2011年9月4日(日)付


聴覚障害者と健常者が協力 白馬村で人形劇
 白馬村のウイング21で2日、聴覚障害者と健常者で構成する人形劇団「デフ・パペットシアターひとみ」による人形劇公演「森と夜と世界の果てへの旅」が開かれた。
 同劇団は日本で唯一、聴覚障害者と健常者が協力して公演活動を行う劇団。障害の有無にかかわらず、人形劇の視覚的な魅力を最大限に生かし、新たな表現に挑戦した芸術性の高い舞台表現が感動を呼んだ。
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9月の一覧
秋の味覚 豊作の兆し 小谷村 栽培キノコ生育順調

 「『奥山で採る』から『里山で育てる』」をキーワードに、自然味にあふれた「きのこの里づくり」に力を入れている小谷村で、栽培キノコが順調な生育を見せており、豊作の兆しを感じさせている。夏の高温と初秋にかけての寒暖差、適度な降雨が良好な環境を作り出したとみられ、秋の味覚に大きな期待が持てそうだ。
テノール歌手長瀬さん招く 松川南保育園でコンサート
 松川村の松川南保育園は2日、祖父母参観に合わせ、信州安曇野草笛研究所を主宰するテノール歌手・長瀬博さんを招いたコンサートを開いた。世代が違う園児とお年寄りが、昔懐かしい草笛の音色や歌のステージを楽しみながら、交流を深めた。
 小中学校の教諭だった長瀬さんは憧れの声楽家を志し、仕事の傍ら国内外の声楽家に師事。幼少期から親しんできた草笛文化の普及にも取り組み、研究所を立ち上げて福祉施設や学校、保育園などで歌と演奏のステージに出演してきた。
 園内では、長瀬さんが草の葉の代わりにゼラチンペーパーを使って「ふるさと」などを演奏。ピアニスト・下川久美香さんの伴奏で、イタリアの民謡「オー・ソレ・ミオ」も披露した。巧みな演奏と迫力ある歌声に、聴衆が感嘆していた。
県内産の花とふれあう 大町北小アレンジメント教室
 県園芸作物生産振興協議会美しい信州の花推進部会は、小学生児童を対象に「花とふれあうフラワーアレンジメント教室」を県内各地で開いている。県内で生産されている花とのふれあいや花を贈る楽しさを体験するねらい。
 2日は、大町市の大町北小学校(金井伝校長)フラワーアレンジメントクラブのメンバーを対象に行い、見栄えの良いアレンジの基本やポイントを県生花商業組合員が指導した。
旧美麻南小中卒業生 還暦節目に版画寄贈 ふるさとに感謝
 大町市美麻の旧・美麻南小中学校の昭和38年度卒業生は3日、母校を継いだ美麻小中学校を訪れ、美麻を題材にした版画2点を寄贈した。還暦を祝う同窓会に合わせ、ふるさとに感謝と思い出に残そうと思いを込めた。
 南小中学校38年度の卒業生は35人。美麻に残るのは4人だが、まだ1人も欠けずに元気で暮らしている。学校は統合され、旧校舎も火災で焼失した中で、ふるさとへの恩返しの思いと、思い出のよりどころを節目に築きたいと企画した。