2011年9月9日(金)付


山留生OB交流の場に 小谷 古民家活用 地域とつながり
 かつてわが子に小谷村北小谷で山村留学を体験させた保護者が、住む人のいなくなった古民家をOBたちの集う交流施設として活用。20年に及ぶ活動の中で、OBやその家族が地域住民と培った途切れぬ絆が、過疎集落に新たなコミュニティーを創出し、活力をもたらしている。
 中心となっているのは神奈川県秦野市在住の浜田洋さん。村が21年続けた山村留学制度で、北小谷地区で運営された山村留学に子どもを預けた経験を持つ。
 交流施設はわが子が山村生活を送る中で、学校行事に来村する保護者の宿泊施設を確保しようと、地域住民の紹介で、当時の保護者会に呼びかけて無人の民家を借り受けたのが始まり。
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9月の一覧
明るい選挙ポスター審査 北安地事所10点選出 県へ
 明るい選挙啓発ポスター北安曇地方審査会は7日、大町合同庁舎講堂で開かれた。北安曇地方事務所管内の小学校6年生から応募があった112点を審査し、第2次審査(県審査)に提出する10点を選んだ。
ポスターは明るく、適正な選挙を行うためのもので、5月9日から8月26日まで管内小学校から募集した。寄せられた作品は明るい色使いで、「豊かな社会はこの一票から」、「自分の意見を」など投票の大切さを訴えている。東日本大震災の被害を受けて「日本が危ない、あなたの一票で変わる」、「未来へ」、「希望」など復興、再生を願うポスターも目立った。
大町の酒蔵を訪ね、味わう 第4回 北アルプス三蔵呑み歩き 10日開催
 大町市内の3社の酒蔵・市野屋商店、薄井商店、北安醸造を参加者が訪ね、地酒を味わい、本通り一帯を散策する「北アルプス三蔵呑(の)み歩き」(同実行委員会主催、薄井朋介実行委員長)は、10日午後3時から7時に開催される。参加証となる「きき猪口(ちょこ)」1000円。4回目のことし、さまざまな形で参加する協力店は75軒を数え、麻倉で「酒器展」、大町商工会館駐車場で「荷ぐるま市」が同時開催される。
放射能の危険性認識 みのり塾が公開講座 池田町

 池田町公民館は6日、生涯学習講座「みのり塾」の一環で、放射能の人体への影響を学ぶ公開講座を開いた。チェルノブイリ原発事故の被災者支援に携わった、信州大学医学部小児科の小池健一教授を講師に招き、放射能の危険性に対する正しい知識の普及を図った。
駅前景観 美しく 明治安田生命大町が清掃
 大町市の明治安田生命大町営業所(田浦俊克所長)の従業員でつくる、明治安田生命労働組合松本支部大町分会は6日、JR信濃大町駅前周辺や駅前の市営駐車場などを一斉清掃した。観光客や地域住民が気持ちよく利用できるように環境を整えた。
同労組が支部全体で社会貢献活動(フィランソロピー活動)の一環として取り組み、定期的に行っている清掃活動。作業には従業員ら約20人が参加した。雨上がりで草が抜きやすくなった地面から雑草を抜いたり、空きペットボトルやタバコの吸い殻などポイ捨てされているごみを拾い、景観を良くしていった。
村山くみ子分会長は「大町は観光地ということもあり、観光客の入り口となる駅周辺を気持ちよく過ごせるようにしたい。日ごろお世話になっている地域への感謝の気持ちを込めて清掃したい」と話した。