2011年9月21日(水)付


自然豊かな白馬疾走 初企画「トレイルラン」
 白馬村を会場に18日、初企画の「第1回白馬国際トレイルラン」イベントが開かれた。県内外から約740人がエントリー。雨上がりの自然豊かな白馬の地を駆け抜けた。
 トレイルランは山や大自然の登山道や林道(トレイル)を走る、マラソンと登山の要素を併せ持つスポーツ。同村は日本の近代登山発祥の地であり、長野冬季五輪アルペン競技のメーン会場になるなど国内外屈指のスキーフィールドでもあることから、地の利を生かしたトレイルランで、オフシーズンと言われるこの時期の観光振興につなげようと初めて実施。
 八方尾根、岩岳、東山といった、里山や天然のブナ林まで、あらゆるタイプの路面特性を持ったロング50`、ミドル27`、ショート18`の3コースを設定。昨今のアウトドア・ランニングブームとスタッフの熱意に押されるように、参加者の関心が高く初企画ながら大規模な大会となった。「震災に負けない」と、被災地からの参加も多く見られた。
日本の祭り写真展 池田の小林さん スペース・ゼロで
池田町の八幡神社例大祭にあわせ、二丁目町内会と二丁目商工会は22日から、同地区の自営業・小林三郎さんによる「日本の祭り写真展」をスペース・ゼロで開く。日本の伝統文化の保全につなげようと、全国各地の山車を写した300点以上を展示する。
小林さんは15年ほど前から、個性あふれる各地の祭りにひかれ、それぞれで山車の数や装飾の特色などを記録してきた。とりためた5000枚以上の写真から、高さ15bを超える石川の山車や、京都の豪華絢爛(けんらん)な刺しゅう幕を施した山車などの作品を出展。
写真展は、同地区の山車改修から10周年の節目を記念して企画された。
生活用品購入で支援 大町北高 アジアフバザー盛況
 大町市の大町北高校(永原経明校長)の伝統行事「アジアアフリカ難民支援運動(通称・アジアフ)」のバザーが15、16の両日、同校で開かれた。生徒や近隣住民が訪れ、お買い得≠ニなったさまざまな生活用品を購入。アジアフ活動に協力した。
同運動は、生徒が風呂敷を海外支援物資として集めた「愛の風呂敷運動」がきっかけとなった同校独自の活動。ことし27年目の取り組みで、テーマは「つながり 〜私達から伝える・広げる・繋げる輪〜」とした。11月ころに、マリ共和国へ物資を発送予定。
会場では、タオルなどの生活雑貨やぬいぐるみ、器など豊富に取りそろえた品物を格安で販売。訪れた人たちはよく吟味して、好みの品物を購入していた。
全国実年ソフト出場 大町市 昭電・平クラブ
 大町市のソフトボールチーム、昭電・平ソフトクラブ(金子善雄代表)は23日から25日まで青森県弘前市で開く第20回全国実年ソフトボール大会へ出場する。
同大会は全国の県大会を勝ち抜いた50歳以上のチームが集う。昭電・平は6月の県大会で前年度全国出場し3位となった箕輪チームを破り、決勝戦に進出。惜しくも安曇野倶楽部に敗れたものの、推薦枠で全国出場権を得て、県内からは安曇野倶楽部と2チームでの出場となった。
同チームは平の地域チームと企業チームが合併して誕生。昭和電工チームは5年前に全国出場しているが、合併してからは初めて。
優雅な舞い「太々神楽」 大町市 国宝仁科神明宮で例大祭
 大町市の国宝仁科神明宮(松井秀五宮司)の例大祭が19日、行われた。県無形文化財に指定される「太々神楽」の優雅な舞いが披露されるなど多くの参拝者を魅了した。
 太々神楽は能を取り入れた神楽で、剣の舞や岩戸神楽など7座から成る。仁科氏統治時代から、600年以上の歴史があるとされている。
能面や装束を身にまとった演者が舞台上で
歴史絵巻の世界を展開。参拝者たちはカメラなどを手に伝統文化を堪能していた。
ひと足早く新そば舌鼓 白馬村大出の「素木庵」
 白馬村大出の古民家風施設「素木庵(すきあん)」を会場に、17日から「素木庵新そば祭り」が始まり、ひと足早い新そばを味わう人々でにぎわっている。10月16日まで。
白馬を訪れる観光客らに自然体験プログラムを提供しているホテル五龍館・アウトドア部主催の企画。同所は同地区在住の大工、松沢弘さんが職人の技術を生かした日本文化を後世に残したいと一人で建てた古民家。近くには詩の小径と名付けられた木流川が流れる自然豊かな散策路があり、景観も美しいことから、信州の食を代表するそばと自然で白馬の魅力を発信しようと昨年から始めた。
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