2011年10月23日(日)付


豊作の喜び体感 小谷保育園サツマイモ収穫
 小谷村の小谷保育園(山田圭佐美園長、園児57人)は18日、地域のお年寄りと一緒に育てた共同畑でサツマイモの収穫を行い、豊作の喜びを体感した。
 子どもたちの地産地消への意識を高めることを目的に、同村平間地区で農業を営む太田紀郎さんの協力で、毎年サツマイモを育てている。収穫を迎えたこの日、園児はつるなどを刈り取って準備した畑に入り、畝に沿って一列に並び、芋掘りを体験した。
 サツマイモが途中で折れたりしないよう、手作業で慎重に掘り進めていくと、土の中からビッグサイズのサツマイモが次々と姿をあらわした。予想を超える大きさに園児からは「大きくてすごいけど、掘るのが大変」と驚きの声が上がっていた。
紅葉の高瀬渓谷楽しんで 大町市 散策マップ制作
 大町市観光課は、高瀬ダム周辺や大町ダム・七倉・葛温泉周辺を絵地図で案内する「高瀬渓谷散策マップ」をまとめた。観光案内所やタクシー、インターネットなどを通じて配布し、紅葉シーズンを迎えた高瀬渓谷を楽しんでもらうねらい。
マップは、高瀬ダム周辺と、大町ダム・七倉・葛温泉周辺のA3サイズ2枚。インターネットではカラーの画像で公開している。不動沢つり橋や湯俣噴湯丘、竜神湖のパノラマや北葛沢の紅葉、新高瀬川発電所やエネルギー博物館、湯道の石仏群など、さまざまな周辺情報を載せた。
紅葉シーズンに合わせて、トレッキングやもみじ狩りなどで訪れる観光客を対象に、シンプルで多くの話題を掲載。市の情報提供者やタクシー運転手などからも情報を集めた。
高齢者の交通安全呼びかけ 大町、池田松川交安協 マレットと講話で交流
 大町地区交通安全協会と池田松川交通安全協会は19日、高齢者交通安全マレットゴルフ大会を大町市運動公園マレットゴルフ場で開いた。歩行中の高齢者の事故が後を絶たない中で、大北地域の多くの高齢者の親睦をはかり、交通安全の注意点を呼びかけた。
参加者は秋晴れのマレットコースでプレーし、昼食で交流。大町署交通課による高齢者の交通安全の講話や啓発DVD「光で命を守る」で、交通安全の注意点を学んだ。
県内での交通事故死者の中でも高齢者の事故が多く、特に夜間に家の近くで被害に遭っている。夜間の事故防止のために反射材や明るい服装などで出かけるよう呼びかけた。参加者には腕などに巻く反射材とLEDライトが参加賞として贈られた。
10年前の夢懐かしむ いけだっこフェス タイムカプセル開封
池田町の第6回いけだっこフェスティバルは22日、同町総合福祉センターやすらぎの郷で開かれた。10年前の前段イベント「第20回健康フェスティバル」で制作された「タイムカプセル」を開封。詰められた約900通の手紙に書かれた将来の自分の夢や町の展望など10年前の自分たちの思いを懐かしんだ。
同イベントは子どもたちの心の健康や地域や子ども同士のつながりを深めるために毎年開いている。数年前から、小中学生、高校生が実行委員となり、イベントを計画している。
「大北の魅力」白井さんと 国営公園北アルプスフェア
 国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で22日、「2011北アルプスフェア」が始まった。オープニングのグリーン対談では、環境問題への関心が高い女性歌手・白井貴子さんと、牛越徹大町市長、平林明人松川村長が、自然豊かな大北の魅力について思いを重ねた。
対談で、白井さんは安曇野を「穏やかな中にも山々がりりしくそびえ、日本の原風景があふれる場所」と表現。「食」や「花」などを題材に、大北の魅力について意見を交わした。
牛越市長は、自然という地域の魅力を磨くため、公園を地域に住む人が交流する場と位置づけた。白井さんは「花や木を植えるのは記憶や時間も植えること。自然のもとで暮らせば、花を大切にする人に育っていく。ともに成長したい」と、自然を大切に交流する場としての安曇野や公園にエールを送った。
3園合同で防災教室 池田の保育園 予防週間前に
 北アルプス広域南部消防署(長ア喜治署長)は20日、池田町の保育園3園の年長組を対象に園児防災教室を開催した。
 園児67人が参加し、防火に関するビデオを見た後、「火事だ!」と叫ぶ大声コンテスト、煙の中を通り抜ける煙体験や放水体験、タンク車との綱引きなど、約2時間防災に関するさまざまな体験をした。
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