2011年9月14日(水)付


絆深め元気に競技 小谷小学校で運動会
 小谷村の小谷小学校(三ツ井仁校長、児童158人)で10日、校庭大運動会が開かれた。全校児童が紅白に分かれてリレーや短距離走、綱引き、騎馬戦など、さまざまな種目で熱戦を繰り広げた。
 開会式で児童会長の水嶋柚希さんが「震災で運動会ができない被災地の小学校を思い、運動会ができることに感謝を込めてがんばりたい」とあいさつ。自分たちの元気と勇気、粘り強さが被災地に届けとばかりに、練習に励んだ成果を存分に発揮して元気いっぱい競技に挑んだ。
 ことしのテーマは「最後まであきらめず勝利をつかめ小谷っ子」。あきらめず最後まで走りぬいた個人走やリレー、力を合わせてがんばった団体競技、体全体を力いっぱい使って表現した組み体操、チームの勝利を願って元気な声が大空に響き渡った応援合戦など、勝利はもとより、協力して取り組む活動を通して子どもたちの絆が深まり、一人ひとりの成長がうかがえた。
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9月の一覧
大カエデ色づき始め 池田町大峰高原 観光客出迎え準備

 池田町大峰高原の観光名所・大カエデが、色づき始めている。10月中旬から11月上旬ころまで、最盛期を迎える見通し。NHKの連続テレビ小説「おひさま」のロケ地としての知名度を追い風に、町観光協会などは大カエデグッズや地元特産品の販売などを企画し、観光客らを出迎える。
大町の酒 味わい にぎわい 北ア三蔵呑み歩き盛況
 大町市にある3社の酒蔵(三蔵)と市内本通り一帯で10日、「第4回 北アルプス三蔵呑(の)み歩き」(同実行委員会主催、薄井朋介実行委員長)が行われた。
参加者が「金蘭黒部」の市野屋商店、「白馬錦」の薄井商店と「北安大国」の北安醸造の三蔵を訪ね、地酒を味わい、本通り一帯を散策するイベント。午後3時の開幕から、参加証の「きき猪口(ちょこ)」を手にした大勢の参加者が集まった。
三蔵では自慢の地酒と趣向を凝らした企画を用意し、参加者を迎えた。
民謡、民話で地域語る 池田町五葉会がコンサート
池田町五葉会はこのほど、「ありがとうわが町ふる里コンサート」(大糸タイムス社など後援)を同町三丁目の浄念寺で開いた。地域文化の魅力を伝えようと、養蚕で栄えたかつての町を歌った「池田小唄」など、地元ならではの民謡や民話を披露した。
会場では五葉会と「邦楽グループ野菊」が、小唄を琴や尺八など和楽器用に編曲して演奏した。町内外から来場した約100人が、音色に合わせて「夏のさなかに真白き雪が 雪が降ったよな まゆの町」と歌声をあげていた。
伝統の奉納相撲 好勝負 小谷村 土谷諏訪神社で例祭
 小谷村土谷の土谷諏訪神社の例祭が10、11日の両日行われ、演芸と浦安の舞、獅子舞など伝統芸能が奉納された。11日は伝統の奉納相撲大会が開かれ、地区内の子どもから大人まで、幅広い世代の力自慢が参加して好勝負を繰り広げた。
 奉納相撲は30年ぐらい前は村内のほとんどの祭りで実施されていたが、しだいに少なくなっている。土谷地区は伝統の火を絶やすまいと、帰省者や氏子の親族にも広く呼びかけて参加を募り、氏子らが一致団結して奉納相撲を実施している。
長寿祝い敬老訪問 大町 最高年齢は104歳松岡さん
 19日の敬老の日に合わせ、大町市は13日、高齢者の祝賀訪問を行った。牛越徹市長は市内の100歳以上と100歳を迎える高齢者の計6人を訪ね、長寿の祝い金を贈った。
市内最高齢者は松岡勉江さん(104)。自宅で市長らをかくしゃくとして迎え、牛越市長は「必ず来年もお邪魔します」と声をかけた。
常盤上一の銀松苑では、同施設の利用者で最高齢でデイに通う北原いよ子さん(100)と入所している内田富美子さん(99)の2人を訪問。牛越市長が祝い金を手渡し、国や県からの賞状も贈った。2人ともうれしそうに喜んでいた。牛越市長は「本当にお元気でいらっしゃる。大勢と交流しながら過ごされるのは楽しいことではないか。これからもお達者でお過ごしください」と声をかけた。
市内で、ことし100歳を迎えるのは8人で、100歳以上と合わせて15人。