2011年9月22日(木)付


ご当地キャラ集結し啓発 秋の交通安全運動
 秋の全国交通安全運動初日の21日、大町署や新潟県糸魚川署などによる合同交通指導所が白馬村通(かよう)の国道148号で開設された。
大町、糸魚川両地区の署員や交通安全協会員ら関係者約50人に加え、大北地域や糸魚川市などのご当地キャラクターも集結。ドライバーに、各地区特産品など配りながら交通事故防止を呼びかけた。
 合同交通指導所には、小谷村の「たりたりくん」、松川村の「りんたくん」「りんりんちゃん」、糸魚川市の「ぬーなちゃん」、「ジオまるくん」、両県警マスコットが並び、愛嬌(あいきょう)あるしぐさで交通安全運動の始まりを印象付けた。
雨にも負けず熱戦 白馬北・南小で運動会
 白馬村の白馬北小・南小学校で17日、校内運動会が開かれた。あいにくの悪天候で、両校ともプログラムを短縮しての開催となったが、児童をはじめ保護者や地域住民が一体となって運動会を楽しんだ。
 白馬南小学校(望月千惠子校長、児童119人)では、元気いっぱいの入場行進で競技がスタート。多くの声援に後押しされて、夏休み明けから練習を重ねた成果を存分に発揮。赤組・白組に分かれて対抗戦を繰り広げた。徒競走、綱引き、大玉送りなど、相手に負けじと熱戦が続き、種目を制したチームから歓声が上がった。
勇壮な神楽獅子舞 常盤の西山八王子神社
 大町市常盤西山八王子神社の秋の例大祭は18、19の両日、行われた。ことしは、獅子の体となる布部分「後かぶり」を約30年ぶりに新調。伝統の勇壮な神楽獅子舞が舞われ、地域の安全や五穀豊穣を願った。
獅子の補修には、「西山八王子神社神楽保存会」の伝承事業として申請した「きらり輝く協働のまちづくり事業」の助成金を利用。地域の伝統文化を守ろうと、助成金は浦安の舞の伝承などにも利用している。
18日の前夜祭では、祭典や神楽獅子の奉納が行われた。若キ連や保存会会員らが「した獅子」「なか獅子」「おこり獅子」の3部で構成する獅子舞や笛と太鼓のお囃子(はやし)を披露。近隣住民が集まるなか、おこり獅子では、獅子が激しい動きをみせながら子どもたちのもとへ近寄り、無病息災を願い、厄払いした。
平和への思い新た 戦没・満州開拓犠牲者を追悼 小谷
 小谷村はこのほど、おたり開発総合センター多目的ホールで「平成23年度戦没者・満州開拓犠牲者追悼式」を開いた。遺族や来賓など多数が参列し、第二次大戦や満州開拓で亡くなった村関係者の御霊を悼み、平和への思いを新たにした。
 松本久志村長は「過去を謙虚に振り返り、風化させることなく次世代に継承していく責任がある。不戦の誓いをした唯一の被爆国として人類の平和に全力を尽くし、御霊の安らかならんことを祈ります」と式辞。
 遺族会長の中村誠さんは「遺族の歩んだ道も厳しく長い歳月であったが、皆さまの身内であることを誇りに思って生き抜いてきた。ありし日の面影をしのびながら、御霊のふるさと小谷村の発展をめざし努力していきたい」と追悼の辞を述べた。
 参列者は祭壇に菊の花を献花し、共有する戦争への思いを胸に、戦没者の安らかな眠りを祈っていた。
白馬で伝統「七道面行列」 切久保諏訪神社の例大祭
 白馬村岩岳の霧降宮(きりふりのみや)切久保諏訪神社で19日、例大祭が開かれた。神事「七道面行列」をはじめ、伝統芸能「尾花踊り」、浦安の舞などが奉納され、多くの見物客でにぎわった。
 七道面行列は、人の持つ7つの煩悩を表したと言われる7つの面をつけた氏子が、本殿から宮司一行を先導して観衆を薙鎌(なぎがま)でおはらいしながら参道を回り歩く神事。交通安全や悪霊から身を守るなどの御利益があるとされている。
 行列が始まると、観衆は左右に分かれ、御利益にあやかろうと神妙な面持ちで頭を下げた。猿田彦命、獅子子面、大獅子面など迫力ある面に、泣き出す小さな子どもの姿も見られ、周囲の笑いを誘っていた。
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9月の一覧
池田の高瀬中 優勝 全力プレー 大北少年野球大会
 中信地域の中学生野球チームが競い交流する、第55回大北少年野球中学生選手権大会(大北少年野球育成協議会主催、大糸タイムス社など後援)は17日、池田町内と松川村内の各グラウンドで開いた。大北・安曇野の全8チームが熱戦を交わし、トーナメントを勝ち抜いた池田町の高瀬中が優勝を飾った。
 同大会は少年野球の育成を目的に年に2回行われる。秋の大会は3年生が引退し2年生を中心とした新チームによる試合で、新人戦に向けて経験を積む大会に位置づけられる。