小谷鎌池“水鏡” 紅葉見ごろ

 小谷村の鎌池(標高1190b)で、紅葉が見ごろを迎えている。カエデやナナカマドなどの鮮やかな赤や黄色が水面に反射し、秋真っ盛りの風景をつくり上げている。小谷村観光連盟によると、色づき、時期ともに例年並み。来週1週間が最盛期となる見通し。
 湖畔では、県内外から訪れた多くのアマチュアカメラマンが三脚を並べ、さざ波が収まるシャッターチャンスを狙っていた。
光沢と金のきらびやかさ 池田町北ア展望美術館 仁科典峰さん漆芸展
 池田町の北アルプス展望美術館(町立美術館・新美康明館長)安曇野ギャラリーで、同町の漆芸家・仁科典峰(本名・典子)さん(81)の漆芸展「安曇野の自然と結ぶ蒔絵(まきえ)」が11月13日まで開かれている。びょうぶや文箱、茶道具など小さな品にいたるまで約60点を展示。漆の光沢と金のきらびやかさのなかに丁寧な仕事ぶりを見せている。
 仁科さんは大町市常盤生まれ池田町育ちで、北安曇農業高校(現池田工業高校)の養護教諭を務めた後、木曽・平沢龍門堂の宇佐美六左衛門さんに師事して蒔絵を習得。同町会染の山中にこもり、漆を一から育てながら作品制作に取り組んだ。
新生「クレーピエ」17人 白馬商工会が認定試験

 白馬商工会が独自に認定する「白馬クレーピエ検定」が12日、同村役場で行われた。
 クレーピエはフランスの郷土料理のそば粉のクレープ(ガレット)の伝統の味を再現できる技術を持つ、専門の職人。村は独自の認定制度を設け、学科と実技で合格基準に達すると白馬クレーピエの称号が与えられる。ことしは6月からの養成講座で学んだ第5期受講生17人が、スペシャリストめざして試験に挑んだ。
健康維持に役立てて 信松会が松川村に血圧計 松本信金

 松本信用金庫松川支店の利用者でつくる親睦団体「信松(しんしょう)会」はこのほど、村民の健康維持に役立ててもらおうと村に血圧計2台と血圧計を設置する机を寄付した。
 信松会は、松川支店の開設当初から発足した親睦団体で、ことし設立20周年を迎える。村民の健康維持のために役立つものを、と昨年1年間、マレットゴルフ大会や講演会などの同会イベントでチャリティーを行い、集まった募金で血圧計を購入した。
大北の3人入賞 伝達式 信州ねんりんピック手工芸と写真 大町市
 60歳以上の県民による芸術作品のコンクール「信州ねんりんピック」文化・芸術交流大会で、大北地域の3人が入賞を果たした。大町合同庁舎で11日、表彰伝達式が開かれ、手工芸部門2点、写真部門1点の入賞作品がお披露目された。
 村岡清隆さん=大町市=が、北アルプスをバックに白馬村内を撮影した写真作品で長野市長賞を受賞。今溝正さん=池田町=は開いた麦わらを布に貼り付け、ボタンや鳥を描いた麦稈(ばっかん)工芸作品を作り上げた。
 花澤正子さん=大町市=は、パッチワークキルト作品で、手工芸部門奨励賞を受賞した。
 いずれも大会初参加での受賞となった。

2011年10月15日(土)付


山野草の奥深さ知る 小谷村公民館で講座最終回

 小谷村公民館企画の、いきいきライフ講座「山野草講座」の最終回が土谷地区石原公民館で開かれた。村内在住の山野草栽培名人・山崎重利さんを講師に、山崎さんの育てたシラネアオイの種まきを行い、栽培法を学んだ。
 シラネアオイは比較的標高の高い山地の林や雪渓などに分布し、熱心なマニアも多い人気の高山植物。花期の終わったあと採った種を苗箱にまいた。
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