2011年11月5日(土)付


小谷の伝説まとめ本に 「あづみ野・小谷の民話」発刊
 小谷村の民話・昔話や語り継がれた伝説をまとめた「あづみ野・小谷の民話」がこのほど発売された。あづみ野児童文学会(平林治康代表)のメンバーが、二十数年前から安曇野市や大北地域の民話伝承を地域ごとに刊行しているシリーズもので、同書は10冊目。登場人物のセリフはすべて小谷の昔ながらの方言をそのまま紹介。小谷らしい地域性が文中に存分に表現された、味わい深い内容となっている。
東北6県の工芸品200点 ちひろ美術館で手しごと展


 松川村西原の安曇野ちひろ美術館は6日まで、「『東北の手しごと』展−風土が培った生きる力と技−」を開いている。青森、秋田、岩手、山形、福島、宮城の6県の工芸作品200点以上が一堂に並び、ひとのぬくもりや暮らしがうかがえる。
特産品推進準備室 事業運営一丸目指す 小谷村職員が研修会
 小谷村は10月31日から、全職員を対象に庁舎内に新設した特産品推進準備室の取り組みを学ぶ研修会を開いている。地域づくりの柱として発足した準備室の、組織と理念に対し理解を深め、職員一丸となった事業運営を目指す。
村は観光業の低迷や少子高齢化、人口減少など地域の課題解決に向け、新たな産業や雇用の創出を模索する準備室を7月に開設。室長以下、公募で選ばれた地域おこし協力隊や集落支援員ら6人が、企画の検討や各集落の課題の聞き取りなどを行っている。
活動の結晶 芸術の秋彩る 大町市で文化祭と菊花展
 大町市文化祭(市・市教育委員会主催、本紙など後援)の展示発表は6日まで、市文化会館などで行われている。各会場で作品展やステージ発表など、市民が取り組んだ多彩な文化・芸術活動の結晶が公開され、芸術の秋を彩っている。
市文化会館ロビーやサンアルプス、フレンドプラザなどでの展示発表は、市内で活動する団体・個人から約1800作品が寄せられた。大町北高生による書道パフォーマンスの作品や、陶芸、油絵や絵手紙、生け花などの作品がずらりと並んだ。お茶席や生け花、フラワーアレンジやクラフト制作の体験コーナーも人気だった。
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11月の一覧
子どもたちの力作一堂に すずの音ホールで小中保展 松川
 松川村すずの音ホールで村内保育園、小中学生のポスターや書道の作品展が行われている。子どもたちが学校生活のなかなどで描いた絵画や書道など400点あまりの作品を展示。子どもたちの目がとらえた日常を見ることができる。29日まで。
子どもたちから寄せられる多くの作品をゆっくりと見てもらおうと、昨年から文化祭と分けて作品を展示している。
ホールには力強く枠にとらわれない色使いやのびのびとした描き方の作品が並んだ。禁煙友愛会が募集している禁煙を訴えるポスターや防火ポスターもあり、来場者に注意を呼びかけている。
菊花展 丹精込めた226点 優等首席者を表彰

市文化会館西側駐車場で行われた菊花展の表彰式では、秋香会の市内愛好者や菊づくり講習会の参加者が、丹精込めて育てた226点の鉢が並び、優等首席者が表彰された。
ことしは当初、不順な天候続きだったが、夏から秋にかけて天気に恵まれ残暑も少なく、花がよく開いたという。