氏や阿南皓之氏に師事。県内を中心に山などの自然風景を被写体に撮影を続けている。
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9月の一覧
献血協力呼びかけ 白馬小谷両村へマスク贈る 白馬LC
 白馬ライオンズクラブ(徳竹禎三会長・会員22人)は2日、献血推進運動の一環として、小谷、白馬の両村にマスクを贈った。秋の献血時期に向け協力を呼びかけた。
 同クラブは、医療機関などの血液不足の解消に少しでも役立てればと、マスクなど寄贈による献血推進運動を十数年前から行っている。
 徳竹会長はじめ、献血推進運動委員長の福島義人さんら同クラブ役員4人が両村役場を訪れ、「一人でも多くの村民に協力してもらいたい」と呼びかけ、マスクを贈った。
「蔵酒原酒」最高賞を獲得 池田町の大雪渓酒造 全国普通酒コ
 池田町会染の大雪渓酒造(薄井敦行社長)はこのほど、2011年レギュラー酒コンクール(全日本国際酒類振興会主催)で、審査委員特別最優秀賞を受賞した。普通酒の品質を競う全国最大規模の審査会で、地元産米にこだわった「蔵酒原酒」が最高賞を獲得した。
 「蔵酒」は職人たちが「最も親しまれている普通酒だからこそ、高い品質を」と、大町市で生産された酒造好適米「ひとごこち」を100l使用。仕込みに困難さを伴いながらも、蔵の特徴となる辛口の味わい、くせのない香りに仕上げた。
生態系保全に汗 建設業協大北 アレチウリ駆除 松川村
 県建設業協会大北支部の青年部(丸山和夫部長)などは2日、外来のつる性植物・アレチウリの駆除を、松川村の乳川河川敷で行った。地域の環境を地元住民が整備する「アダプトプログラム」の一環で、生態系の保全活動に汗を流した。
 作業には青年部と協会加入事業所の営業職員でつくる礎(いしずえ)会、県大町建設事務所から約30人が参加。班ごとに分かれ、矢知橋から神戸橋まで約2`にわたって作業し、ひたいの汗をぬぐいながらつるを抜き取った。