2011年10月7日(金)付


自然材料にリース作り 白馬村 木流川と親しむ会
白馬村の住民有志らでつくる「木流川と親しむ会」(浅香公夫会長)は4日、自然観察会を同村木流川親水広場周辺で開いた。子どもから大人まで参加者約60人が、森林で拾ったドングリや落ち葉など自然物を材料にリース作りを楽しみ、地元の秋にふれた。
 参加者は森のなかを散策しながら材料を拾い集め、会員から動植物の名前や特徴を学んでいた。円形に結んだクズのつるに、集めた木の実や花を貼り付け、自分だけの作品作りに熱中していた。なかには手にした袋に材料だけでなくカエルも詰め込む、好奇心旺盛な子どももいた。
同会は住民に木流川周辺の自然と親しんでもらおうと、従来からある起伏や森林を生かした環境整備に取り組んでいる。12年ほど前から年4回の観察会を開き、住民に地域の四季とふれあう機会を提供している。
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10月の一覧
田ゴイ捕り伝統ふれる 松川小3年生が農業体験
 松川村の子どもたちが農業を学ぶ「安曇野まつかわ農業小学校」(高田武校長)で農業を体験している松川小学校3年生112人は5日、同村の農家平林昌彦さんの転作田で田ゴイの引き上げを体験した。同村で昔から食されている田ゴイを捕り、伝統にふれた。
平林さんはことし7月に約1万5000匹の田ゴイの稚魚を水田に放流。水抜きした水田には約3か月で10〜20aほどに育った田ゴイが泳ぎ、児童たちは田ゴイの激しい動きにおっかなびっくりしながらも、元気良くはねるコイを両手でしっかりとつかまえていた。
地域へ感謝 清掃奉仕 北ア広域松川シルバー会員ら
 北アルプス広域シルバー人材センター松川事業所(梨子田耕所長)会員は3日、地域公共施設周辺を清掃整備する奉仕活動を行った。会員約60人が参加し、地域住民が利用する場所をきれいにした。
同村川西の野球場の草取りや福祉施設松香荘やゆうあい館周辺の木の剪定(せんてい)、草取りなどを行った。会員らは日ごろの仕事内容の技術を生かして、マツなどの庭木を見事な形に剪定。花壇の雑草取りや敷地内道路のごみを集めたり、隅々まで整えた。
同センター松川地区互助会が地域に日ごろの感謝を込め年に1回行っている奉仕作業。併せて会員の懇談会も行い、日ごろの活動を通じて感じていることやこれから取り組むことなどを話し合った。
被災地へ支援物資を 池田町民ネットが回収 7〜9日
 池田町の住民有志らでつくる、被災地支援池田町民ネットワーク(矢口稔代表)は7日から9日まで、東日本大震災で被災した宮城県女川町への支援物資を集める。場所は同町2丁目のスペースゼロで、冬期を前に、こたつやヒーターなどの暖房器具(石油暖房器具を除く)や義援金を募る。メンバーが21日から23日に、被災者へ直接物資を届ける。
5月に引き続き2回目となる支援活動。女川町は現在、がれき撤去が進んでいるものの、約2700人が仮設住宅で生活、約200人が避難所生活を余儀なくされているという。
必要な物資は、暖房器具などに加え、日用品、米、日持ちする野菜、リンゴなど。物資集めは各日、午前9時から午後4時まで受け付ける。併せて、仕分けや梱包(こんぽう)の作業を手伝うボランティアも募集している。物資は、仮設住宅地などで「青空市」を開いたり戸別に配布し、女川町民に提供する。
早くも年賀はがき到着 62万枚余 発売は11月1日から 日本郵便大町支店
 日本郵便大町支店(林泰弘支店長)に6日、24年用年賀はがき5種類62万4000枚が届き、早くも年末の慌しさを感じさせている。大北地区各郵便局に配分され、発売は11月1日から。
年賀状の全国総発行枚数は前年と同規模の約38億2000万枚を予定している。「人の心が、年の初めに届く国。」をメーンコピーに年賀はがきを心伝えるツールとしたいとしている。
「白馬そば祭り」にぎわう 11月下旬まで
 白馬村観光局が新そばの収穫に合わせて開催するイベント「白馬そば祭り」が村内各会場で始まり、新そばならではの味わいを求め、多数のそば好きでにぎわっている。
 白馬の冷涼な気候と清らかな水、澄んだ空気がはぐくむそばの産地・白馬をPRし、地域住民と観光客らの交流をはかろうと毎年行われている。11月下旬までの約2か月間、村を挙げて来場者のもてなしに取り組んでいく。
 各会場では手打ちそばのほか、そば粉や地域食材を使ったオリジナルメニューの「おすすめの一品」や、来場者へのサービス特典を実施。関係者は多くの来場を呼びかけている。