2011年10月14日(金)付


豊かな里山 整備に汗 白馬で「森づくり2011」
 白馬村内外の有志でつくるHAKUBA Team ’98は8〜10日までの3日間、同村落倉地区の里山で「森林整備ボランティア・森づくり2011」を開いた。活動に賛同した幅広い世代が全国から参加。チェーンソーでの間伐、枝打ちなどの作業に汗を流した。
 同会は長野冬季オリンピック・パラリンピックの時に白馬会場で大会を支えた全国各地のボランティアが中心となって発足。白馬村でのスポーツイベントのサポートや、次世代に里山の自然と文化を伝えるための環境整備ボランティアなどを続けている。
不戦の誓い新たに 池田で戦没者慰霊祭
池田町遺族会と池田町の戦没者慰霊祭と追悼式は13日、池田八幡神社境内の慰霊塔前と同町公民館で営まれた。参列者約50人が西南戦争から太平洋戦争までに亡くなった、403柱の英霊の冥福を祈った。
遺族会が主催する慰霊祭では神事が行われ、町遺族会の瀧澤弘一会長は「日本を守るために戦中を生きた御霊が安らかに眠ることを願います。平和で豊かな文化国家が英霊の方々のおかげということを決して忘れてはいけない」と述べた。
町主催式典では、参列者が黙とうをささげ、町や遺族会、自治会などの代表者が献花して不戦の誓いを新たにした。
25周年 松川響岳コンサート 大分の源流太鼓と競演
 松川村の「信濃国松川響岳太鼓」(茅野英太郎会長)はこのほど、結成25周年記念事業として、大分県由布市の「豊の国ゆふいん源流太鼓」とのコンサートを、松本市の県松本文化会館で開いた。日本屈指の太鼓との競演を通じて、磨き続けた技術を約1200人の来場者に披露、節目を祝った。
ステージは2団体による大太鼓で幕開け。響岳太鼓の代表曲「化心」では、鬼が舞台上を躍動しながらばちを振りおろし、迫力ある演奏で人間の心の移り変わりを表現した。源流太鼓も、一糸乱れぬ打ち込みとパフォーマンスで観客を沸かせていた。
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10月の一覧
風景楽しみ元気に疾走 小学生がトレイルラン 白馬村
 白馬村嶺方の「白馬きこりの道」を会場に、子どもたちを対象とした「第1回白馬きこりの道トレイルラン」が開かれた。小学生が多数エントリー。眺望の良い森林コースでさわやかな汗を流した。
 トレイルランは山や大自然の登山道や林道(トレイル)を走る、マラソンと登山の要素を併せ持つスポーツ。アップダウンのコースが人気を集めている。
 同大会は、きこりの道でアウトドアイベントを開いている若者有志が、子どもたちに白馬の美しいロケーションの中で走る楽しさを体感してもらい、このスポーツを白馬の文化として根付かせようと企画した。
 小学校低学年は1・5`、高学年は4`のコースを設定して実施。白馬三山と、白馬の街並みが一望できる高台のコースで、走りを楽しんだ。
独自の手法で絵手紙表現 白馬村岩岳で宮脇さん作品展
 大阪府の絵手紙作家・宮脇泰彦さんによる「みやちゃんの絵手紙展」が16日まで、兄の敏彦さんが経営する白馬村岩岳の山荘やまびこで開かれている。
 宮脇さんは、従来の絵手紙の表現にとらわれず、独自の手法で自分の思いを豊かに表現している。豪快で温かみを感じさせる筆さばきは定評があり、絵手紙の素晴らしさやコミュニケーションの大切さを見る人に強く感じさせている。
 会場では大阪の里山で間伐されたヒノキを、さまざまな大きさに製材したものに絵や文字を描く「板絵」、専用の画仙紙に描いた作品など、ハガキサイズから大作まで、さまざまな作品を展示している。
とっておき風景展示 ぴんぼけ倶楽部写真展 大町

 大町市平日向山高原の「くろよんロイヤルホテル」は、1階ギャラリースペースで市内の「ぴんぼけ倶楽部」による秋・冬の写真展を開いている。展示作品は同グループの会員が、大北地域を中心に秋・冬の風景を撮影した写真12点。
毎年いーずら大町特産館で作品展を開催、日帰り撮影旅行や写真講座など、精力的な活動を行っている。