2011年10月18日(火)付


自然、歴史触れながら 塩の道ウオーキング 小谷村
 信州小谷村北アルプス塩の道ウオーク(同実行委員会主催)が15、16の両日、小谷村を会場に開かれた。専用のストックを使って体に負担をかけずに誰でも手軽に全身運動ができるノルディックウオーキングの一層の普及を目指し、一般のウオーキング愛好者と、ノルディックウオーカーのコラボレーションを目指すウオーキング大会。
 「昔のおもかげを残す歴史と文化の古道塩の道コース」、「雄大な北アルプスの景観と紅葉のチップロードを回るコース」に、ゴンドラを利用して栂池自然園をガイドと歩く「プレミアコース」を加え、全国から訪れた多数の愛好家が紅葉の小谷路で自然や歴史・文化にふれながらのウオーキングを楽しんだ。
伝統継承と発展誓う 白馬高 創立60周年
 白馬村の白馬高校が創立60周年を迎え、節目を祝う記念式典が15日、同村ウイング21で行われた。生徒や教職員、OBら多数が出席して伝統の継承とさらなる発展に向けて力を合わせることを誓った。
 六川雄一校長は「白馬・小谷5か村の学校組合立として若者の育成と文化向上のため開校。ウインタースポーツ発展の一翼や、地域の新時代を担う人材を育成・輩出してきた。校舎も机もなく先輩が苦しい中勉学に励んだことを忘れず、恵まれた学習環境の中で勉学できることに感謝し、新しい歴史をつくっていきたい」と式辞。
 生徒を代表して上原愛香生徒会長が「地域のつながりを大切に、本校の特色を伸ばし、先輩の伝統を受け継ぎながら一丸となってまい進していきたい」と力強く決意を述べた。
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10月の一覧
福島の子どもと好勝負 南小谷地区で村民運動会
 小谷村の小谷中学校グラウンドで「第44回南小谷地区村民運動会」が開かれた。ことしは同村を訪れている原発事故の影響で外出を控えている福島県の子どもたちが保養する「リフレッシュ事業」の、一行が特別ゲストとして参加。スポーツを楽しみながら地域を超えて交流を深めた。
 リレーや綱引きといったおなじみの種目から、土のう運びや救助訓練を盛り込んだ「災害に備えて」、長さの違うひもをおみくじのように引き当てて縛りながらいち早くゴールをめざす「おみくじゲーム」など、地域色あふれるユニークな種目を、子どもたちからお年寄りまで幅広い世代が楽しんだ。
 チーム福島は多数の種目に参加。「校庭でのスポーツは久しぶり」と、地元住民に交ざって好勝負を繰り広げ、大きな声援が送られていた。
庚申講掛け軸展示 池田町 手打そばかたせ
 池田町の「手打そばかたせ」(片瀬登美男店主)で、地元・滝沢地区に伝わっている庚申講掛け軸の展示が31日まで行われている。庚申講仲間ごとに大切に保管してきた掛け軸12幅を一堂にみることができる。
庚申講はもともと中国から伝来した思想。同地区では、10戸程度の単位で埋葬を行う組織をつくっていた。現在は年の初めと終わりの庚申(かのえさる)の日に講ごとに集まっている。
地元食材手料理でもてなす 韓国絵本作家研修生が訪問 松川村
 韓国人若手絵本作家の研修生6人が松川村の安曇野ちひろ美術館をこのほど訪れ、地元板取地区の板取西部営農組合が歓迎交流会を開いた。農家が地元食材でつくる手料理でもてなし、交流を深めた。
交流は3年目。例年5月に行っていたが、地震の影響で時期をずらした。研修生は村内農家に宿泊し、同美術館で美術品の保存研修などを行い、松川小学校児童とも交流した。
歓迎交流会では、同村特産の米「鈴ひかり」や田ゴイのすずめ焼き、リンゴなどでもてなした。松川村そば組合が交流している、被災地・気仙沼から朝届いたばかりのサンマも並んだ。住民と研修生が、食卓を囲み和気あいあいと懇談し、秋の地元の良さを伝えた。同組合の榛葉良行組合長は「日本、松川村は収穫の秋。松川村自慢の味を味わってもらえれば」と歓迎した。
秋晴れの北ア山麓疾走 大町アルプスマラソン
 第28回大町アルプスマラソン(同実行委員会・大北陸上競技協会主催)が16日、大町市運動公園陸上競技場を発着地点に開かれた。秋晴れの空の下、昨年を大幅に上回る県内外のランナー3241人が北アルプス山麓を駆け抜けた。
 フルマラソンから3`ペアまで6種目で行われ、秋の深まる里山で爽快な汗を流した。フルマラソン壮年男子では大会最高記録が飛び出すなど盛り上がりを見せた。
 懸命に走るランナーの息遣いに、沿道からは「あと少し」「頑張れ」など大きな歓声があがっていた。