2011年11月4日(金)付


地域発展へ功績たたえる 大北市村で定例表彰式
 「文化の日」の3日、大町市、松川村、白馬村、小谷村の各市村で定例表彰が行われた。地方自治や芸術文化、スポーツなどの各分野で活躍したり金品を寄付した人など、地域の発展に功績のあった個人や団体が表彰された。
大町市では、JA大北会館アプロードで開き、28人を表彰。牛越徹市長が一人ひとりに賞状と記念品を手渡した。出席した受賞者が勢ぞろいし、記念の写真を撮影した。
夜彩る光と音のアート 大町市 安曇野市 国営公園でツインイルミ
 大町市と安曇野市の国営アルプスあづみの公園で3日から「ツイン・イルミネーション」が始まった。ことしは大町・松川と堀金・穂高両地区で同時開催。昨年を上回る合計50万球余のLED電飾で夜の公園が彩られる。
大町・松川地区は「サウンド・オブ・イルミネーション」をテーマに、音楽と光を合わせた動きのあるイルミを展開。空中回廊から見下ろす光の森「サウンドパーティー」、映像ショー「ムービング・スター」など。来場者は光と音のアートに見とれていた。堀金・穂高地区は「煌(きら)めく銀河」をテーマに、光のトンネルやギャラクシー・イルミ・ミュージカルなどが設けられている。
そば脱穀を体験 親子で体験隊「ど〜ずら」 大町
 大町市平公民館(郷津任史館長)の親子体験型講座「そばづくり親子で体験隊『ど〜ずら!』」はこのほど、ソバの実を体験農場で脱穀した。さわやかな秋空の下、4組の親子が昔の道具を使って作業に汗を流した。
3週間はぜがけソバは、茎を持つとパラパラと実が落ちるほどに乾燥した。なるべく実を落とさないようにと運び、足踏み式の機械で脱穀を体験した。昨年、経験済みの子どもたちは手際良くこなし、運動不足がちな保護者は必死にペダルを踏んでいた。
ソバは更に手回しの唐箕(とうみ)で分別し、風力で枝くずなどを飛ばして黒いソバの実だけを取り出し、20`余の収獲となった。次回の講座で石臼で粉にひく予定。
「推理小説の楽しみ方」 江戸川乱歩賞作家 遠藤さん講演 池田
 池田町図書館と町公民館は1日、読書講演会を同公民館で開いた。「プリズン・トリック」で江戸川乱歩賞を受賞した作家の遠藤武文さん(45)=安曇野市穂高有明=を招き、「推理小説の楽しみ方」と題して講演。「読書の秋」に推理小説を読む楽しさに触れた。
遠藤さんは中学生のころ、図書館で興味を抱いたアーサー・コナン・ドイルのシャーロックホームズシリーズ「四つの署名」を読んだことをきっかけに推理小説に没頭。平成21年(2009)に「プリズン・トリック」で江戸川乱歩賞を受賞、その後もシリーズを出版している。
講演で、年々幅が広がっているという推理小説のなかにも分類があるという遠藤さんは、トリック小説、サスペンス小説など傾向を解説しながら、自身の執筆活動では「分野にとらわれず作品を書いていきたい」と話した。遠藤さんおすすめの国内外作家の推理小説紹介もあり、来場者約50人は推理小説に親しんだ。
山岳博物館60周年記念式典 山岳文化の象徴 節目祝う
 大町市立山岳博物館の60周年記念式典は3日、JA大北会館アプロードで開いた。北アルプスのふもと大町で、郷土を象徴する山岳文化・自然の学術研究を集約する博物館の節目を祝った。
式典では、市民や来賓ら約200人が出席。山博60年の歴史を振り返った。記念講演会では、博物館史を研究する東京学芸大学の君塚仁彦教授が「大町山岳博物館の過去・現在・未来」と題し、全国的な視点から見た山博への期待を語った。
牛越徹市長は「きらり輝く大町のため山博の使命は山岳文化都市の形成。創設に奔走された多くの皆さまの志を忘れることなく、自然と人との共生するまちづくりにまい進することが重要な責務。これからも市民とともに歩み、親しまれる博物館であるために、皆さまのご支援ご指導を」とあいさつした。
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