2011年10月1日付

学習成果披露一般公開も　大北の中学校総合発表会
　大北地域の中学校は９月30日から１日の日程で、各校最大の行事総合発表会が行われ、一般公開している。生徒会が企画や運営にかかわり、それぞれの学校の文化や活動などを作品やステージ発表などで紹介する。
　大町市の大町第一中（五十川崇校長）は、「躍新～刻め鼓動を！51周年の新たな一歩～」をテーマに「第51回こぶし祭」を開いている。
　演劇部（高野菜南子部長）は主人公が忘れていた記憶を思い出し、新たな一歩を踏み出すストーリーの「あなたがかける明日」を全校生徒や保護者らを前に熱演した。

１００歳迎え足取り軽く　池田町長が長寿祝う

　池田町の百歳高齢者訪問は28、29の両日行われ、勝山隆之町長が本年度１００歳を迎えた堀の内の浅井志づ子さん、豊町の横川芳治さんら町内の高齢者３人の長寿を祝った。ことし、池田町の最高齢者は１０１歳で、本年度１００歳以上になる人は７人。

総合学習の成果披露　白馬･小谷中生が発表会
　白馬村と小谷村の中学校は30日から２日間の日程で、学習発表会を開いている。全校生徒の総合的な学習の時間での取り組みなどをステージや校内展示で発表し、保護者や地域住民に半年間の成果を披露している。
　小谷中学校（小林芳裕校長、88人）は33回を迎えたことし、「ＦＬＹ」をスローガンに開催。初日は村について、さまざまな視点から学ぶ同校独自の「小谷学」の発表などが行われた。
　白馬中学校（丸山強校長、２６６人）は、ウイング21を主会場に開催している。35回目のことし、「絆」をテーマに東日本大震災の被災地支援を決め、沖縄県のシンガーソングライター・ユキヒロさんによるチャリティーコンサートを企画した。
写真上＝小谷学を発表する１年生（小谷中）
写真下平和への願いを歌う生徒とユキヒロさん(白馬中)

大町やまびこフォトコン　村岡さんら入賞者９人表彰

　第33回大町やまびこフォトコンテストの表彰式が28日、大町市役所庁議室であり、最高賞の推薦に輝いた常盤上一の村岡清隆さんら入賞者８人を表彰した。
　推薦の村岡さんの作品は「やまびこ音頭　きれい！｣｡ステージ上の踊り手を見あげる子どもたちの目線を切り取った作品で、長靴をはいた子どもを取り入れながら雨模様だった当日の情景も表現した。

広域ごみ処理問題　大町三日町きょう開票　建設是非住民総意は　牛越市長｢意見尊重し検討｣
　北アルプス広域連合（連合長＝牛越徹大町市長）の大町市・白馬村・小谷村の広域ごみ処理施設建設問題で、建設候補地となった大町市三日町は１日夜、住民投票の開票を迎える。牛越市長は29日、定例記者会見で、「住民投票の結果を尊重する」としながらも、「重いものだが、結果はただちに広域連合の意思決定ではない。取り扱いを十分検討したい」と結論に含みを残した。

趣味のイラスト描く　池田町創造館中山さん作品展
　池田町創造館は10月30日まで、千本木台の幼稚園教諭・中山佳奈さんによるイラスト作品展をロビーで開いている。地域の隠れた住民芸術家に発表の場を提供し、親しみやすい施設づくりにつなげようと企画した。
　中山さんはこれまで、趣味のイラストを生かし、自分の気持ちを込めた手作りのプレゼントとして友人らに贈っていたという。２月には、かつて仲間とともに集った飲食店をモチーフに絵本「花山」を出版、地域のにぎわいをつくりだした経営者の若者２人を表現した。