2011年9月23日付

メイジャ・マクレ白馬　準優勝　スローピッチソフト大会
　白馬村壮年ソフトボールチームのメイジャ・マクレ白馬（池田光夫監督・部員17人）は、東京都でこのほど行われた「第７回日野原重明カップ　スローピッチソフトボール大会」60歳以上男子の部で準優勝に輝いた。５回目の出場にして初の表彰台にのぼった。出場全チームのなかから１チームだけに与えられるベストマナー賞にも選ばれた。
　日野原重明カップスローピッチソフトボール大会は「楽しく　健康　生きがいづくり」を掲げ､９月17､18の２日間で争われた。60歳以上男子の部には、全日本健康スローピッチソフトボール連盟に加盟する13チームが出場。スローピッチは、山なり投球などがルールとして定められている。

空き店舗　芸術活動拠点に　池田町　企画展で施設ＰＲ
池田町の工芸家や芸術家有志らは、中央商店街の空き店舗を活用し、芸術活動の拠点施設「Ａｒｔ＋Ｃｒａｆｔ（アートプラスクラフト）吉野屋書店」の整備を進めている。地元作家の作品発表や情報発信を通じて地域のにぎわいづくりを図る。11月の開店を目指す。
施設は町内外で作品展を開催してきた「池田遊酔計画」のメンバーを中心に準備が進められた。江戸時代に建造された木造建築を生かした整備をこころがけ、かつての店舗名にちなんで命名された。
八幡神社の例大祭に合わせ23～26日までは、大北安曇野の作家７人による企画展「現場でアート」を開催、住民に施設をＰＲする。残された店舗の備品を生かした空間芸術や、ＬＥＤライトを使ったオブジェ、木工など、多彩な芸術作品が並ぶ。午後６時から10時まで開場。

秋の特産品人気　白馬五竜スキー場収穫祭　25日まで
　白馬村の㈱五竜（駒谷嘉宏社長）は25日まで、白馬五竜スキー場で収穫祭を開いている。秋の味覚を集めた特産品販売をはじめとするさまざまな催しが来場者の人気を呼んでいる。
　エスカルプラザでは信州産リンゴやブドウなど、信州の秋を代表する果物を、産地の飯綱町（旧三水村）から直送で販売中。ナガノパープル、シナノドルチェなどのリンゴは、締まった果肉のシャキシャキとした食感と、みずみずしい口当たりが評判。「今年の出来も上々」と生産者は話している。
　選び抜いた素材に手間をかけて作った農産加工品も人気。このほか、小川村在住の邑一艸（ゆういっそう）さんによる、樹木の葉を使って絵を描く「葉画」の体験やそば打ち体験も楽しめる。
　アルプス平の白馬五竜高山植物園では、鍋の振る舞いや地元のコーラスグループの合唱、園内の無料案内や「ラッキーフラワーを探せ」などのイベントが実施されている。

〝収穫の秋〟　稲刈り盛ん　昔ながら　はざ掛け風景

　収穫の秋を迎え、大北地域で稲刈りが盛んになっている。黄金に輝いていた稲穂が刈り取られ、「食の秋」に向けて農家は書き入れ時の作業に追われている。
　松川村東松川の奥原健善さん（52）の水田ではこのほど、家族や近所の住民ら総出でコシヒカリの収穫作業。昔ながらのはざ掛けで稲を干す、秋の農村の風景を今も引き継ぐ。

４年連続県知事賞　清酒品評会　大町の北安醸造
　大町市の酒蔵・北安醸造（伊藤敬一郎社長）の吟醸酒「北安大国」が第58回長野県清酒品評会で県知事賞を受賞した。同品評会で４年連続の受賞となり、山﨑義幸杜氏（42）＝松川村＝は「４年連続の受賞、本当にうれしい限り。地元の米にこだわり、一年一年の積み重ねでできる苦労の結晶。この機会に飲んでもらいたい」と話している。
品評会には、県内の75酒造場から１６３種類の吟醸酒が出品された。審査は１審と２審で、審査員によるブラインド審査を行い、20品が県知事賞に選ばれた。
受賞した「北安大国」は、昨年収穫した松川村産の美山錦を使用、精米歩合40％で昨冬に仕込み、仕上げた。米の生産現場が地元であるため、天候や生育具合など米の生産状況にあわせて酒を仕込むことができたという。香りが良く、雑味のないすっきりとした味わいが特長で、山﨑杜氏は「日本酒のイメージが変わる。若者にも飲んでほしい」と太鼓判を押す。

華やか〝女みこし〟白馬と小谷　秋祭りピーク
　白馬村と小谷村で秋祭りがピークを迎え、各地ではっぴや古式ゆかしい衣装に身を包んだ氏子らが、みこしや行列で練り歩いた。白馬村飯田地区の飯田神明社では女性だけの女みこしが登場し、威勢のいい掛け声が集落に響き渡った。
　裏方に徹する女性たちにも祭りの表舞台で楽しんでもらおうと、氏子の呼びかけで３年前から始められた。初年度は有志の女性数名のみだったが、しだいに担ぎ手が増え、ことしは20人余が参加した。