2011年10月5日(水)付


小谷村 中谷郷おらが里で上演 獅子舞アレンジ創作劇
 小谷村中谷の農村体験施設・中谷郷おらが里で1日、伝統芸能の獅子舞を現代風にアレンジした創作劇「当世小谷田楽」が上演された。
 都市と農村の交流による棚田の米作りを取り入れている同村で、地元の若者有志が伝統芸能をもとに創作劇で村おこしをしようと企画され、3回目。
 これまで集落ごとに奉納されてきた伝統芸能が、創作劇で地域を超えて一つに融合し、観客を壮大な歴史の旅へといざなった。
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10月の一覧

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思い込めたハーモニー響く 大町市 信濃のうたごえ祭典
 「第55回信濃のうたごえ祭典inおおまち」(加藤善正実行委員長)が2日、大町市文化会館で開かれた。県内各地で年に1度開かれる同祭典は大町市では初開催。県内から集まったコーラスグループが、思いを込めたハーモニーを響かせた。
「ひびけうたごえ信濃路に!うたいかわそう安曇野で!」をテーマに開かれた今回の祭典には、県内各地から37団体が出場。地元からは「北アルプス合唱団」「フラウエンコール風」「コール和」が出場した。
参加者たちは、思い思いに練習を重ねてきたコーラスを披露。東日本大震災などさまざまな災害に見舞われた日本列島の人々に向けた願いや思いを乗せて「ふるさと」「夢をあきらめないで」などが歌われていた。同時にコンテストも行われ、上位4団体が「日本のうたごえ祭典」に出場する。
臓器移植 理解と協力を 腎臓病患者連絡協ら街頭啓発 大町・池田

 臓器移植普及推進月間の10月に合わせ、2日、「第31回全国街頭キャンペーン」が行われた。県内では、透析患者や腎臓移植希望者・医療関係者などでつくる県腎臓病患者連絡協議会(町田貴会長)が主催し、大北地域では大町市と池田町の大型店で実施。代替医療が確立されない中で、臓器移植への理解と協力を呼びかけた。
社協号ボラバス 被災地岩手で復興作業 大町から24人参加
 東日本大震災の復興を現地で支援しようと、大町市社会福祉協議会の「ボランティアバス大町社協号」は3日まで、岩手県山田町を訪れ、作業を実施した。大町からの24人の有志が現地の復興作業に力を貸し、被害の大きさや防災の大切さなどを改めて心に刻んだ。
作業は1、2の2日間、津波に流されたアパートや事務所兼住宅などで、跡地に残ったがれきの撤去や、側溝の清掃などの作業を行った。天候に恵まれた中で各日5時間ほど協力して作業し、けが無く無事に作業を終えた。家主らからは、「とても一人ではできませんでした」と感謝の言葉を受けとった。
大糸線各駅でおもてなし リゾートビューふるさと1周年
 JR東日本長野支社のリゾート列車「リゾートビューふるさと」運行1周年を記念し、大糸線沿線の各駅で1日、おもてなしイベントが開かれた。
JR信濃大町駅では、大町市観光協会や、JR協定旅館連盟北アルプス地区支部員などが垂れ幕を掲げ、乗客を歓迎した。大町レディースが秋の味覚、大町産のリンゴをプレゼント。歌や民話の語りなど、郷土芸能が披露された。お茶や漬物も振る舞われた。
JR白馬駅では、郷土食のおひょっくりが振る舞われた。地場産野菜たっぷりのユニークな鍋に乗客は大喜び。由来や作り方などを熱心に聞くなど列車の待ち時間を楽しく過ごした。このあと9、10、15、23、30日に白馬の郷土料理のもてなしを行う。
こだわりのSLに感動 白馬ミニ鉄道フェスティバル
 白馬村の「白馬ミニトレインパーク」で1、2の両日、「第5回白馬ミニ鉄道フェスティバル」が開催された。県内外の愛好家が自作のミニSLを持ち寄り、多くの来場者でにぎわった。
 同施設は森林の中に総延長1`の鉄道模型線路を敷設。鉄道橋やトンネル・立体交差・車両を修理する機関区など、屋外での走行を考慮した本格的なコースを完備している。フェスティバルには全国からファンが集まり、機関区には本物そっくりに細部までこだわったSLやオリジナル車両がずらりと並び、来場者を感動させた。