2011年9月7日(水)付


集落支援員 過疎進む地域サポート 小谷 深山さんに辞令交付
 過疎高齢化が進む農山村地域をサポートするために小谷村が初めて導入した非常勤嘱託員「集落支援員」にこのほど、黒川在住の深山徳文さんの採用が決まった。5日は同村役場で辞令交付式が行われた。
 集落支援員は行政による十分な目配りができない集落について、行政と住民を結ぶパイプ役。定期的な巡回や話し合いへの参加を通じ、地域の実情に応じた集落維持・活性化対策を村と協働で進める役割が期待されている。
大糸タイムス友の会日帰りバス旅行 ランチクルーズと都内名所散策
 大糸タイムス友の会(坂中正男会長)の東京都内日帰りバス旅行「東京湾ランチクルーズ 浜離宮・浅草寺・仲見世散策」は4日、行われた。募集2日ほどで満員となった人気の同旅行企画には、今夏、創刊65周年を迎えた大糸タイムスの愛読者80人が参加。客船からの眺望や都内の名所散策を楽しんだ。
台風12号の影響による荒天や雨が心配されていたが、途中、薄日も差すほどに天候は回復。メーンとなる東京湾ランチクルーズは、東京港・日の出埠頭(ふとう)から客船「シンフォニークラシカ」に乗船。フレンチのコース料理を楽しみながら、羽田空港やお台場など名所を眺めた。バス車内や客船から見える外装工事の終わったスカイツリーに歓声が挙がっていた。
放射能の恐ろしさ知って 「ヒバクシャ」監督語る アースデイおおまち
 放射能の恐ろしさを描いたドキュメンタリー映画「ヒバクシャ〜世界の終りに」の上映会(アースデイおおまち2011実行委員会主催、山上渡実行委員長)は3日、サン・アルプス大町で開いた。ゲストに監督の鎌仲ひとみさんを招き、世界で放射能の怖さと対峙(たいじ)してきた声を聞いた。
映画は、イラクでの劣化ウラン弾の被害など、世界の放射能被害者をドキュメント。目に見えない放射能が世界を汚染しているメッセージを発信している。
講演で、鎌仲監督は劣化ウラン弾の影響で子どもたちが被ばくしているが、経済制裁のために抗がん剤が届かないなど、イラクでの体験を述べた。世界で核が振りまいた絶望をを憂いた。
トップ切って運動会 白馬幼稚園 練習の成果披露
 運動会シーズンを迎えた3日、白馬・小谷両村のトップを切って、白馬村の信学会白馬幼稚園(中山晴隆園長、園児88人)で運動会が開かれた。近づく台風を吹き飛ばすように、子どもたちは元気いっぱいに日ごろの練習の成果を家族や地域住民に披露した。
 「元気もりもり・すすめ・はくばっこ」をスローガンに、頑張り宣言で心と体にやる気をみなぎらせて競技がスタート。かけっこやリズム、綱引きなど、14の種目に全力で取り組んだ。
 運動会の練習は、夏休み直前から行われてきた。個人競技のみならず、全員で行う団体競技も日増しに演技が上達。一人ひとりが主役となり、練習の成果を存分に発揮して頑張る姿が大きな成長を感じさせた。
左右確認正しく横断 交安協平女性部が園児指導 大町市
 大町市の大町地区交通安全協会平支部女性部(松田典子女性部長)は5日、交通安全教室を平公民館講堂で開いた。
地区内のりんどう幼稚園(西澤弥恵子園長)としらかば保育園(長沢育子園長)を対象とした恒例の取り組み。安全教育を幼児から取り入れ交通事故に遭わない意識を高めるねらい。
運動場で予定していた教室はあいにくの天候で室内で実施。着ぐるみが登場する寸劇や横断歩道に見立て白線を引いたシートに設置した信号機を利用し、左右、後方確認をしながら渡る正しい横断方法を指導した。
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9月の一覧
田園に響くスズムシの声 松川村西原 生息地で探索会
 松川村西原の中山間地事業西原南部(宮ア弘代表)は4日、地域住民が野生のスズムシを保護している生息地での探索会を西原公民館付近で開いた。
台風の予報を受けて3日の予定を1日延ばして実施したが、あいにくの雨模様の中、親子連れをはじめ約100人が訪れた。ちょうちんを手に灯ろうで飾られた生息地を訪れると、田園にスズムシの声が響き、自然あふれる安曇野らしい風情を感じさせた。