2011年10月4日(火)付


黄金色の穂 収穫に笑顔 小谷村の棚田オーナー
 オーナー制度による棚田の米作りを取り入れている小谷村で1日、稲刈りが行われ、全国各地から集まった多数のオーナーが、黄金色に色づいた稲の収穫に汗を流した。
 オーナーたちは昔ながらの、手刈りと伝統的なはぜかけによる収穫作業に取り組んだ。数日来の雨でぬかるみの残る水田に足を取られながらも、地元の指導で手際よく刈り取っていった。「とびきりおいしい米になるぞ」と笑顔を見せていた。
 棚田オーナーは1年ごとに契約を結び、米作りを行っている。オーナー制度の導入により、村では田の作付面積が増え、休耕田の復活や地域活性化につながっている。ことしは約60組のオーナーが村全体で1fの広さの田んぼで米作りに取り組んだ。収穫した米は、村での脱穀、精米を経てオーナーの食卓に届けられる。
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10月の一覧
いのちの大切さ学ぶ 大町西小5年生赤ちゃんと交流
 大町市立大町西小学校(幅下守校長)の5年生26人は本年度、市人権教育総合推進地域事業を受け、人権教育の根本、「いのちの大切さ」について学んでいる。全4回の「赤ちゃんとの交流」を学習の一環に取り入れ、相手に対する優しさや思いやり、かけがえのないいのちについて意識を向ける。
初回の28日は、活動をサポートする、市子育て支援センターで、4〜9か月のあかちゃん親子9組と交流した。次回から行う児童ひとり対親子1組のペアリング交流を前に、あかちゃんのしぐさや様子を観察したり、お母さんとの会話を楽しんだ。
児童たちはまだ、言葉を発する前の小さな子とどうかかわれば笑ってくれるか、あかちゃんに触れたり抱っこする時はどうしたら良いかなど考えた。あかちゃんや保護者の気持ちや、自分の気持ちの伝え方をふれあいをとおして感じた様子だった。
育てたリンゴ収穫 松川小4年 総合学習で
 松川村の特産物「リンゴ」の成長を年間通して学んできた松川小学校4年生102人は28日、同村のリンゴ農家・平林昌彦さんのリンゴ園でリンゴの収穫を体験した。自分たちで育てたリンゴをもぎとり、秋の収穫の喜びを味わった。
毎年4年生が行っている学習。村農業委員会や営農支援センターが主催する「安曇野まつかわ農業小学校」で稲の成長について学習。総合的学習の時間の中で、引き続き農業に関わり、村の基幹農産物であるリンゴについても学ぼうと一昨年から行っている。児童らはことし5月から、長野県オリジナル品種リンゴ「シナノピッコロ」の木10本を管理し、摘花や果実の生育観察などを行ってきた。
気持ち込め ベルマーク 池工生 被災の小中学校支援に
 池田町の池田工業高校(春原武彦校長)生徒会は東日本大震災の被災地の小中学校を支援しようと集めていたベルマークの集計を29日、同校で行った。生徒や町民から寄せられた、被災地を支援する気持ちの込められたベルマークをまとめた。
生徒たちが「被災地支援のためになにかできないか」と考えていたときに生徒会顧問の三木舞子教諭がベルマーク集めを提案。校内に回収箱を設置したり、文化祭で行った福祉バザーに出品する品物を町民から集める際、同時にベルマークを集めた。集計したベルマークを、財団法人ベルマーク教育助成財団へ送ることで、被災小中学校が教材や備品に変えることができる。
北アルプス 初冠雪

 寒冷前線の通過に伴い日本列島の上空に強い寒気が流れ込んだ3日朝、北アルプスの上部も白く染まり、里からも初冠雪が確認された。青空に雲を従え白く染まった姿が映え、深まる秋を感じさせた。
秋の味覚に舌鼓 サンテインおたり きのこ祭り
 小谷村のサンテインおたりを会場に1、2の両日、「第11回きのこ祭り」が開かれた。マイタケの品評会やキノコの直売、キノコ料理バイキングなど、秋の味覚を求める多くの来場者でにぎわった。
 人気のバイキング料理は、レストランの開店と同時に多くの行列ができた。多数のキノコを入れたみそ汁や炊き込みご飯など、キノコをメーンとした和洋中の創作料理がずらり。目で楽しみ、舌で味わい、香りが楽しめる特製料理に舌鼓を打っていた。