2011年9月10日(土)付


被災地の現状聞く
生の声から学ぶ 美麻小中学校
 大町市美麻の美麻小中学校の児童・生徒はこのほど、東日本大震災の被災地に派遣された市の保健師から、現地の話を聞いた。被災地の詳しい状況を現地を訪れた生の声から学んだ。
市役所からの派遣で4月と6月に現地を訪れた中村充子保健師と峯村加奈子保健師が訪れ、現地の様子を写真スライドで紹介。派遣された岩手県の陸前高田市では、約1700人の死者や約600人の行方不明者があり、人口の1割がいなくなったとした。
現地では避難所や仮設住宅などを回り、被災者への声掛けや支援を行った。その際に出会った、娘を亡くした両親や、母を亡くした子どもとその祖父の話、逆に励まされた話など、さまざまなエピソードを子どもたちに伝えた。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2010 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

9月の一覧
開放感味わい運動会 大町市 親子教室すくすく広場

 大町市大町公民館(勝野礼二館長)の未就園児親子教室「すくすく広場」は8日、市運動公園陸上競技場を会場に開いた。秋晴れの空の下、14組の親子が参加し、運動会で8種目の競技に挑戦した。
夏のような日差しが照りつけるなか、保育園の運動会さながらの内容で行われた。定番のかけっこや障害物競争、大玉送りや玉入れなど、親子で汗を流した。
無理なく続く健康法 きらり健康塾 インターバル速歩講座
 大町市、松川村、松本大学、国営アルプスあづみの公園管理JVで運営する健康講座「きらり健康塾」はこのほど、公開講座「インターバル速歩を学ぼう」を大町市の大町西小学校体育館で開いた。健康な暮らしづくりをめざし、無理なく長く続けられる歩行法を学んだ。
松本大学人間健康学部スポーツ健康学科の田邉愛子専任講師とそのゼミ生を講師に、3分ごとにゆっくりとした歩きと、大股で速いペースでの歩きを交互に繰り返すインターバル速歩の基本や理論を学んだ。
運動の際には、普段以上のある程度の負荷をかけなければ筋力向上にはつながらないと説明。インターバル速歩で、無理せずに筋肉に適度な負荷をかけることができるとした。実技では、速足の時は「1、2、3」のリズムで3歩目を大きく踏み出すことなど、歩き方のコツを教えた。
秋空の下快音響く JA大北友の会GB、MG大会
 JA大北年金友の会連絡会(立花健経会長)とJA大北は7日、第24回アルプスゲートボール大会と第16回アルプスマレットゴルフ大会を大町市運動公園で開いた。
大北管内から、ゲートボールに22チーム、
約130人、マレットゴルフには約130人の会員が参加。秋晴れに恵まれ、参加者たちはトンボ舞う秋空の下、快音を響かせ交流した。
友の会は、JA大北で年金取り扱いしている高齢者を会員に、会員数は大北全体で8000余人。取扱額は85億円にのぼるという。同大会は各会員の交流を行い、会員の健康増進と会の拡充につなげるねらい。
町民ボラが報告会 11日池田町創造館で
池田町創造館は11日、東日本大震災や県北部地震の被災地支援に取り組んだ、町民ボランティアによる合同報告会「わたし達は被災地に飛びました」を開く。住民に災害への理解を深めてもらおうと、被災地での体験談や報道されない現地の状況を紹介する。
報告会は地域に親しまれる施設づくりの一環として企画。被災地支援池田町民ネットワークや町社会福祉協議会、安曇総合病院、町民有志から、被災地で復旧作業や医療支援、物資の支援などに取り組んだ4人を招く。
来場者を交えた意見交換を盛り込み、被災地で必要とされている支援やボランティアの思いなども探る。