2011年10月8日(土)付


「ナラ枯れ」被害に防除対策 小谷村 山林所有者が講習会
 全国各地の山林で広まっている「ナラ枯れ」の被害に対し、原因となるカシノナガキクイムシの防除対策の現地講習会が4日、小谷村で実施された。村職員や山林所有者らが参加。村内2か所の山林で被害木を次への被害源にしない「被害木伐倒薫蒸処理」と、 枯死を防ぐため薬剤を注入する「樹幹注入」の2つの方法を紹介。
 ナラ枯れはカシノナガキクイムシという昆虫が媒介するナラ菌(カビの一種)により、道管が破壊され夏場に集団で枯れるもの。近年被害が増加し、大北地域では小谷のみならず近隣市村に南下の傾向にあるという。
「直接的な防除は難しいが予防は可能。守る木を決めて拡大させないことが大切」と話し、被害の状況と防除のポイントを説明した。
マレットで熱戦親睦 大町の老人クラブ連合会


 大町市老人クラブ連合会(上條昭雄会長)は5日、第35回マレットゴルフ大会を同市運動公園マレットゴルフ場で開いた。最高齢91歳の約140人が参加し、松林のコースに快音を響かせた。
和紙ちぎり絵 四季の風景 松島サークル いーずらで作品展 大町市
 大町市のしゅんこう和紙ちぎり絵松島サークル第16回作品展は11日まで、仁科町のギャラリー・いーずらで開いている。メンバー15人が手がけた作品約60点を紹介している。
作品は色紙サイズや壁掛けタイプの手頃な大きさから、20号の大作まで。季節の花や、植物をメーンとした四季折々の風景のシリーズ物、タイトル「遠野の詩」など東北地方にちなんだ作品も並び、作品をとおして被災地の人々を応援している。
優勝は中之郷、渋北、渋中 池田ソフトボール大会閉幕
 第39回池田町ソフトボール大会(大会長=勝山隆之町長)は4日、閉会式を池田町福祉会館で開いた。5月10日から町内22チーム約300人が3つのリーグに分かれ、熱戦を重ねた。
Aリーグは中之郷、Bリーグは渋北、Cリーグは渋中が優勝した。各リーグ上位のチームに、優勝旗やトロフィーが手渡された。
平林康男教育長は「多くの方に参加していただき感謝します。ことしは接戦で、決定戦まで行う試合運びとなった。来年は40回の節目、多くの方に参加していただきたい」とあいさつした。
育樹祭 森林に触れる 松川小5年生が間伐体験 中信森林管理署
 中信森林管理署(下堂健次署長)の行う育樹祭が6日、松川村の馬羅尾国有林で開かれた。森林に親しみ、森林を育てることの重要性に関心をもってもらおうと行っている事業で、身近な森林で間伐作業を体験し、森林や環境について学んだ。
松川小学校5年生約100人や招待者ら約30人が参加。植えられた木の生長を促すため、約100本のヒノキを間伐した。児童たちは、自分たちの何倍もの大きさのヒノキの根本に注意深くノコギリを入れ、伐採。苦戦しながらも丁寧に木を切り倒していた。
丈夫に育ち冬里へ 小谷村 紙すき牧場で下牧作業
 小谷村北小谷の「紙すき牧場」で、同牧場に夏の間預けられていた牛が酪農家の元へ帰る「下牧作業」が行われている。
 ことしは大北管内や糸魚川市を中心とした酪農家から委託を受けた乳牛、和牛のメス30頭余が放牧され、牛たちは標高850bから1200bにある43fの広い牧場でのびのびと過ごしてきた。約5か月の間に体重は多い牛で100`以上も増え、毛ヅヤも良く足腰も丈夫に育った。
 下牧を迎えた牛たちは、広々とした放牧場から囲いに誘導され、体重測定と妊娠確認を行ったあと、運搬車に次々乗せられて放牧場を後にした。
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