2011年10月30日(日)付


晩秋の小谷満喫 東京都三鷹市民バスツアー
 小谷村観光連盟はこのほど、友好都市提携を結んでいる東京都三鷹市の市民と村民の交流を促進しようと、三鷹市民が同村と県内の名所・旧跡を訪ねる1泊2日のバスツアーを初開催。多数の参加があり、秋の紅葉が美しい小谷の自然や歴史を満喫した。
 松本城、安曇野わさび農場を見学ののち、小谷入りした一行は、千国街道塩の道の牛方宿周辺や栂池自然園を散策。村の歴史・自然に詳しいガイドの案内で牛方宿で先人の生活文化にふれ、栂池自然園では紅葉前線が高山から下部へと駆け足で下りてゆく晩秋の風情を楽しんだ。
池田堀之内で「かかし村」 本物さながら 臨時議会
 池田町堀之内で29日、1年間農作物を守ってきた「かかし」をねぎらう、かかしあげイベント「かかし村」が開かれた。釣り人や酔っ払い、子どもなど多種多様なかかし49体が立ち並び、訪れる人を驚かせた。
かかし村村長の松澤範明さんが仕事の合間に作ったかかしが話題になり始まったイベントはことし3回目。現在は堀之内地区住民有志約30人でつくる「信州安曇野堀之内かかし協同組合」で行っている。
ことしの目玉は「かかし村臨時議会」。村長や議員、傍聴人など本物さながらの討論≠繰り広げながらも、議場で弁当を食べていたり、居眠りしたりしているかかしもあり、遊び心が光った。ユーモアあふれるかかしに訪れた人たちは出店の豚汁なども楽しみながら思わず笑顔に。本格的な神事も行われ、かかしの一年間の苦労に感謝した。
大町訪れ森林保全体験 姉妹都市の立川市民
 大町市の姉妹都市、東京都立川市(清水庄平市長)から29、30の両日、立川市民による「大町森林保全隊」が大町市を訪れた。約40人の立川市民が都会から自然の森林豊かな大町市で、守るべき森林や自然環境の大切さを感じた。
訪れた立川の親子は、山岳博物館で昼食を楽しみ、好天に恵まれ北アルプスを一望する鷹狩山で、昨年清水市長が設置し小鳥が住んだ巣箱を清掃した。大北森林組合の指導で、紅葉が色づく展望公園に立川市木のケヤキや、クリ、コナラ、ヤマザクラなど45本と、アジサイ30本を植樹した。
ヒマワリの種 福島県へ 白馬中で里親プロジェクト
 白馬村の白馬中学校生徒はこの夏、放射性物質を吸収する効果があるとされるヒマワリを栽培し、種を福島県へ送る「ひまわり里親プロジェクト」に協力。このほど育てたヒマワリの種採り作業を行った。
 福島から種を購入して1530個余のポット苗から育苗。復興の願いを花に託し、校舎内に植えたヒマワリは大輪の花を咲かせ、生徒の心を一つにしてきた。種採り作業は枯れたヒマワリの花を切り落とし、1本1本から種を採った。花には黒い種がびっしり。生徒は重みに喜びながら黙々と作業に取り組んだ。 
 農林水産省の実証試験では、ヒマワリが放射性物質を吸収する効果は少ないという結果が出ているが、生徒は「ヒマワリを育てることで福島の人々を思い、少しでも力になりたいという気持ちが強くなった。やったことに意味があった。来年以降も続けて復興のシンボルとして育てていきたい」と話し、その成果に満足そうな笑顔を見せていた。
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10月の一覧
ポスターで火災予防=@大町消防署 市内の小中生表彰
 北アルプス広域大町消防署(伊藤和實署長)で27日、防火ポスターコンクールの表彰式があった。空気が乾燥し、火を扱う機会が多くなるこれからの時期に向けて火災予防を呼びかけるポスターが集まり、市内の小中学校から15人が表彰された。
 地域の防災意識高揚を図ろうと同署、市防火管理者協議会、大北地区中部消防連絡協議会が合同で毎年行い、審査している。ことしは昨年より多く、小学生から176点、中学生から27点の応募があった。
こだわりの味 新そば祭り 松川村 11月6日まで
 松川村恒例の新そば祭りが11月6日まで、村内の7店で行われている。各店舗をまわり、スタンプを集めると、抽選で無料食事券や松川産米などが当たる抽選も開催している。
ちろりん村横の清流庵では、手打ちそば限定30食を提供。新そばを味わった人は「コシがあって、香りも良い」と絶賛。松川そば祭り実行委員会会長の狩野泉店主は「水がいいので良いそばが提供できる。各店それぞれのこだわりの味をこの機会に食べてほしい」と話した。
新そば祭り参加店は、青崎山荘、ちろりん村・清流庵、かぼちゃやま農場、そば処こうや、手打ちそばつばくろ、すずむし荘「鈴音」、道の駅安曇野松川・寄って停まつかわ。